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初めての休職

6月中旬から休職をしていました。
当然初めての休職なので(勿論これから先もなりたくないですが)実際になってみると「え、そうなの!?」と言う事も多く。。

備忘録と、これから休職するかも……という方向けにざっくり残しておく事とします。
※私は比較的短期で復職ができ、かつリワークプログラムなどには参加していません。その為かなり深く細かく書いてある訳ではありません。また、各企業や団体により規定が細かく異なる為、参考程度にお読みください。

【絶対に気を付ける事】
①復職までのリミットを確認する事
⇒これ会社によって異なると思いますが、休職が何か月を超えるとクビにするよ~という規定がある可能性があります。また、入社年数によって変動するパターンもあります。休職⇒退職の流れを考えている方は別として、復職を考えている方は要注意です。また、これも会社によって異なりますが、復職を申請したものの社内のフローが思った以上に長くリミット超えてクビ、というパターンもあるのでフローがどれ位かかるのかも確認しておくと良いです。
②休職中に副業やバイトをしてはならない
⇒休職しているので当たり前と言えば当たり前なのですが、景気の悪いこのご時世では貯金が出来ずに生活費が足りないという方もいると思いますが、副業やバイトをして収入が発覚すると傷病手当金の払い戻し命令や減額、会社との関係性が悪くなるなど何かと問題が出て来るので避けましょう。かといって、金銭面は生命に直結します。借入制度などもあるので機関に相談したほうが良いです。
③生命保険の審査に暫く影響する
⇒特に精神疾患(うつ病など)の診断が下りると、5年程度は審査に響くと言われています。しかしながら、その診断は降りているが投薬治療はしていなければOKなど、最近は診断書が出やすいご時世を踏まえてそこそこ審査が緩くなってきているようです。しかし完全にまっさらな状態とは比較にならないので、この辺は考慮しておきましょう。

【金銭面で気を付ける事】
①傷病手当金の支給は思ったよりも遅い
⇒傷病手当金の支給は思ったよりも遅いです。場所によると思いますが私の場合は支給まで3か月かかりました。また、毎月〆で提出するため尚更ラグが発生します。よって3か月は貯蓄のみで生活できる算段を立てておきましょう。また、給料が月末〆の会社であれば、どうにか頑張って月末まで働いて休職することで、満額の給料が翌月に支給されるはずなので2か月分までどうにか抑える事も出来るかな、と思います。
②傷病手当金=手取りではない
大体の会社員は、特別徴収といって住民税を給料から毎月天引きしています。しかし休職しているので、この特別徴収が止まります。つまり毎月自分が納税しなければいけません。と、言うことはこの傷病手当金から差っ引かれる事になります。(なんなら社会保険料とかも)
傷病手当金は大体給料の6割程度ですが、そこからこれらの税金をさっぴくと4割~5割と結構財政的には厳しいと言わざる得ませんので、覚悟しておきましょう。
③賞与に影響する
休職した期間にもよりますが、いずれにせよ賞与に影響します。
例えば1月~6月が査定期間で内3月と4月を休職した場合は、実質4か月分しか労働していないので、2か月分が差っ引かれます。。
次回の賞与はあまり期待しないように心つもりしておきましょう。。

【書類周りでやっておくと良い事】
①毎月提出するタイプの書類は、写真でもなんでもよいので書いた内容を保存する
⇒これをやっておくと、毎月「ここ何書くんだっけ」が無くなりストレスがありません。
②通院・投薬など休職の理由となった事に関してお金がかかった事は、必ずレシート・領収書を保管する
⇒適当にクリアファイルにつっこんでおくだけでも良いです。結構使います。

なんだかんだと長々と書きましたが、ぱっと見デメリットのほうが当然大きく見えますし、かなり損をしているように見えます(実際しているのですが)しかしお金は働けばまた稼げますし貯まります。
また、それ以上に休職して得る事も沢山あるので、休職した事は気にせずまずは自身の回復に時間を使いましょう。
ただ、それだけだと正直少し経つと逆に虚無になって病んでくると思うので、回復したらこれしたいな、という事をざざっとメモしておいて、ちょっと動けるようになったら軽い事から書き留めておいたメモの中身をやっていくのがオススメです。
もっと余裕があれば、長い休息期間を利用して何か資格を取ってみるのも「ただ休んだだけじゃない」というちょっとした自信になると思います。
また、休職の理由から「復帰したら次はこうしよう」と自分なりにまた同じ結末を踏まない為の工夫が見えても来るので、決してただただ力なく底まで落ちた訳でもありません。

これから休職、もしくは休職を考えている方で「後ろ向きな時間」「休職してしまった事を反省する時間」から、この記事で「前向きに立て直す時間」となる事を願っています。


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