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行きたい場所へ飛んでいけるその日まで、今いる場所で心地よく生きていく。

年に一度は海外へ行くことにしている。
ちょっとしたバカンスであり、わたしにとってのご褒美だ。

今年も2月末から3月上旬あたりにドイツとイタリアへ旅行をする計画を立てていた。
ところが、どうやらヨーロッパに行くのは厳しくなりそうだという空気になり、雲域が怪しくなるどころか大嵐のような状況になり、結果これは無理だということで旅行を断念した。航空券やホテルの手配をする前に決断したことが幸いだった。

次第に日本にもその空気は拡がり、国内の移動も自粛をせざるをえない状況になった。今は家にいることが一番大切だと思いつつ、閉塞感を感じることが苦しかった。

今も移動したことに対して発信しづらいなあと思うことがある。
もうなにが正解なのかもわからないし、正解なんてないのかもしれない。それとも自分自身の言動が、わたしのとっての正解なのかもしれないとさえ思う。
こういうときだからこそ、しっかり自分で考えて、自分の心地よさを追求していくことが大切なんだろうな。わたしの前にレールなんてない。

日本での生活がちょっと息苦しくなったときに、年に一度は海外に出てリフレッシュしていたが、今はそれができない。いつ海外に行けるようになるのかもわからない。でも、そのいつかは必ずくると思って、今は日本での、今の自分の生活をしっかりと営んでいかなければならないなと思った。

前にこういう文章も書いた。

今の楽しみは、毎日豆から挽いたコーヒーを淹れること。この夏はおいしいアイスコーヒーの淹れ方をマスターしようと奮闘している。週末野心学で習ったことにより、難しそうと敬遠していたアイスコーヒーがおいしく淹れられるようになってきたのがすごく嬉しい。


家の畑で育てた野菜がたくさん実り、それを毎日おいしく食べられることも幸せのひとつだ。畑からとれたての野菜はみずみずしくておいしい。この夏は、きゅうりとトマトとナスは贅沢なほど毎日のように食べることができた。

昨日は家で食パンをつくってみた。ちょっと塩味が主張していて外側がパリパリだったので、フォッカッチャ風の食パンになってしまった。次はもう少し甘めの食パンが作れるように試行錯誤していきたい。

デザインやライティングスキルに関しても、春より少しずつ成長できていると思うことが増えてきた。できることがひとつずつ増えるのは、生きているんだなあと実感できて嬉しく思う。

こんな風に今いる場所でしっかり生きていくことが、今のわたしに必要なことだと思っている。
心の余白と気持ちに余裕をもって、できることからではあるが、自分の心地よいと思うことをやっていこう。生きていこう。

いつかまた、あの場所へ飛んで行けるように。


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