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読んだり見たりな本や映画をご紹介。ゆるいものから深いものまで。
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記事一覧

『機動戦士ガンダム0083』感想

 本記事は、『機動戦士ガンダム0083~STARDUST MEMORY~』(以下、0083)の感想になります。…

35

あほは心のはざまに 【#あほあほ祭り】

今年も今日で終わりですね。それは今年のある日のことでした。 ――もういっそ、尼になるしか…

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『機動戦士ガンダム0080ポケットの中の戦争』感想

(2020.12.29更新) クリスマスの昨日観た『機動戦士ガンダム0080ポケットの中の戦争』(以下…

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自己を融かし役に生きる―『メソード演技』 感想

結論的に言うと、私にはこの本は合わなかった。 とくに感覚を使うという点に重きのある…

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忘れかけていたこと、大切なこと―『モモ』ミヒャエル・エンデ

モモは大事なものをとりかえしてくれた。『モモ』はそういう物語だった。 こんなにもモモとい…

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何て律儀な自己啓発書なの!ー『自分のための人生』ウエイン・W・ダイアー

近況コロナ鬱じゃないと思うけど、梅雨のじめじめした感じに、気圧の乱高下も手伝って、それだ…

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映画っていいよね。ー『ニュー・シネマ・パラダイス』

一人で映画を見に行くのが好きです。とくに田舎の映画館でほぼほぼ貸し切り状態で。 コロナがあって、少し落ち着いてきたけれど、まだもう少し勇気が足りなくて、それでも映画館で映画が見たいなあと思って、考えていたらこの映画が真っ先に浮かびました。 『ニュー・シネマ・パラダイス』(ジュゼッペ・トルナトーレ監督・1988年イタリア) まずテーマ音楽が印象的です。 耳を包んで、観る人の心をあっという間に映画の世界に運んでいく。 この映画で描かれることを箇条書きするとするならば、

数学の本を占いの勉強のために読んでみたー 室井和男『シュメール人の数学』

はじめに 私(見空)は 西洋占星術の比較的新しい解釈の仕方のひとつ、サビアンシンボルと…

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やみをなぞるー村上春樹『猫を棄てる』タイトル考

 村上春樹氏の新著『猫を棄てる』のタイトルの意味について考えていくのが本稿の目的である。…

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モーメント・ア・モーメント #猫を棄てる感想文

 著者は記憶の中の、棄てたはずの猫が戻っていた時の父親の表情の間(あわい)を、父親の幾重…

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はるかなる金曜日によせてvol.3

1 皆さま、何とかお元気でしょうか。久々に水曜日の夜更けにラジオ風味のnoteを更新しており…

7

「小さい私」を遊ばせて抱きしめてあげるー『クマのプーさん』

言わずと知れたクマのプーさん。 ディズニーアニメでも放送していました。 その原作は私にと…

6

不安な夜をたゆたう君から目が離せないー『ティファニーで朝食を』

ホリー・ゴライトリーは魅力的だ。 翻訳した村上春樹氏が述べているように、オードリー・ヘッ…

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たぐりよせる未来はきっと      ー『スタンフォード式人生デザイン講座』読了

幸せを選びとる 第9章のタイトルです。 この章に私は一番発見が多かったというか、度肝をぶち抜かれました。 (お急ぎコースで、はじめに→第9章→第10章→第11章→最後に で最初から一通り でもよかったかもと思うくらいのインパクトでした。) 私は「正解」というものが、どこかにあって、それは私の中にはなくて、違うところにあるのかもしれない、と思って随分長い時間を過ごしてきたように思います。 それで随分来てたんですが、感じるところがあって、「誰かのための正解」に当てはまる