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色彩Ⅲ

色彩の連想

1つの色から様々な連想をすることができます。これは、私たちの記憶と物や感情が結びつくことで起こる現象です。また人や物を連想すること「具体的な連想」、感情や感覚を連想すること「抽象的な連想」にわけることができます。

赤、黄、緑、青色などの原色は比較的に連想するものが多く、オレンジや紫などの中間的な色相は比較的に連想できるものが少ないです。

地域や文化によって連想するものに違いがみられます。例えば、日本では

太陽=赤

と連想しますが、海外では

太陽+黄となります。

また、公衆電話が赤色という連想は、現代の日本では薄れつつあります。それは、携帯電話が普及した結果、公衆電話自体が少なくなり、記憶との結びつきが弱くなったからだと思われます。


主な色彩の連想(抽象的な連想)

赤(R) 情熱 革命 強烈 危険 エネルギー 熱烈 興奮 刺激 怒り

黄赤(YR) 陽気 快活 平和 若さ 暖かい 

黄(Y) 未熟 安全 幼児 支配 素朴 明るい

黄緑(GY) 新生 青春 陰鬱 平和 安らぎ 沈静

緑(G) 安息 新鮮 平和 希望 青春 親愛

青緑(BG) 冷静 深遠 神秘 理想 清浄 爽快

青(B) 理想 心理 学問 理知 沈静 冷静

青紫(PB) 神秘 気品 高貴 幻想 孤独 寂しい

紫(P) 古典 高貴 上品な 優雅 失望 高位

赤紫(RP) 濃厚 強烈 甘美 華やか 虚栄 興奮 権力

白(W) 潔白 清潔 無垢 白紙 無

灰(Gy) 陰鬱 地味 渋い 疑い 悲しみ 暗い

黒(Bk) 夜 恐怖 不気味 悪 神秘 罪 罰


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