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日本ワイン検定2級のテイスティング試験(東京会場)について

2024年5月に、日本ワイン検定2級のテイスティング試験を受けました。
東京会場です。

テイスティング試験は大阪会場も含めて年数回行われているようですが、こまめに検定サイトをチェックしていないと既にsold outになっていることが多いです。

先着順ということですが、定員が何名かの記載もなく、どんなものだろう?と思っている方も多いと思いますので今回の様子をお知らせします。

東京会場は日本ワイン検定委員会事務局である株式会社Cruxで行われます。
銀座線稲荷町駅から徒歩ですぐ、大通り沿いにある仏壇店の角を曲がったところがビルの入り口です。
1階に検定の案内板が立っています。

この仏壇屋さんが目印


これがビルの入り口です

エレベーターで会場まで行くと事務局の玄関でスリッパに履き替えます。そのため夏でも裸足で行かないほうがいいです。

入ってすぐ目の前に長机があり、1列5人ずつ、向かい合う形で座りますが(計10名)、パーティションがあるので向かいの人の様子は分かりません。お隣同士はパーティションなしです。
床に1人1個ずつ、荷物を入れるカゴが用意されていて助かりました。

席にはテイスティンググラス2脚と小瓶に入った赤白それぞれ1本ずつのワインが用意されています。
解答用紙はA5サイズくらいの小さなマークシート用紙です。
ほかには吐器用の小さな紙コップと、同じ紙コップに入ったお水があります。

試験時間は25分

時間になると自分でワインをグラスに注いでテイスティング開始です。

解答は白赤それぞれの品種を選ぶだけ
選択肢もそれぞれ2個しかありません。
白はシャルドネか甲州
赤はメルロかマスカットベーリーA

決して難しくはないので、開始から2分で終えて帰る方もいらっしゃいました。
私は5分から10分で帰ったと思います。
マークシートが小さいので塗り間違いがないか見直しに時間をかけました。

解答は2営業日後の正午以降に検定サイトにアップされ、10営業日以降に合否のメールが届くそうです。
検定サイトはなかなかリンクが繋がらず、ドキドキしましたが、2種とも私の解答と同じだったのでマークミスさえなければ合格です。

この日本ワイン検定は、まだ新しい検定ですし、これから色々とシステムが整っていくのだろうな、と感じました。
現時点でテイスティング試験は東京と大阪でしか開催されていませんので、その他の地域の方にとっては挑戦すること自体がなかなか難しいのではないでしょうか。

検定サイトのホームページも見づらいな、と思いました。
テイスティング試験は日時を決めて通販サイトから「購入」する形ですが、その「注文内容確認メール」がどうやら「受験票」代わりのようです。
それをプリントアウトして持参することになっていますがプリントアウトせずにスマホのメールを見せている方もいらっしゃいました。

2級テイスティング試験の受験料は6,000円
25分の試験時間のためにこの料金、
ちょっと高いなぁと思ってしまいました。
なかなかいいワインが1本買えます。
運営の方は色々大変なのでしょうが…。
筆記でも8,000円かかりますしね。しかも教科書は付いてくるわけではなく、自分で買わないといけませんし。

2級に合格した人は「J.W.E.C.日本ワインアドバイザー」呼称を使用できるそうですが、そのためには更に認定料7,150円を支払う必要があります。

うーん、どうしましょう。
つい数日前に「JWEC|日本ワイン検定コミュニティ」なるものがFacebookに開設されて、有資格者には今後何かしらの特典があるようですが…。
私はFacebookをやっていないのであまり意味がなさそうです。

認定は検定合格から1年以内に手続きしないといけないようなので、ちょっと様子を見てみようと思います。

今後1級を受ける予定はありませんが、自国のワインを学ぶいい機会だったことは確かです。
テキストを読むだけで十分な方もいらっしゃると思いますが、私は目的がないと覚えられないタイプなのでとりあえず受けました。
これから日本ワインに親しんでゆけたらいいな、と思っています。

ご検討中の方の参考になれば幸いです。

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