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Discordから不快なメールが届く件

Discordから事実と異なる可能性が高そうなメールが送られてきて、不快だ。※個人の感想です

Discordとは

Discord | 会話や交流が楽しめるプラットフォーム

Discordは、ウェブ上でチャットができるサービスである。
CTFにおける運営からのアナウンス、運営への問い合わせ、参加者同士の交流などによく使われている。

事実と異なる不快なメール

Discordは基本的にはいいサービスだと思うが、特にCTFの開催中などやりとりが活発が場面などにおいて、以下のような事実と異なるメールがしばしば送られてきて、不快だ。

「〇〇でメッセージを見逃しました」

世の中には、IRCなど、メッセージが送られたときにログインしていなければそのメッセージを見られないチャットサービスも存在する。
しかし、Discordはそのようなチャットサービスではなく、送られたメッセージは基本的に後からログインしても見ることができる。

そのため、ログインしていないときに新しい投稿があった場合、その投稿は「見逃した」のではなく、「まだ見ていない」だけである。
にもかかわらず、「メッセージを見逃しました」と主張されるのは、「サーバーに参加してしまったのが運の尽き!24時間365日 (366日?) 常にメッセージを監視してろ!それが出来ない奴はメッセージを見逃すクズだ!」と言われているような気がして、不快である。
もちろん、これは自分の感じ方であり、世の中には他の感じ方をする人も居るかもしれない。

ただし、常に全てのメッセージを後から見ることができ、ログインしていなかったために見逃す可能性はゼロ、というわけではない。
Discordでは投稿したメッセージの編集や削除が可能であり、これらを行うと編集前のメッセージや削除されたメッセージは見られなくなる。
したがって、この場合は、削除されたメッセージを実際に見逃すことがあるかもしれない。

なお、このタイプのメールにはチャンネルの情報しか載っておらず、具体的なメッセージの内容は書かれていなそうであった。
そのため、編集や削除によるメッセージの見逃しが発生した場合でもこのメールによって救済されるわけではなく、単に「あんたメッセージ見逃したよwwwww残念でしたwwwwwww悔しかったら常にログインして張り付いてろwwwwwwwwwww」とも受け取れる情報が得られるだけのようである。
もちろん、これは情報の受け取り方の一例であり、単に余計な感情を込めずに「メッセージを見逃しました」という情報を送っているだけの可能性もある。

ユーザーとしては、実際には見逃しておらずまだ見ていないだけのメッセージについて「見逃しました」という事実に反するメールが送られているのか、実際に編集や削除による見逃しが発生したときのみ「見逃しました」というメールが送られているのかは、わからない。
しかし、実際には見逃していないのにもかかわらず「見逃しました」というメールを送っているのであれば、それはやめてほしい。
新しい投稿があったことを通知するメールの件名は、そのまま素直に「〇〇で新しい投稿がありました」のようにするのがいいだろう。

「△△が〇〇であなたに言及しました」

「あなたに言及しました」という言葉からは、「自分の発言に対する何らかの反応があった」という印象を受ける。
もしくは、Discord上の発言でなくても、CTFで問題を解いたなどの自分の行動や状態に対する反応があったという印象がある。

しかし、(自分の場合) この「あなたに言及しました」というメールを見てサーバーを確認しに行くと、ほとんどの場合「競技の開始時間になりました」などの全体に向けた告知メッセージしかないのである。
自分の発言に対する反応であれば、反論・お礼などの何らかの処理をするべきである可能性があり、通知があった後すぐに確認する価値が高いと考えられる。
一方、このような全体告知については、このような処理は別にしなくてもよいことが多く、すぐに確認する価値は自分の発言に対する反応よりは低いと考えられる。

そのため、すぐに確認する価値が高い自分の発言に対する反応かもしれないと思って確認した結果、すぐに確認する価値が比較的低い全体告知しか無いと、不快感が発生する。

改善案として、最初は、「言及しました」の代わりとなる言葉を考えてみた。
たとえば、「〇〇で△△からのお知らせがあります」などの候補を考えた。
しかし、こうすると、今度は逆に通知があってもどうせ全体告知だろうと考えてスルーし、自分の発言に対する反応への処理が遅れてしまう可能性がありそうだ。

さらに、よく考えてみると、一概に「自分の発言や行動などに対する反応であればすぐに確認する価値が高い」「全体告知であればすぐに確認する価値が低い」とも言えなそうである。
たとえば、CTFの問題を解いたことが自動で投稿されたものに対しては、特に反応をしなくてもよさそうである。
逆に、場合によっては、全体告知を使用し、みんなからの同意や意見などの反応を得たいこともあるかもしれない。

振り返ってみると、問題だと感じたのは「自分の発言に対する反応があるかもしれないと思ったら全体告知だけだった」という場面なので、「個人を名指ししたメンション」と「チャンネル全体へのメンション」が区別できれば改善しそうだということがわかる。
たとえば、「個人を名指ししたメンション」の通知は現在のままの「△△が〇〇であなたに言及しました」とし、「チャンネル全体へのメンション」の通知は「△△が〇〇で全体に言及しました」とする案を考えた。
これなら、起こったことに対する通知の解像度が上がり、すぐに確認するべきかどうかなどの判断の助けになりやすくなるだろう。
それぞれについてすぐに確認するべきかどうかは、サーバーやチャンネル、そしてその運用によりそうだ。
「言及」の部分は「メンション」の訳の用語としてそのままでいいかもしれないし、「メンション」にしたほうが余計な誤解を与えにくくていいかもしれない。

まとめ

事実と異なるメールを送るのは、やめてほしい。

特に、単にまだ見ていないだけの投稿のことを指して「メッセージを見逃しました」というメールを送ってくるのはやめてほしい。
ただし、メッセージが編集や削除をされ、本当に見逃している可能性があるという点には注意するべきだろう。

全体告知のことを指して「あなたに言及しました」というメールを送ってくるのは、自分個人に言及されたと誤解するので、やめてほしい。
全体へのメンションがあったことの通知は、「全体に言及しました」もしくは「全体メンションしました」とすると、よりわかりやすくなって良さそうだ。
ただし、こちらも、本当は自分個人への言及があり、その後削除されているだけ、という可能性がある点には注意したほうが良さそうだ。

この記事は、あくまで個人の感想である。
実際の仕様は、1個の意見だけに流されてすぐに変えるのではなく、きちんと検討した上でよいと思えるものにしてほしい。


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