気にしない

人間みんなが自分に興味を持ってるとは思わない方がいい。
わたしなんて、就活を始めるまでテレビ番組のスタッフロールやら提供の文字は画面の中で一番邪魔だと思っていた人間だ。非常に最低だと今ならわかる。
誰が作ってるのか。そこってかなり重要なわけだ。
それに気づいてからは映画のスタッフロールも本編並みにじっくり見ている。
へぇ、こんなに大掛かりな映画だったのに、ここには1人分の名前しかないんだ。どんだけの仕事量を一人で抱えてたんだろう?
あれ?ちょっと待って。会社も結局こんなんじゃないのか?うーん。
ぐるぐる毎日考えては、いる。ガクチカは何も生み出せてないんだけど。

人間いつか死ぬと分かっている。なのに、たくさんの労力・時間を費やして、自分がどれだけ大きなものを遺して死ねるのか。そこに人生をかけているといっても過言ではない。
そして遺すモノに合わせて会社を選んでいる。そんなのはもう分かってる。だからやりたいコンテンツを持っている会社に「入れてほしい」とお願いを出す。それが就職活動だ。新卒採用なんてのはポテンシャル採用なのに、大学でどんな成績を遺して勉強していたのかなんてのは見ていなくて、余暇時間に何を生み出していたのか、それが重要らしい。大学時代に生み出せるもの=社会に影響を与えられるものなんてたかが知れているのに、そこしか見られていない。わたしがどんなに真面目に頑張っていて、そこが見られていないというギャップに苦しくて死にそうになっていても、そこは見られていない。

昨日の夜、お父さんに成績がすごく良かったことを報告した。そしたら人事担当のお父さんはこう言った。「就活でプラスじゃん、よくやったね。」
ううん、お父さん。ESにGPAを書く欄なんてひとつもないんだよ。

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