Another


深夜一時 鏡の前でぽつりと 向き合い問いかける 

私これで正しいのと 


気まぐれに移る 雲の動きのような 
流行に飲まれ 今は大地を踏みしめている

大切な人の 記憶もいずれは 
失われていくの 泡のように音もなく

幾つかの時重ね浮ついた風に
飲み込まれながら今の私が居るの
誰かから見れば 無駄と思(おぼ)しきこと
それでもいつかは壁を 超える為の
ヒントになるよ だから今を認めたい


ニュースを見れば 今日の空は荒れるとか
 穏やかな気候は 午後に雷雨へ変わる 


急な気温の 変化に貴方は 
風邪などを引いて いないかと気を留める

真っ直ぐにただ 歩みを進めて
行けるほど強く なれてはいないけど

 折れそうな枝も 吹きすさぶ風に
ひたすら耐え続け 春を待つように 
いつか穏やかな 日々が訪れるはず 
それまでは貴方だけに 届けていたい 

数年後の街も あの花は咲いてるか 
そんな確証は 持てないけれど 

日々を彩ってる 言葉の端々が  

少しでも多く 伝わりますうに

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