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刻むナミダバシ

出会いがあれば別れもあって、
戦友でも永遠なんてなくて、
分かってたはずだった。
…だったのに
その瞬間が来るとどうしようもなく辛くなる。

私の大好きなお笑いコンビ
「ナミダバシ」が解散する事になった。

私は彼らの漫才が大好きだった。

静かにボケるたくみさんと、
全力で早口で捲し立てるツッコミの太朗さん。
漫才なのにあらゆるところに伏線が貼られていて、
太朗さんのツッコミで伏線回収される気持ちの良さと、
たくみさんがボケるたびにナミダバシさんワールドが広がる。
そんな彼らの漫才が大好きだった。

ここ最近、
M-1を勝ち進むたびにYouTubeで見かけるナミダバシさんは絶好調だったし、心から全力の漫才に見えた。
M-1にかける思いが今年は違うこともなんとなくではあるものの、分かっていた。
今日、解散のツイートを拝見して、当たり前のようにショックだったし、「なんでだよ」という気持ちが先行して悔しかったけど、
一方でなんとなく理解している私もいた。

そうか、全力に見えたのではなくて全力だったんだ。
M-1に全てを賭けていたんだ。

どんどん面白くなる彼ら。
あと5年、いや3年も経てば、ナミダバシさんはM-1決勝進出者の常連になっていたと思う。
世間が見つけて、目を付けてくれたと思う。

それでもここでナミダバシを終えるという決断をし、
ナミダバシさんがナミダバシさんでなくなっても芸人は続けたいと言ったお2人を応援しなければいけない。
いつまでも引きずるのはファンとして良くないと思う。

今は太朗さんに相応しいのはたくみさんしかいなくて
たくみさんを理解できるのは太朗さんしかいない。
そう思っている。

が、数年後、
きっとお二人が活躍して、芸人として輝くようになったらそのコンビで良かったと思うと思う。

今後のお2人のご活躍を心から願ってます。

ナミダバシさんに出会えて良かった。

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