見出し画像

拝啓 "アウトソーシング"しない自分

小学生だった僕に問いたい

新しいポケモンをゲットした時、「○○タイプ」なのかって、簡単にわからん方が面白くない?

そんなことを、小学生だった僕に問いたい。

だって、「タイプ」を知らなければ、
ポッポが「かえんほうしゃ」を覚える可能性を、
コイキングが「そらをとぶ」未来を、
コラッタが「ソーラービーム」を放つ姿を、
無邪気に信じ続けることが出来ると思うから。

"satousourcing"

同規模の個人事業主さんと同様だとは思うのですが、僕は今、自分一人でお仕事をしています。

例えばTシャツ屋さんでは、
一人でシャツのデザインを作る。
一人でシャツの仕入管理をする。
一人でプリントをする。
一人で販促企画を考えて
一人でSNSを運営する。
一人でチラシやショップカードをつくって
一人で広告をうつ。
一人でロゴマークをデザインしたのはもちろんのこと。
一人でWebサイトをつくって
一人でヘッドラインやボディコピーを考える。
一人で販売データの作成や分析をして
一人で確定申告も済ませます。

人を雇うこともしていないので、"outsourcing"の対極、なんでもかんでも全部サトウがやる、いわば"satousourcing"です。
"outsourcing"の"out"と、"satousourcing"の"tou"がちょっとだけアナグラムっぽくって、ちょっとだけイイ感じです。
("outsourcing"の正確な対義語は"inhouse"というらしいです。)

効率は、たぶん良くない

どれも独学で、はじまりは見様見真似。
当然時間もかかりますし、うまくいかない時の精神的な負担はなかなかのモノです。

でも、自分で商品のデザインをしたいし、企画を考えたいし、チラシやショップカードもガンガン作りたい。接客、はあんまり得意じゃない時もありますが、自分でWebサイトを作りたいし、文章だって絶対に自分で書きたい。販売成績の管理シートも自分で作ったものを使いたいし、それを改良していくのも楽しい。なんならTシャツ屋さん以外も色々やりたいし、やってる。考えたい。

こんな自分の性分と、そもそも人を雇ったり外部にお金を払って手伝ってもらう規模の話でもない、という状況が相まって、いま、非効率の真っ只中にいます。

この記事を書いたきっかけは、そんないまの自分を肯定するための備忘録を作っておきたくなったことです。

それでもまぁ、良いんじゃないでしょうか

この"satousourcing"な動きにはメリットがいくつかあると考えているのですが、一つは「自分の可能性に蓋がされない」ということです。
"自分の可能性"なんてカッコイイ言い方をしましたが、要は「あれも楽しいし、こっちも楽しい。どれもいつか自分の天職になるかもしれないのに、どれかに絞るなんて勿体なくてできない!」という貧乏性で心配性、夢見がちで駄々っ子な自分を満足させられる。という言い方が正確です。

ポッポが「ノーマル/ひこう タイプ」であることを認めた瞬間に、彼(彼女)が「かえんほうしゃ」を覚える可能性を信じることは、とても難しくなるでしょう。
コイキングが「そらをとぶ」ことも、コラッタが「ソーラービーム」を放つことも、彼らの「タイプ」いわば専門分野を特定することによって、非現実的な物語になってしまいます。

コラッタが「くさタイプ」ではないことを知らずに、あるいは認めずに、頑なにソーラービームを習得させようとすれば、いつかは覚えるかもしれないのに。(覚えない)

ソーラービーム係を簡単に他のポケモンに任せないことによって、今まで開花しなかった、くさタイプの才能に目覚めるコラッタだっているかもしれないのに。(いない)

「ソーラービーム」と「ひっさつまえば」の化学反応で、今までになかった新しい技が誕生するかもしれないのに。(かもしれなくない)

苦手ながらも学んだことがいつか役に立つかもしれないし。
今まで気づかなかった自分に出会うことがあるかもしれないし。
ごちゃ混ぜに詰め込んできたものがいつか交わって、「これが自分だ!」と思える新しい「タイプ」が見つかるかもしれないし。

子供っぽい言い訳ですが、今はまだ、良いんじゃないでしょうか。
"satousourcing"でも。

ちゃんと大人になった僕に問いたい

貧乏性を克服してちゃんと自分の「タイプ」は決められたか?
「タイプ」から目を背けて色々なことに手を出した経験は、しっかり役立ってるか?

そんなことを、ちゃんと大人になった僕にいつか問いたい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?