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音声の体験(VUX)をデザインする楽しさと難しさ

こんにちは。Voicyでデザイナーをしている京谷です。
今回は音声サービスのUX/UIをデザインする中で、音声特有の課題となる点TOP3を紹介したいと思います。

視覚的な情報で完結するサービスでは考慮しない点もあるので「そんなこと考えてデザインしているんだな〜」と楽しんで読んでいただけたら幸いです。

1. コンテンツの探索と発見

YoutubeとPodcastの探索の比較

音声コンテンツは視覚的なコンテンツに比べて検索と発見が難しく、ユーザーが興味のある新しいコンテンツを見つけるのが難しいことがあります。
視覚的な要素を含むコンテンツ、例えばYoutubeであればサムネイルを見てパッと「これ面白そう」と思って再生しますよね?しかしながら、音声においてはタイトルなどのテキスト情報と、発信者のプロフィールがUIで表示できる最大限の要素です。
この最小の要素を持って、「これ面白そう!聴いてみたい」とユーザーに興味を惹かなければなりません。
これは、UX/UIデザインにおいて優れたコンテンツ推薦システムと効果的なキュレーションが必要であることを意味します。

2.視覚的なフィードバックの欠如

ユーザーは音声のアプリを使っているとき、特に視覚的なフィードバックが少ない状況で操作を行います。No.3にも繋がりますが、音声を聴きながら別の行動を行う「ながら聴き」利用がメインとなっているためです。
これはデザイナーにとって大きな挑戦で、ユーザーが行った操作が成功したかどうか、または何をすべきかを理解するのがを、適切なインタラクションで伝える必要があります。

3.バックグラウンド再生

音声コンテンツははしばしばバックグラウンドで再生され、そのためユーザーはアプリと直接的に対話しないことが多いです。そのため、UX/UIデザインにおいては、ユーザーが音声を再生し続けるためのコントロールを提供しつつ、他のアプリケーションとのシームレスなインタラクションを可能にする必要があります。
音声コンテンツを聴いているユーザーに次のアクションを促したり、途中で操作が必要になる場合は、音声もしくは触覚などのインタフェースを使ってアテンションする必要があります。

これらの課題を解決することが、イノベーティブな音声体験の提供につながります。生みの苦しみはありますが、日々試行錯誤をしながら、プロダクトづくりを楽しんでいます。

そんな私たちと一緒に音声体験をデザインしませんか?
少しでも興味をお持ちでしたら、お気軽にご連絡ください!


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