おひつじ座15度 サビアン

毛布を織るネイティブアメリカン

赤く赤く染まる空を見上げながら、旅人は歩いていきます。

木づくりの家の前、木製の大きな織り機に目が奪われます。

織られていくのは幾何学的な何かの模様。

不思議なケープを羽織っている、ネイティブアメリカンとおぼしき女性が前に座って、慣れた手つきで何かを織っています。

織られていくのは下に敷いて座っているものと同じ、毛布のようです。

この夕焼けの空のような赤オレンジ色が今、織り込まれているところでした。

彼女は慣れた手つきで、一心に、心を込めて、頭の中にある明確なビジョンを着実に形にしていくようでした。

幾何学の模様は何かの物語のようで、彼女の頭の中だけにある完成形を見てみたいなと旅人は引きつけられるのでした。