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①SMTMに現れた少年に私が惚れ込んだ理由

初めて彼を見たとき、あまりの可愛さに「やっべえ!!赤ちゃんみたいな子がいる!!可愛すぎる!!」と叫んでしまったのを、今でも覚えている。

彼の名はジョ・ウチャン
SHOW ME THE MONEY Season6に、【小学6年生】という若さで挑んだ少年だ。
韓国では数え年で年齢を言うため、当時彼は【13歳】と紹介されている。

ぱっちりとした二重にきれいな鼻筋、そして小さい顔と、何よりこの愛嬌。

ビジュアルがいいのは言うまでもない。
なぜなら彼は、番組内でこそ公にしなかったが、当時CUBEエンタテインメントという大手芸能事務所で練習生をしていたからだ。

ただしラップの勉強を始めたのは番組に参加する少し前で、期間としては1年未満だったそう。

当時プロデューサー陣の一人だったDok2(ドキ)さんも同じ歳でデビューしていたことと、デビュー当時の彼とウチャニがよく似ていたため、番組ではよく『Little Dok2』とも称されていた。

少し話は逸れるが、この年はDynamic Duoチーム、ZICO&DEANチーム、Dok2&Jay Parkチーム、そしてK-HIPHOP界の生きる伝説とも言われるTiger JK&Bizzyチーム、と4組のレジェンド級プロデューサーが参加し、歴代トップクラスに豪華だった。

その分彼らの見る目は厳しいし、対アマチュアであっても決して妥協しない。
彼らのオーラに飲まれて実力が発揮できず、落とされた参加者も山ほどいたのだ。

そんな中での、ウチャニの登場である。

可愛いでしかない。
最初に彼を見たとき、本当に近所の子供を見ているような親近感と愛くるしさを覚えた。
と同時に、大御所達に圧倒されて飲まれないかも心配した。

しかし、その心配は杞憂だった。
なぜなら、年齢からは想像がつかない程上手かっただけでなく、驚くほどに肝が座っていたから。

「Fakeラッパーたちに向けた歌です」

なんて恐ろしい子……!!!」という感想に変わるまで、遅くはなかった。
むしろ一瞬だった()。

歌詞の構成がしっかりしているし、言葉選びも大人顔負け。
発声がクリアでライムもまとまっている。
しっかり大人達を煽る要素まで詰め込まれている。
小学生に化けてるだけで本当は高校生くらいなんじゃないかとすら思った()。

Dynamic Duo(以下ダデュ)のゲコさんが、「君の才能に賭けよう」と、1次予選通過の象徴でもあるネックレスをウチャニの首にかけた時、全ヌナ達がホッとしただろう。
それくらい、一瞬で人を惹き付ける魅力が彼にはあったのだ。

そこからの快進撃は凄かった。
2次予選
3次予選(32秒から)
若さゆえの成長の速さ、吸収力、
そして愛くるしさと大人っぽさの間で揺れる彼の人柄、
数々の視聴者たちが彼の才能に惚れ込み、応援した。

そして12,000人でスタートした予選から40人以下に絞られた時にプロデューサー陣から、各チーム5人、合計20人のみ、誰を自チームに参加させるか発表される。
ウチャニを選んだのは、ダデュチームだった。
Dok2さんもウチャニを欲しがっていたが、私は「愉快なおじさん達の所でのびのび育ってね!」と思っていた(何目線)。

そしてチームミッションが始まる。

1/n という、私が大好きなダデュチームの課題曲
ぜひ見て欲しい。ウチャニがやばい。
他チームのヒョンヌナ達が片っ端から驚きっぱなしなのである。

そして、本来ならこの課題曲で5人から1人だけ落とされるのだが、ウチャニは無事通過し、次のディスバトルへと歩を進める。

(②へ続く)

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