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【採卵2回目】胚盤胞が2個できた、でも韓国旅行に行く

昨日、6月はじめに実施した2回目の採卵の結果を聞きに行きました。

1回目の採卵時は5個取れて、3個体外受精(ふりかけ)、2個顕微授精にしましたが
体外受精は3個とも受精せず。
顕微授精は1個正常授精しましたが、もう1個は異常受精し、結局いずれも胚盤胞までたどり着くことが出来ませんでした。

結果を聞いた私は病院で初めて大泣きしました。
先生から休息を勧められ、妊活を1カ月お休みしました。

それから、GW等もありなかなか次の体外受精ができなかったのですが、
6月のはじめに遂に2回目をやることに。

経過は前回より順調でした。卵巣も痛くならなかったです。
ヒト由来のレコベル®の自己注射が、自分には合っていました。
採卵前「今度は前回よりも沢山取れると思いますよ」と先生が言いました。
しかし、何と取れたのは5個で、前回と同じ…
顕微授精一択でした。

ショックで、帰りの車の中で泣いたものの、
絶食でお腹が空いていたので、気付いたら平日にしか開いていない
以前から気になっていたカフェの予約を入れていました。
段々ショックには慣れてきたようです。

前置きが長くなりましたが
前回と同じ個数だったので、今回も全滅だろうな…と諦めていました。

しかし、結果は正常授精した4個のうち、2個胚盤胞になり、
両方4AAと、グレードも◎でした。
顕微授精の場合、正常授精した卵の胚盤胞到達率は30%だそうです。
1個あれば良い方だなと思っていたので、思いがけず2個で嬉しかったです。

そして、次は移植…なのですが
実は移植時期に、母と妹から韓国旅行に行こうと誘われていました。
2人はこの時期でないと都合が合わないようでした。

移植を優先するか、旅行を優先するか…
直前まで悩んだのですが
私が下した決断は
・生理が来たら、採卵をもう1回やる(2回続けてやる※)
・その翌日または翌々日に韓国旅行に行く
・その間卵は凍結しておき、7~8月に移植する

※本来は胚盤胞が出来たら、続けて採卵は出来ないのですが
 私のように卵巣の予備能が低いと、先生の判断で特別に認められる
 みたいです。

でした。
いち早く妊娠したいと伝えていたので、先生は拍子抜けしていましたが
「胚盤胞は1カ月ぐらいで悪くなることは決してない。行ってきたら」
と背中を押してくださいました。

いち早く妊娠したいことに変わりはありません。
でも、私が電話で母に韓国旅行に誘われた時「もしかしたら行けないかも」と伝えたら
とても寂しそうにしていました。

先の見えない妊活。結果が必ず出るとは限りません。
もし妊活を優先して韓国旅行を諦めたら、
それはそれで後悔すると思いました。
よくよく考えれば、母は60歳。離れて暮らしているので
一緒にいられる時間は長くても20年ぐらいです。
もしかしたらもっと短いかもしれません。(考えたくないですが...)

人生をより豊かにするための妊活なのに
妊活を優先しすぎて、家族を疎かにしたり
自分の好きなことを諦めたりするのは、本末転倒だと思いました。

なので、今回は母との思い出作りを優先することにしました。

私は同世代の女性より卵子の数も少ないので
少しでも若いうちに卵を沢山取っておきたいというのもありました。
多分移植2回では妊娠しないと思うので…

夫とも相談し、韓国に行く決断を下した後、
3年ぐらい不妊に悩んでいた夫の同僚男性の妻が遂に、体外受精で妊娠したと聞きました。
今は毎日吐いていて、体重が5kgも減ってしまったとのこと。
(夫は私を焦らせる意図はありませんでした。)

それを聞いて、また焦って揺らいでしまいました。
辛い悪阻さえも羨ましく感じました。
夫に「羨ましいでしょ?」と聞くと「全然。他人は他人だから。
他人と比べるのはナンセンスだ」と言いました。

そうだ、会ったこともない他人だ。
他人の子供は羨ましくない。欲しいのは自分の子供だから。
そう気持ちを切り替えて、航空会社のウェブサイトを開いたのでした。




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