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それって愛じゃん

foufouの試着会に行ってきた。

foufouというのは、Twitterで流れてきたファッションブランドである。

流れてきたツイートがこちら↓

https://twitter.com/foufou_marl/status/1174303216038662144?s=19

うわあ、すごくかわいい。というのが第一印象だった。


公式SNSの写真や、Instagramで検索してみた着用写真を見て、シンプルなデザインが素敵だな、と思ったし、代表のコウサカさんの文章を読んで、確固たる信念と誇りを持って服を作っていることがわかった。ぜひ着てみたいし憧れるなあと思ったけれど、およそ2万円という金額の服は、学生でバイトをたくさんしているわけでもないわたしにとって高価な代物である。

そんな服を出しているブランドが、地元札幌で、実際に服たちを手に取ったり着ることのできる試着会をするらしい。えっ募集期間は今!? 応募して着てみるだけタダじゃん!?
そんな流れで衝動的に試着会に応募したものの、一人で行くのもなんだかなと思ったし、一人だけ誰かを連れていけることがわかり、大学の友人でお洒落が大好きな子を誘って行った。

方向音痴を発揮したものの開始10分前に会場に着き、「早く着きすぎたねえ」なんて言いつつ、呑気に友人と会場の前の通路で自撮りしていたら「中へどうぞ」とコウサカさんに言われて会場へ入った。いやほんとすみませんでした恥ずかしい穴に埋まりたかった……

会場に入り、コートを脱いで荷物を預けたあと、試着会専用の注文サイトのQRコードが掲載された紙を渡された。奥の壁に大きな鏡が張られたシンプルな空間に、たくさんのお洋服がハンガーにかけられた状態で並んでいる。

恐る恐る服を手に取る。手が震えた。憧れていた服。シンプルなデザインの中に、たっぷりと施されたタックやギャザーの入り方が綺麗だ。生地がいいし、その生地をたっぷり使っていることがわかる。しっかりとした縫製がされていることも。

まずは冬用のコートを羽織った。わたし自身の骨格のかっちりさをふんわりカバーしてくれた。生地が少し薄め(分厚くはない)だからこそ、ふんわりしたシルエットでも着膨れしないし、軽い。丈が長いから、北海道の冬でも寒さを感じないだろう。

ボタンをしてベルトをしてみると、印象が大きく変わった。ウエストマークで脚が長く見えるし、ちゃんとウエストにフィットする。自分の骨格のいい部分を引き出してくれる。襟の折り方でも雰囲気が変わり、色んなお洋服に合わせることができる。
(とても欲しかったけど北海道の冬の歩道は雪で道幅が狭くなるので、ふんわりして丈の長いコートは向かない。実用を考え購入は見送った)

The Dress #15 ガンフラップワンピースを着てみることにした。サイトで見ていたときは購入を考えていなかった、シャツワンピースである。
(ヘッダーの写真、左がガンフラップワンピースを着たわたしである)

驚いた。袖を通した瞬間、まずしゃんと背筋が伸びた。そして骨格やスタイル━━あまり丸みがないし出るところがはっきり出ているわけではない━━が、むしろ収まりがよい。体を華奢に見せてくれる。ウエストの切り替えの位置が絶妙で、脚が長く見えるし、ウエストの一番細いところを引き出してくれる。

心なしか、自分に自信を与えてくれた気がした。
この服を着た自分を、少しだけ好きになれる気がした。

そして、この服を着て会いたいひとがいた。


試着会では、その他にも色々な服を着させていただいた。元々狙っていた服も着たけれど、結局、着ていて一番ときめいたガンフラップワンピースを注文した。
(到着が待ち切れないので、オンラインで即届くfoufouのスカートを買うか悩んでいる)



自分が好きな服を着て生きていくこと。
自分を好きにさせてくれる服を纏うこと。
その服に恥じない自分でいたいと思うこと。
自分が好きな服を着たわたしで、好きなひとに会いたいと思うこと。

それってきっと、紛れもない愛じゃん。


だからわたしは、これからも、着たい服を着て生きていく。




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