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わたしが救わなくたって世界は、

・私がロリィタだと思っていた概念、オートクチュールコレクションだった。
ということに、友達Sの家で雑誌を見せてもらって、気付いた。

ああ、
こんなきれいな服が、もう、この世界にあるなんて。
知らなかった。


・美術大学も文化服装も行けなかった。本当のファッションアウトサイダー。
ハイブランドって、茶色い生地にロゴがいっぱいあるやつのことなんだと思ってた。

友達Mからハイブランド専門のオンラインストアを教えてもらった。
蛍光ピンクのロリータドレスが世界のどこにも無いから死のうみたいに思ってたのに、ここではわりとそんなことってふつうで。
30万するけど。

服が3000円で売ってるから自殺しよう♬みたいなぐらい、もうなにもかもすべてが無理だった。ずっと。
でも、なんだ、
蛍光ピンクのロリータ作らなきゃ死ぬ人は、やっぱり30万で仕事をしていいんだ。そりゃそうか。

※蛍光ピンクのロリータドレスは無いです。ヴィトンブルガリグッチエルメスティファニープラダシャネルカルティエ世界中どんなに巡っても無い!!!!!死


・さっきインスタの広告で見つけたブランド。すごくきれい。
新作のコレクション、「makeup」というんだって。
正直、嫉妬した。ほんとうに久しぶりに、心の底まで焼けつくような嫉妬をした。
なんてロマンチックなんだろう。

なぜ、わたしに、この6文字の詩が、書けなかったんだろう。

異常発言であると自覚はしています。
でも。

現代のマリーアントワネットを描いたMoschinoのコレクションを目にしたとき、
肌やバストを強調したBillie Eilishの最新ヴィジュアルを目にしたとき、
わたしは思ったよ。

ああ、わたしが救わなくたって、世界は、きれい。


・わたしの愛せる"ファッション"なんてこの世にないから、生きてたって、そんなふうに絶望してきた。
この世にないから、服を作ってきたんだけど。

それは、要するに、
お洒落であることをまともに評価もできないほどすべてが野暮な世界で、たとえいつか評価を得られたところで、それが一体何になるのか。何の意義があるのか?
そういう話でもある。

では。
ほんとうにお洒落な服が、ジュエリーが、もう在るんなら?
それがちゃんと評価され、表舞台にあって、然るべき対価を得て、きらきら華やいでいるのなら?

今すぐにでも死んでしまいたい衝動に駆られるけど、
こんなスーパーキラキラカラフルクッキリ希望もそうそうないよな。

わたし、宇宙人じゃなかったんだ。


・>
「おっぱいのせいで10万人のフォロワーを失った。みんな私のおっぱいが怖いみたい」
(中略)
「みんな記憶や思い出にしがみついているけど、人間性を奪っているようなもの」と反論している。
日刊スポーツ 2021年9月26日)


ビリーアイリッシュ、フォロワー10万減ったってメディアが書き立ててた。
彼女が生まれ持った胸を出した理由、どう考えても女性ジェンダーへの単なる回帰や肯定ではないだろ、てか、それこそ「わたしらしく""らしく""生きるなんてバカらしい」という話だと思うんだけど。

Princess Human。お姫様だって人間。
わたしは人間なんだ、そう語るためだけに、肌や胸を隠して、名誉男性のように振る舞わなければならないなんて。
そのほうがおかしいよ。


・世界はどうだかわかんないけど、少なくとも、きっと誰かはわからない。やっぱりわからない。
どんなにほんとうの言葉で話しても、どんなにほんとうの服を着ても、わからない人はわからない。


・>
わかってない世界が無いと、わかってる私も要らなくなる。光がなければ影もない。あ、わたし闇属性なんで、影のほうなんですけど。
(アンチをミュートにしてみたら… / 過去のYoutube 2019/07/20)


・じゃあ、説明するしかないでしょう。

わたしが救わなくたって、世界は、きれい。
それでも、作らなければならない。語らなければならない。

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これまで完璧な猫画像になることを目指して人格を捨ててきましたが、生きた結果死ぬなら薔薇の寿命ですので、考えごとをむしろ書きます、これからは。元々はファンクラブ・ミルナギャルサーでございました。けっこう無料で読める記事多いんですが、定期購読いただけたらその応援の気持ちにウルトラスーパーハッピー♪になります

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