桜井さんで自己ベスト更新

noteを書くと決めてから書いては消して…を繰り返して今になった。
書きたい人も書きたいこともあるのに何も進まない。
ので、とりあえず最近衝撃を受けた方について書いてみる。

私の仕事は「その人を徹底的に好きになること」だと思っている。
一緒に仕事をした人、一瞬でもお話をした人、ライブでお見かけした人…些細なきっかけがあればその人を好きになれる自信がある。

先日、自己ベストを更新した。

ハナフダ(元「岡田桜井」)の桜井さん。

ハナフダさんは京都出身の高校の同級生コンビ。
ケイダッシュステージではあまり見ない関西弁の王道しゃべくり漫才を展開している。

何度かライブで拝見した印象ではネタの面白さは当然ながら、MCがものすごく綺麗。主に進行やトーク展開は桜井さんが行い、岡田さんがいいテンポでアクセントになっている。
「とにかくビジュアル」「かっこいいと言われたい」桜井さんと、その桜井さんを1歩引いて見ている岡田さん。「やんちゃなお兄さん」と「静かな好青年」。
ビジュアルも込みでバランスのいいコンビだなと思う。

先日、ケイダッシュの若手3組(ウラヌス/マードック/アーシングステップ)から成るユニット「ウラドックステップ」を拝見した。
そのライブのゲスト兼MCが彼らの先輩であるハナフダさんだった。
オープニング/エンディングトーク、コーナー企画…全てハナフダさんなしでは回らなかったと思うくらいスマートだった。
本題はここではないので詳細は割愛するが、本当にいいライブだったので、興味がある人は次回11月27日の「ウラドックステップ」に足を運んで欲しいです(告知みたいになりました)。

私が衝撃を受けたのは終演後の出待ち対応。
ファンの方に「今日もありがとう」と声を掛け、自分から写真撮影を行う様子をなんとなく眺めていたのだが、そんな私に気付き「今日ありがとうございます」と声をかけて下さった。
「誰を見に来たんですか？」「どうでした？頑張ってたでしょあいつら」「今、めっちゃ反省会してるからちょっと待っててくださいね」と後輩芸人のフォロー、後輩芸人のファンのフォローまで…視野の広さとアイドル気質に驚かされた。

「記念に写真撮りましょう！」まさか桜井さんから言って下さるとは思っていなくて激しく動揺した。
実は会場に行く途中、同じエレベーターに桜井さんと乗り合わせてしまった。正直、イケメンすぎて時が止まったくらいイケメンだった。
残念ながらそんなイケメンの隣に行って盛れるほどの顔面は持っていない。動揺した私に桜井さん「俺が撮ると盛れるから」と私のスマホで写真を撮って下さった。
…盛れた。
スマホも撮られる人を選ぶのかというくらい盛れた。

その後も桜井さんの振る舞いを見ていたが、機転の利かせ方と、自分の魅せ方についての熟知度がもうアイドルだった。

基本的にあまりこんなことは書きたくなかったし、本来はネタについて書くべきだと思っていたけれど、
最近、色々な劇場に足を運び、「地下芸人」と呼ばれる人やそのファンを知るようになって、こういった自分を引き出す努力もあるからこそ、出てくる強みもきっとあるんだろうと思うようになった。
だから今回は敢えて言及した。

ハナフダの桜井さん、
とても素敵な芸人さんでした。