消費ではなく、生産する趣味を
やってみたかった仕事。
営業、スタイリスト、芸能マネージャー。それから、YouTuber。
最初に挙げた3つを断念したのは、難聴が大きな理由でした。でも、YouTuberは一人でやるなら会話は必要無いし、耳が悪い私でも出来るなぁと思っていました。
とはいえ、容姿にも声にも自信がない。カメラもなければパソコンもない。当然スキルもない。何より、なんとなくこわい。
やらない理由はいくらでもありました。
毎日毎日YouTubeをみて。
憧れを抱きつつ、4年が経過。
◇
最近、大好きなYouTuberが「なんでもいいから動画をアップしてみてほしい。深く考えずに始めてみてほしい」と言っているのを聞いて、その瞬間、自分の中で何かが変わりました。
そうか、とりあえず始めてみればいいのか。
カメラもパソコンもないけど、iPhoneはある。
顔も声も出さなければいい。
そうとなれば、
こんな動画を撮りたい。
あんな動画も撮りたい。
次から次へと溢れてきて、その日は眠れませんでした。その日のうちに三脚をAmazonで注文しました。
次の日に三脚が届いて、iPhoneのインカメラで撮影して、アプリで編集して。
そう、とにかく編集がすごく楽しくて。
毎日少しづつ。作品作りをしているような、愛しいような気持ちになりました。
30分の素材をカットしてカットして、5分ちょっとの動画になる。この余計な部分を省いていく作業が、まるで文章の添削にも似ていて、楽しかったです。
少し直せば、少し良くなる。昨日見て問題なかったけど、今日見たら気になるところがあって、また直す。それの繰り返し。
顔も声も出さないから、映像だけで飽きられないためにはどうすればいいかな、とか考えてみたり。
発信をしたくてYouTubeを始めてみたけど、予想外に編集が楽しくて、編集したいがために素材を撮らないと!と思っています。
◇
もともと私の趣味は、YouTubeを見たり、ドラマを見たり、小説を読んだり、美術館に行ったり、スポーツ観戦したり、ライブに行ったり。
誰か作り手がいて、それを消費するような趣味しかありませんでした。だから何かを生み出す趣味が欲しいとずっと思っていて。絵を描いてみたり、お菓子を作ってみたりもしたけれど、続かず。
だけどYouTubeは消費したものが、自分の中で消化されて、動画として生み出される。自分にすごくマッチしていました。
YouTubeを職業にする気持ちはないし、自由気ままにnoteを書くのと同じように、動画をつくっていきたい。ずっと蕾のままでいい。この蕾を大事にしたい。
これが最近の週末の楽しみです。
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