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バトルを経て

さぁて、不動明王との関係性は好転しましたが、今度はとある方とのバトルが勃発!!


前回の記事『不動明王との関係性の変化』という記事のおわりを上記で締めた、社長秘書のしゃなえです。


早速、前回の続きを。


といっても初めて見て下さった方は、「前回の続き?なんのこっちゃ!」状態かと思うので、簡単に今までの経緯をご紹介!
(そんなもんすっ飛ばして、続きをお読みになりたい方は★★★以降をどうぞ〜)



☆☆☆


わたくし、数か月前から菩薩社長の秘書をしております。ちなみに秘書の経験は全くございません。じゃあなんで”秘書”かというと、就活が全く上手く進まず、とある採用担当者にもキツイひと言を言われたある日の昼下がり。

「あっ、こりゃあ本気で自分と向き合わねば、そろそろ本当にヤバイ」

と気づいてしまい、そこからとことん”自分と向き合うこと”をしたのでした。その結果「よっしゃ!秘書やってみよ」という結論に至り、秘書を募集していた今の会社で働く事に決めたという訳です。

そのあたりはこちらをどうぞ!


ちなみに
菩薩社長なるお方は言葉通り”菩薩”のような社長なのですが、菩薩エピソードについてはこちらをどうぞ!(横着しまくってすみませんねぇ)

えっ?わざわざ読むのが面倒くさい?お気持ちお察ししますぅ~笑
簡単に言ってしまうと


このぐらいに菩薩な訳です。凄いですよねぇぇ。(って自分でやらかしといてよく言うわ!!)


そんな社長との日々は毎日がパラダイス!だったのですが、菩薩社長から突然「不動明王」なる人物が会社のトップに成り代わった事で、パラダイスから一転、奈落の底に突き落とされてしまいました。


『不動明王現る』を読んでいただければ分かるのですが

「今すぐ来い!」と電話で呼び出される

「おい!君はなんなんだ!?言いたい事があるなら俺に言えぇ!!!!」

「君の仕事ぶりには正直満足できない」

的なお叱りを初っ端から受け、コテンパンに打ちのめされてしまったのです。いやぁ、その時は凹みに凹みました。こんな会社辞めてやるぅ!とさえ思いました。
けれども「こんな事聞いたらデキない奴と思われるよな」とか「今忙しそうだから聞くのやめよう」といったヘタれマインドを捨て、代わりに”逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ”精神で不動明王に果敢にアタック。するとコテンパンにやられた事がウソのように不動明王との関係が良好なものに変わっていったのです。


だがしかしっ!


菩薩社長や不動明王との楽しい日々は続きませんでした。(キビシー)


それは、とあるお方とバッチバチにバトってしまったからです。



★★★



さぁ、やっとここからが前回のつづき。(お待たせいたしました~)



バトルをしたとあるお方というのは、岡田将生と間宮祥太朗を足して2で割ったイケメン社員A君。(おぅ、めっちゃイケメンやなっ!) 


彼とのバトルについて書く前に、会社の状況をサラリとご紹介。


・会社が新しい体制となった事で人員配置の大幅な変更があった
・それにより今よりも一人一人のマンパワーが求められる状況になった


そんな状況下で菩薩社長が私に
「A君の仕事ぶりはとっても丁寧だけれど、もう少し周りに仕事を振ってみたり、あるいは今以上に先々の事を考えて仕事を進めていくともっと良いよね。」



と話して下さいました。その時、私の中の何かが熱くたぎり始めてしまったのです。



「(社長のA君に対する想い…)よしっ、ここは私が一肌脱がねば!」



さぁ、ここから私の迷走劇場のはじまりはじまり~!!!(誰か止めてっ)


迷走その①
彼の部署の問題点や現状を勝手にヒアリングし

・〇〇って果たして必要な作業なのか
・▢▢は今すぐにやった方がいいのではないか

などなど、聞かれてもいないのにアドバイス。


迷走その②
「新しく▲▲のやり方を導入してみましょう!」


以前社長がチラリとおっしゃっていたやり方を無理矢理に推し進める。


そりゃあ、普段温厚なA君もブチ切れますわなぁ。




A君「君はここの部署の人間じゃないだろ!急に口出しするな!」
私 「A君のためを思って言ってるんですけどねっ!」
A君「そんな風に言われても実際やるのは僕なんだから」
私 「・・・(たしかに)」
A君「新体制になったばかりなんだから僕だって混乱してるんだ!始まって間もないんだから、少しは様子を見てくれよ!」


完全にA君を怒らせてしまった上に、A君が在籍する部署の他のメンバーからも白い目で見られてしまう始末。


うぅぅぅっっ、不動明王の時よりも地味にキツイ。。。


しょんぼりしながら社長の元へ行き、A君とのバトルの事を包み隠さず伝えました。すると社長は



「本来僕が言わなければならない事を言わせてしまって申し訳なかったね。代表して言ってくれてありがとう。でも、1人で奮闘しなくていいんだからね。」

と、菩薩中の菩薩のようなお言葉が返ってきました。そして


「タイミングを見て僕からも話してみるよ。ちなみに、A君に提案してくれた▲▲のやり方は僕もずっとやりたいと思ってたんだよ!!これは必ずA君にやってもらおう。」


そんな優しいお言葉で少し気持ちが和らいだ瞬間、急に菩薩社長の過去の名言が頭をよぎりました。

『誰かをコントロールしようとするとしっぺ返しにあう』

あじゃぱー・・・


まさしくコレやないかーい!


〈きっかけ〉
社長の心配事を減らしたい

〈コントロール〉
よし、A君に仕事の仕方を変えてもらおう

〈そこに隠れていた本音〉
私が働きかけた事で物事が動き出す=仕事デキる奴って思われたい!凄いって思われたい!    


そりゃあ、自分の欲求を満たすためだけに相手をコントロールしようとしたって絶対に上手くはいかないし、そもそも人は自らでしか変わらない生き物ですもんね。


そこに気づいてから、これはA君の問題ではなく私の問題なんだと理解したのです。自分をよく見せるのはやめよう。”デキる人間と思われたい”という欲求を手放そうと。




私は再びA君の所へ。そして頭を下げて謝りました。


「A君、生意気ばかり言ってごめんなさい!」と。


するとA君も

「うちの部署の事を思って言ってくれたんだし、それに自分とは違う視点を知れて良かったよ」


と菩薩社長に次ぐ菩薩っぷりを発揮。ちょっと涙ぐむ私。笑




それから数週間が経ち




A君は周りに仕事を振るようになり、また新体制に伴う仕事の進め方について、社長と頻繁に話し合うようになりました。


そして私も、1人で奮闘せずに周りに助けてもらったり、「〇〇ってどう思う?」とA君にアドバイスをもらいに行くようになりました。




もちろん、まだまだ問題は山積みだけれど、"一歩前進"  そんな瞬間に立ち会えたような気がして一人感動する私。。(誰だよおまえ)




☆☆☆


自分の欲求を満たすためだけに相手をコントロールしようとしない



1人で頑張るより、もっと人に頼る







バトルによって得た学び、以上!

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