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『東京』しか知らなかった人生

東京在住の者にとっては家から徒歩数分のコンビニとか、満員すぎる電車とか、どこいってもあるファミレスとか


そういうのは当たり前みたいに思ってる


ひとたび、都心に来ればたしかに楽しいものはある

お金を払えば腐るほど美味しくて有名な飲食店がズラっと並ぶし

超高層ビルがドン!ドン!と構えて
夜になっても眠らない街は綺麗な夜景を見せてくれる

片手でスマホをシュッとするだけで家にご飯が届くことだって日常茶飯事みたいなもんだ

東京に住んで20数年

東京は『特殊』なんだって
恥ずかしながら大人になってから気づいた

同じ関東圏内、首都圏であっても電車で1時間すれば田園風景はそこにあった

夜になれば星が見える、カエルの声も聞こえる

空にはカラスや鳩とは比べ物にならないほどの翼の大きな鳥が羽ばたく

歩いてみても人とすれ違うことが少なく

『この街には自分らだけなのか』と錯覚させられることもある

そんな場所が日本にはいっぱいある
てかむしろそういう所がほとんどだってこと

井の中の蛙大海を知らず

まさにそれだと思った

昔読んだ漫画で、島から上京してきた主人公が

『俺は井の中の蛙だった』

なんて言ってたっけ
その逆の状態に今なってるところだ

オタクになって23都道府県を短期間で巡ったりして行動範囲と共に視野も広がったことで

冗談だろと思われるかもしれないけど
『無限の可能性があるじゃん』って思えた

危うく1度しかない人生を"東京だけ"で終わらせるところだった

働き方や生き方が自由なこの時代に
せっかくならば限りある時間の間に知見を広げたい

環境が変われば人は変わるってのは本当だと信じてるから


この夏にこの東京を去ることができれば
いや、去ってやろう


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