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松本竹馬さんはすげえ人

まずは突飛なタイトルになってしまったことを許していただきたいです。

今日はこのnoteに今私が書ける全てを残したいと思う。
キモいことをしている自覚も十二分にあるけれど、
これが私だと逆に開き直る事にした。

そもそも私は今まで、そこまで劇場に通うほどコアなお笑いファンではなかった。
大学を卒業し、ADになって上京して、
「何か人より抜きに出るものを見つけたい」
の一心で、動物の生態学や行動学を一旦捨て、研究していた捕鯨も一旦忘れ、エンタメの世界で生きていくことを考えた時に出会ったのが、とある舞台監督だった。

今、私はとあるワイドショーに携わっている。
ワイドショー…は世界一酷なエンタテイメントだと思っている。なぜなら、それが本当かはさて置いて、誰かのゴシップを面白おかしく叩き、誰かの人生に口を挟む。
入社して数ヶ月。
全てを真剣に受け止めてしまう私にとって、こんなしんどい仕事はないと思った。

そんな時に出会った、優しくて、テキパキ仕事をしていて、芸人さんとか好きな物、好きな人に真っ直ぐなその人が羨ましく、憧れで、
私がその人に人として惹かれるのにそう時間はかからなかった。
その人がお話する芸人さんのお話を聞いて、主にNSCの18期の方々の出演されている劇場の企画ライブをメインに通うようになり、
気付けば私の所属する制作会社の社長にも一目置かれてしまうような「お笑いファン」に成り上がった。

中でも私はそいつどいつの松本竹馬さんに魅了された。
竹馬さんは初め少し偉そうなやつ、という印象を抱いていた(これはレインボーさんとのユニットコントのキャラクターのせい)。
ただ、過去のYouTubeや、ライブを拝見するうちに、
この人はとにかくお笑いに対して真っ直ぐで、真面目なんだと思うようになった。

劇場で見ていればわかるが、誰よりも頭を下げている時間が長い。
舞台からはける前も「顔みせてよぉ」と思うくらい頭を下げられているし、
(そいつどいつさんはコント師なのだが)コント後に「ありがとうございました」と言って頭を下げて舞台から捌けられる。
その感じがわざとらしくなくて…理屈とかじゃなくてただただ釘付けになってしまう。

トークライブで言えば、とにかくファンの方の反応を見ているのも特徴かもしれない。
だから話にも引き込まれる。
引き込まれた結果、必死で食いついてしまうし、ありえないくらい反応してしまう。

少しだけお話したことがある。
普段は静かに静観しているのだが、頑張って声を掛けさせてもらった。
優しすぎるくらい優しくて、賞レース近辺できっと余裕なんてないのに私に向き合ってくれた。
「23なら何でもできる」という私にかけて下さったあの一言のお陰で一歩踏み出せた。
サインも写真も気が回らなくてしてもらっていないけど、この一言は私の心の中にサインされている。

また、竹馬さんに関して言えば、
少し斜に構えているのに不意にドジなところ、
清々しいくらい熱いところ、
ネタのセンスが尖ってるけど世界観は優しいところ、
先輩芸人さんとの相性がいいところ、
謎の夢占い鑑定士の資格をとっているところ…
と、バラエティ的に幅しかなくて、面白いし、
そもそも、人として魅力的だと思う。
インタビューさせて欲しいくらいには人として興味しかない。

この1ヶ月、私は勝手に「そいつどいつ月間」として、ひたすらにそいつどいつさんを追いかけてきた。
行ったライブでいえば10は超えている。

中には全然違う畑のライブもあったし、
ドギマギしながら入った新天地もあった。

そこに行って感じるのは、やっぱり彼らが好きだし、
殊に竹馬さんが好きだということだった。

仕事が苦痛だ。
ある日、朝起きたら体が動かなかった。
ご飯が食べられなくなった。
上司の電話で泣いてしまうほど気分が落ちていた。

そんな状態でも今日の今日まで何とかやって来れたのは間違いなく竹馬さんのおかげだと思う。
本当に、何度竹馬さんに救われたか分からない。

今、私にそいつどいつさんを教えてくれたその人とは若干距離が開きつつある。それは環境の変化や性格の問題が大きい気がするが、少なくとも、私にそいつどいつさんを教えてくれたことを死ぬほど感謝している。

社長はそいつどいつさんが売れるのは賞レースで結果を残した時だと言う。
ちなみに私はそれが今年だと思っている。
…これに関してはなんの根拠もないが、とにかくそう感じる。
また、もし今年でなくても「いつか私が!」くらいの気ではいる。
だから、これからもあなたらしくいて欲しい。
ただ欲を言えば、折角あんなに面白いネタが書けるんだから、バラエティ芸人にならないで欲しいなと思う。

いつもありがとう。
心の底から大好きです。

※松本竹馬さんInstagramより。

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