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香水のお話。

はじめまして、Miと申します。

以前から、興味のあったnoteをはじめてみました。気になることや目に留まることがあれば幸いです。

初稿は「香水」について、少しお話しようと思います。

※主観混じりのお話ですのでご参考までにどうぞ。

先日、フレグランスアドバイザーであるとある先生の講習を受ける機会がありました。もともと香りに関して、興味を深く持っており、とてもいい機会でした。思っていたことなどをアウトプットさせてください。

香りのお話。

香りは、あなたにとって、どんな想いを抱かせてくれますか?

「コーヒーは朝の香り」「甘いお菓子は午後の香り」「このタバコはお父さんの匂い」…そんなイメージもあるでしょう。ポジティブなイメージからネガティブなイメージ、感じ方は三者三様だとわたしは思います。香りに対し抱く感情はその人の「感性」であったり「個性」であると考えています。

『プルースト効果』をご存知でしょうか。

香りを嗅ぐ事により、その時の記憶や感情が蘇る事を『プルースト効果』と呼びます。
プルースト、とはフランスの作家のマルセル・プルーストのことで、その半生をかけて執筆した大作『失われた時を求めて』の中で語り手が口にしたマドレーヌの味をきっかけに幼少期の家族の思い出が蘇る事から香りによって記憶等が蘇る事を『プルースト効果』と呼ぶようになった様です。

一度は感じたことのある感覚なのではないでしょうか?

例えば、塩素の匂い。小学生の頃に受けたプール授業を思い出します。

わたしの記憶では「泳ぐことが好きだったけれど、参加することがなかなかできなかった」…そんな苦い気持ち。「泳ぎたかった」という羨望の気持ちが蘇ります。

「嗅覚」は、五感の中で一番感情や本能を揺さぶられる感覚だといわれています。

深く言及はしませんが、世情は自粛ムードもあり、未来に対し明るい気持ちを抱く人は少ないのではないでしょうか。不安や焦燥感、わたし自身もそういった気持ちを抱えたりしています。

そういった時に癒しになりえるのが、香り。所謂フレグランスと呼ばれるものです。

お仕事でフレグランスを扱っていますが、なんと今、すごく売れています。何故なのでしょうか?あえて理由づけするならば、「家にいてもリフレッシュしたい」ではないでしょうか。

具体的に、少しだけ。

どういった香りが好まれているのかざっくりとお話しします。

①アロマティック、薬草やハーブ、心安らぐ香り

②フレッシュ、柑橘系のみずみずしい香り

③旅行気分になれる、情景を想わせるユニークな香り

①や②は常々人気があるのですが、③を好む方が増えたように感じます。慣れている人は香料表を見て「この香料が入っているのなら自分が好きなものに違いない」と感じたりして即買いしたりします。

わたしはもともとお香やフレグランスを常用的に使っているので、いろいろな人が香りに興味をもってくれることを大変嬉しく思います。(…香りについて語り出すと、少しだけ長いので別記事にいたします。)

日本人は、香りに「特別」を求めたがる。

特に顕著なのが香水。パーティーやフォーマルなシーンに身につける、そんなイメージがあるのではないでしょうか?持っていても、ひとつの香水しかない…そんな人も多いのではないでしょうか?

「香りを身につけることによって、周りの人を不快にさせるかも…」という最も日本人らしいネガティブな考え方が、手を止めさせるのです。

実はそんなことない。

確かに、不快にさせてしまうくらいきつい香水の身につけ方をしている人は、いる。でも本当は、香水はファッションよりももっと身近で、例えるならば下着のようなもの。

どうして匂いがきつく感じることがあるのか。

①香水は揮発性がある液体。トップノート(一番最初に現れる香り)が強いものほど、揮発した拍子に香りを拡散し、その匂いが強く感じるからです。ちなみにトップノートは強いものが多いので本来の香水の匂いとは異なる場合もあります。人と会う1時間ほど前につけるのが程よく香るのでベストです。

②汗腺が多い部位に吹きかける、汗をかいた状態で身に付ける。脇など。NGです。香水の成分である香料は、実は、単品ではいい香りと呼べないものもあります。これらを絶妙にミックスしたものが香水。つまり、「いい匂いではない香料が汗の匂いと混ざると不快」になるのは想像に難くないでしょう。

③直接吹きかけている。NGです。香水は匂い消しではありません。①、②に少し兼ねる部分があります。香水の中でもオードパルファムやオードトワレはほぼ全てスプレータイプです。霧状になった状態をふわりと身につけるようにしましょう。

個人的におすすめな、香水の身につけ方。


というわけで、香水は正しく身につければ全然怖くない。そう思っていただければ幸いです。

首やうなじ、手首など、メジャーに知られている部位以外のおすすめの身につけ方を紹介します。

①就寝前、枕に。自分の好きな香り、アロマティックな落ち着く香りなどを眠る30分ほど前にふんわり香る程度に。わたしは、仕事でどうしようもなく疲れた時によくやっています。香水というよりは、ルームフレグランスのような使い方です。リラックスしてよく眠ることができます。

②お風呂上がりに胸に。わたしが最近一番はまっていることです。服の下で香るので、微かにわかる程度、他の人からも不快に感じにくいと思います。自分自身でも香りを感じることができます。好きな香りだと嬉しいですよね。特に、オードパルファムは持続性が高いのでおすすめです。

③足首に。「えっ?なんでそんなわかりにくいところにふきかけるの?」…そう思う方もいらっしゃるかもしれません。香りは時間経過で下から上へと漂います。そして、どこの部位につけるよりも、ほのかに香り、その人が歩いたところにオーラのように残り香が漂います。

残り香…って、素敵ですよね。冒頭の話に戻りますが、残り香=自分自身の香り、と認識して覚えてもらえると嬉しいと思いません?

「このシャンプー、クラスの女子●●ちゃんのシャンプーの匂い!」なんていうのと同じです。

いい匂いだから覚えちゃいますよね。


さてさて。少し半端かもしれませんが、今回はひとまず、ここで一旦区切りとします。

初稿からいきなり長文になってしまいました。


2000文字越えは多かったですね。しかしながら、アウトプットさせてください、といいながらさわりのみのお話しになってしまいました。最後はすこし早足になりましたが、わたしの熱意が少しでも伝われば嬉しいです。次回も何か香りのお話をするかもしれません。(ちなみに、わたしは専門職でもなんでもなく、ただの一般人です。記事はほぼ主観で書いています)

自己満足の記事ですが、他の方の人生の糧になれば、香水やアロマに手を出せなかった人の後押しをできれば幸いに思います。

読んでいただきありがとうございました。

またどこかで。


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