安息
やすらいでいたい
膝を抱えて ゆうるりと
水の中にふわふわと漂うように
守られていたい
切り離していたい
分け隔てていたい
ただ 今だけでいい
今だけ 何にも縛られることなく
自由の海に浮かんでいたい
少し疲れてしまった
気分だけ かすかに
ビジョンだけ 静かに
たった一人で
私は目を閉じる
浮かぶお腹のこそばゆさよりも
肩に力を入れなくていい心地よさに
少しだけもたれながら
幸福な幻想(まぼろし)に酔っていよう
頬を緩めて
浸っていよう
やすらかな夢に
やすらかな夢に
少しだけ
あともう少しだけ