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障害のある私の転職活動〜いつ障害を伝えるのか?

私は重度の感音性難聴です。中途失聴です。
人工内耳手術をしていて、人工内耳を装着しているときは、慣れれば聞き返しながら会話ができます。読唇術も使っているので、昨今のマスク生活では聞き取りに自信がないです。
ちなみに人工内耳を外したら何も聞こえません。

※人工内耳の説明は難しいですが、すごく簡単に書くと、補聴器をしても言葉の聴き取りが出来ないので、頭の中に機械を埋め込んで脳で聴いてるイメージです。

3年半前に初めての転職活動をしました。
障害者雇用ではなく一般の転職活動です。

当時私は、障害を伝えるタイミングについて、
①書類選考で伝える
②書類選考では伝えず、面接で伝える
の2パターンがあると思っていて、転職エージェントには②の書類通過後に面接で伝えたいと言いました。

なぜなら、私は自分に自信があったからです。会ってさえもらえたら、フォローができると思いました。

でもエージェントには「書類選考の段階で伝えた方が良いと思います」と言われました。

エージェントの意見は下記でした。

  • 職務経歴書がよく書けている

  • 私がどんな実績を上げてきたのか、何ができるのかがわかる

  • だから障害が理由で落とす会社に面接に行く必要がない、時間が勿体ない

  • 実際に話した雰囲気(聴こえの状況)はエージェントからも補足します

そう言われて確かにな、と思って、書類選考で伝えることにしました。

結果的にこれが良かった理由は2つあって、1つはエージェントの言う通り、無駄な時間を費やさなくて済んだことです。

もう1つは、書類で障害を伝えた後に面接で落ちた場合、面接がマッチしなかったと素直に捉えられることです。(実際には障害が理由なこともあるかもしれませんが)

もし、書類で伝えず、面接で初めて伝えた場合、落ちた理由が“障害なのか別に理由があるのか”がわかりません。
面接で落ちる絶対数が増えると思いますし、疑心暗鬼になり落ち込みます。

過去の人間関係で、聴覚障害のことをなかなか伝えられなかった時「もっと早く言えば良かった」「最初に言えば良かった」と思うことがほとんどでした。

転職活動でいうところの“最初”は書類選考だと思います。それが自分の正直さ、素直さのアピールになるとも思います。

書類選考を通過する上でポイントだったと思うのは、客観的な事実を伝えることです。職務経歴書は具体的な成果を中心に書きましたが、エージェントが聴こえについて伝えてくれていたのも良かったと思います。

ちなみにエージェントが何と伝えてくれていたのかは知りません。自分の聴こえが客観的にどう思われているのか知るのがこわかったので。

あくまで私はこう思いました、というだけなので、障害の種類や程度、仕事に対する向き合い方、性格によって違うと思いますし、正解はないと思います。そういう人もいるのね、くらいで思っていただければ幸いです。

書きたいことは以上です。

こちらのnoteを読んだ際に私はこうでしたーとコメント書きたいなと思ったのですが、長過ぎたので自分のnoteに書いてみました。


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