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ドルオタになって借金を背負った話 -地上アイドルにご乗車した件-

こんにちは!うなちゃんです!

今回はドルオタになって借金を背負ったお話をしています。
あくまでやりすぎた例の話です!
お金の管理をちゃんとしてないとこうなるよ…
という経験談なのでアイドルオタクは辞めとけ!という内容ではありませんのでご理解頂けると幸いです。
むしろドルオタはいいぞ!!もっとやれ!的な話もしますのでお楽しみに!

このお話は私個人的にも思い入れが強く、
是非色んな方に見てもらい一心で熱く、熱く!書かせて頂きました!

地上アイドル編メンズ地下アイドル編があります。
今回は地上アイドル編をお話します。
最後まで楽しんで頂けると嬉しいです!

では本題です。


1,出会いは些細な出来事だった。
うなちゃん、男子アイドルにご乗車。

LINEのプロフィールBGMを好きな音楽に設定できる機能を皆さんはご存知でしょうか?

男子アイドルのオタクにジョブチェンジしたきっかけはそれだったのです。

フリーター~短大時代の頃は在宅で乃木坂46のオタクをしていました。
当時の『乃木坂ってどこ?』を毎週欠かさずチェックし、2chのまとめサイトに張り付く毎日。
しっかりシングルも全type購入し、生写真も収集。
重た〜い腰を上げて全国握手会や個別握手会、アンダーライブに参戦したことも。
推しはまいやんでした。
ちなみに好きな曲は『世界で一番 孤独なlover』と『ロマンスのスタート』です。


…はい、話が逸れました。
ある短大時代の夏休みです。
ふとLINEの友達のプロフィール一覧を見て気になったのが『走れ!!!!超特急』のBGM。

あー、なんか聞いた事あるわ。
なんだっけ、検索しよ。


この些細な検索が
わたしの人生の大きなターニングポイントとなることなんて思いもしませんでした。

検索ワード:超特急

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※現在は5人グループです

…あーそうだった。ヴァンパイアヘヴンのエンディング歌ってたわ。
※テレ東の深夜ドラマだよ!エビ中の『禁断のカルマ』も主題歌でした!

2012年から活動してるんだ。
最初は路上ライブとかもやってたのね!
てかメンバーほとんど同世代やん。

色々と情報を仕入れる中で目に入ったのが、当時YouTubeで配信されていた

『超特急のふじびじスクール!』
※今は見れないかも…

…これを再生したのが最後でした。


いや!!!!
面白すぎるだろ!!!!(語彙力)

なにがいいかって超美少年たちが制服を着て体を張って(?)一生懸命番組内のゲームに挑んだりめちゃくちゃ楽しそうにしてるのが
なんかほんとに男子高校生のワイワイを見ているような気分で微笑ましすぎる…
そしてみんなカワイイ!!!!

さらにわたしはYouTubeでMVも続々発見。


おや…?さっきまであんなカワイイ!って感じだったのにMVではかっこよすぎん…?
え、てかこのボーカルの子達めちゃ良くね?


それからというもの、家にいても電車の中でも夜寝る前も朝起きた時もYouTubeでMVやふじびじを見続ける日々。


うなちゃん、見事に沼にハマりました! 

ワーイ!パチパチパチ!!!!

超特急のオタク、通称8号車へ華麗なる転身です!


さっそく1thアルバム『RING』を購入。
このアルバムは良すぎるのでみなさん聴いてみてね。
LINEミュージックとかYouTubeでも聴けるよ。

その時の最新シングルは『yell』で私が沼にハマった頃には特典会などは全て終わったあと…。

毎日情報をチェックしてると
なんとイルミネーションの点灯式にご本人たちが登場しちゃうよん!というイベントが!!!

え!行くしかなくね?!(行動力)


2,真冬のお台場。
念願の初現場!やっと会えたね…!!!

というわけでバイト先の友達から紹介されたオタクなりたてほやほやのお友達とお台場へ繰り出しました。

冬のお台場はくっっそ寒いです。
着いた時ははめっちゃキャッキャ!ウフフ!して楽しみにしてたのに…
始まるの待ってる時が寒すぎて本気で死にそうだった…。
※オタクは寒さや暑さ、強い風や雨の中でも行列に並んだり待機する生き物です。


さぁ!!御登場です!!!
オォッ…

心拍数は就活の最終面接並に早かった。





いや…顔綺麗すぎね?!?!

なんかふじびじで見てる彼らとは雰囲気違いすぎてゴボボボ(なにかが出る音)って感じ。
※それはそう、だってふじびじは少し前の番組なのです。

イルミネーションの点灯と少しのトークショーでライブとか直接触れ合えるとかでは無かったものの
『やっと会えた』ことに感激でした…

ンァー…イケメンすぎた…
なんて感傷に浸る暇なく新たな情報をオタクは探るのです。

なに?ライブがある!!行くべ!

となって乗車したライブでした。
会場は豊洲PIT。
ただ整番がクソだったのです…。
段差が低い会場なのでクソチビ野郎のわたしはほぼ見えず…当時は双眼鏡も持ち合わせていないのでその時は『会えたのに会えなかった』気分で終わってしまいました。


そんな中発売された2ndアルバム
『Dramatic Seven』

え?!東京と神戸でライブがあるだと?


秒で応募しました。
※ファンクラブには光の速さで入会



え?その前にツーショット会がある?! 
い、いかなくちゃ…ヌホホ…(汗)

そして迎えたツーショット会。
うなちゃん、人生初の遠征です。




3,神対応すぎる推しとの運命的な出会い

深夜23時、新宿。

当時の推し候補、バックボーカル1号車お父さん担当のコーイチくんに会いに行くために人生初の夜行バスに乗って名古屋へ向かいました。

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初夜行バスはマジで準備不足でした。
普通にお菓子食べちゃったし()
早朝5時頃、到着し栄の街でナンパ(?)されながらもネカフェに行っておめかしして…さあゆくぜ!!!!!


まーじでコーイチくんなんも喋らんwww  
いやパネルじゃないんだからww
ニコニコしてて可愛いけどサ!!!


…地上アイドルは乃木坂でも分かっていたことですが特典会の剥がしが高速スピードです。
13秒喋れたら長い方じゃね?レベル。
まあもちろんね、ろくな会話はできません。

名古屋でのツーショットはコーイチくんの券2枚しか持ってなかったわたし。

せめて推しの声は聞きたかったんだが…
割と悔しい結果に終わってしまいました。



が!それを覆したのが東京でのツーショット会。

サンシャイン池袋で運命的な出会いが起こりました。


顔が良すぎたのとめちゃ面白いやんという興味本位で応募したメインダンサー6号車元気担当のユースケくんとのツーショット。


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超絶神対応で泣きました。(ガチ)

ただニコニコ…してるだけじゃなくてめちゃくちゃ話しかけてくれる!!!!数秒しかなくても『わーありがと〜!きゃー!』って言ってくれる!!!なによりちゃんとオタクの目を見てお話してくれるのが嬉しすぎました。



ユースケくん、推し決定。


4,ただ、少しでも推しに会いたいだけ。
ついに借金生活の幕開け…


それからは怒涛の現場通いが始まります。

現場には推しカラーの黄色の服を着て行き
会場ではメルカリで調達した歴代ペンライトを両手4~6本振り回す日々。

アルバムツアーの神戸と東京のライブにきっちり乗車し、初の遠征を体験。

舞台上でライトに照らされてキラキラと輝く推しくんは
私にとっては夜の星よりも綺麗だと思えました。

行ける現場は全部応募して
少しでも多く推しに会いたい。
そんな一心で必死に仕事を頑張りました。

そんな中訪れたのが春の全国ツアー。
『Trans NIPPON Express』
全国23箇所で行われたツアーに21箇所も乗車したわたし。
毎週のごとく遠征し月に何回も飛行機や新幹線に乗り、ホテルを取り、夜行バスも乱用する日々。
そう。

これが私の借金生活の始まりなのです。

遠征費は節約しても多額になります。
往復交通費で約2,3人の諭吉は消えます。
ホテル代で数人の野口英世も消えます。
せっかく地方にきたんだからと言って美味しいご飯も食べます。あ、ついでにお土産も…
そしてオタクの命、生写真にもお金を積みます。
1セット10枚入り1000円を10セット購入しサイン入りの当たり生写真を収集。魅力的すぎるライブ限定グッズもしっかり購入。
もちろんバイト代だけじゃ賄えなくなってくるのです。
ツアーではトロッコが周遊したりメンバーが座席までくる演出もあり、良席を確保するために某チケ○○ンで高額な良席チケットを購入したりクソ席チケットを少し安く販売したりしていました。
※今は違法だから絶対ダメ!!

借金は最初はほんの軽い気持ちでした。

…大丈夫、頑張ってバイトすればすぐ返せる。
少しだけだから。


ツアー開催中に発表されたnewシングルの特典会ツーショット会やハイタッチ会にたくさん参加するためにTwitter上でも取引を繰り返し、何十人もの諭吉の旅立ちを見送りました。


同じツアー内容だけど推しに会えればそれでいい。
もしかしたら認知貰えるかも知れない。
またファンサしてくれるかも知れない。



『少しでも推しに会う』ために少しどころじゃない無理をしていました。

いつの日からか。
ライブを楽しむ純粋なオタクから
"推しに見つけてもらいたい厄介なオタク"
になっていたことにも気づかず。


あれ、わたしここにいるのに推しくん気づいてくれないの?
またあの子にレスしてる…いいな…


なんて自己中すぎる感情が生まれてきたり。


借金も借りに借りて、でも現場はあるから行きたくて。 


ああ、でも、もう限界だ…。


借金の痛みを知り本来の楽しみ方を失った私は現場を控えることにしました。
オタク友達のドロドロした人間関係の問題も相まって疲れてしまいました。 


趣味として楽しんでるはずなのに
なんでここに来て疲れないといけないんだろう…。


そんな中迎えたクリスマスから年明け期間の東名阪ツアー。
これまでのポップな雰囲気とは打って変わったバリバリにカッコよすぎる衣装とアー写。
生写真やグッズはもちろんだけど演出も新曲も衣装も全てがカッコよすぎる

『The end for biginning』

やっぱり超特急大好きだ。

推しやグループへの愛を再確認した私。
ほどほどでもいい、無理をしない程度にまた現場に行こう。

大阪から東京までの帰りの新幹線ではそんな楽しみで溢れた気持ちが生まれていました。



でもいつもとは違う雰囲気はそれだけじゃなかった。


5,推しのことは好きだけど…
突然すぎる悲報


2018年1月上旬。

現場後の感傷に浸っていた私へ飛び込んできたニュースは突然で悲しいものだった。



ボーカルのコーイチくんの脱退。
グループの要でもあるバックボーカルの離脱は本当に驚きを隠せなかった。
最初の頃に推していたこともあってショックで悲しくて…その日から数日間は友達と泣きながら電話したり目を腫らしながらもバイトをしていた。

それからしばらくはずーっと現場が無くて
1人悶々と考えていました。


決して推しがいなくなったわけじゃない。

でも私が愛していた超特急はもう"死んだ"のは隠しきれない事実なんだよな。って。



年明け前に応募していた春のツアー。
『Sweetest Battlefield』
これを機に超特急を下車することに決めた。


2018年の5月。
偶然にも初めてツアーに参加した
神戸ワールド記念ホールが最後の現場になった。

舞台上の空白。
7人いたはずのスペースに空白。

ああ、本当だったんだな。



辛さや悲しみを乗り越えた6人のパフォーマンス。
彼らは精一杯のチカラを込めて踊る、歌う。
魅力的すぎるにも程があるくらい綺麗だ。


5人のダンスをタカシくん1人のボーカルが支えながらも時折舞台音声の曲中から聞こえるコーイチくん声と会場に光る黒のペンライト。


そんな中でも推しはやっぱり輝いていた。
舞台上の彼は、眩しすぎるライトにキラキラと照らされて笑顔で、しなやかに、綺麗に、舞う。



…でもごめんね。
もう下車なんだよ。
私が好きだった超特急はもういなくなっちゃったんだから…。



涙が止まらなすぎた。


必死のパフォーマンス、大好きすぎる曲が羅列する神セトリ。


あー、そうだあの時のあのセトリ最高すぎたな。とか
武道館での推しがやばすぎたな(語彙力)
とか

思い出が『Flash back』される。


遠征しまくって超大変だったけどめっちゃ楽しかったな。
超特急は私に色んな景色を見せてくれたし、
普通の暮らしじゃ出会えなかった人達に出会えた。

引きこもりみたいにテレビばっかり見て1日潰してた、重たい腰を上げずに現場に行くことも躊躇してた、あのころの私が


全国を飛び回って1人でも新幹線や飛行機に乗りまくったんだ。

人生を180°楽しい方向に変えてくれた。


ありがとう。ユースケくん。
超特急に出会えて本当に良かったよ…。





このさきは好きな洋服を買ったり、好きなアニメを適度に見てコツコツバイトをして借金を返して、資格の勉強とかしたりして、頑張っていこ。

なんて気楽に考えていました。

あの日までは。


6,下車してパンピになった私!
リアル充実させるつもりが…?!


2018年、春。

データ入力のバイトとコンビニのバイトを掛け持ちして、ちゃんと借金に向き合いながらもパンピ(一般ピーポー)の生活へ衣替えしていこうと意気揚々の私。

好きな洋服を着て
毎日おしゃれして
好きなアニメをみたり
友達とカフェでお茶するような
今思い返せばキラキラしてて充実し始めていた時期でした。
(いや、マジでこの頃みたいな自分に戻りたい)


そんなある日、アニメのコラボカフェに行くためにスカイツリーへ来た友達と私。

カフェでご飯も食べてぷらっと館内を巡ってる時、私の人生をまた大きく変える出会いが待ち受けていました。



…この続きはメンズ地下アイドル編の記事でお話したいと思います!

もし気になった方はチェックして頂けると嬉しいです!

7,ドルオタはいいぞ!もっとやれ!


地上アイドル編いかがだったでしょうか…?

ドルオタも度がすぎてしまうとこうなってしまうよ!というお話でした。

でもこれはあくまで私個人の場合です。

ドルオタはお金の管理をきちんとしてほどほどに楽しめばめちゃくちゃ楽しい趣味だと思います!

おすすめポイントとしては

・ライブついでに旅行できる
遠征が多いグループだと自然と行ったことない所ばかり行くことになります。
ライブも楽しみながら旅行出来ちゃう!
石川県のお寿司やのどぐろが特に美味しかった〜!

・友達が増える
Twitterでオタク友達を探すのが一般的です。
現場で初めて直接知り合ってそこから仲良くなって現場終わりにご飯に行くのも楽しみの一つでした。
現場後なので感想を言い合ったり推しについて語り合う機会はオタクにとって最高のアウトプット場です!
友達のそのまた友達と出会う確率も高いので自然とお友達が増えていきます。

・仕事を全力で頑張れる+体力がつく
今日あと何時間頑張れば明日は現場だ…!
というケースが多いので、どんなに辛かろうが明日に楽しみが待ってれば人間なんだって耐え抜けるようです。
私はフリーターをしていたので
早朝:サンプリングのバイト
昼:掛け持ちバイト①
夜:夕勤掛け持ちバイト②

という今思うと死のスケジュールですがなんなくこなしていました。
※皆さんは真似しないでね!

・なにより簡単に幸せになれちゃう
生きてて『幸せ』を感じる機会って人それぞれかと思います。
オタクになると推しの画像1枚あれば簡単に幸せになれます。
推しのテレビ出演やらが決まった日なんかはTwitterでTLを荒らしまくるくらいお祭り状態になります。
オタクはチョロい生き物なので落ち込んでも推しが入ればマイナスの感情はサッとどこかへ消え失せるのです!

たくさん上げたいところですがざっとこんなもんでしょうか…


とにかくドルオタは楽しい趣味です!
たくさん現場に行けばより楽しめます!が、

無理をしない。


これだけは大事です
金銭面も体力的にも。
自分が気づいた頃には遅くて
無理しすぎて取り返しが付かなくなってます。


とても楽しい思い出ばかりだったのに後々長期間にわたって辛い思いをしてしまう
…なんてことにならないように。

偉そうなことを述べましたが
オタクについてはまだまだ語り足りません。

熱いドルオタ話をこの続きのメンズ地下アイドル編でもお伝えしていきます!
ご覧いただけたらとても嬉しいです!


ここまで読んで頂きありがとうございました!





































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