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現在育業中の私が感じること

今回、以前より化粧品を使わせて頂いているPOLAさんが「#育休から育業へ」の投稿を募集されているということで、絶賛「育業」中の私の感じることを投稿してみようと思います。

そもそも育業とは何なのか、POLAさんの投稿で見てみると、

“「育児のために仕事を休む」のではなく、「大事な仕事である育児に取り組む」と考えるマインドチェンジを進め、男女を問わず望む人誰もが「育業」できる社会を目指しましょう。”

など、何項目か定義が載っていました。

私は完全に、育児のために仕事を休んでいるつもりでいました。
大事な仕事である育児に取り組む、という言葉に目から鱗ポロポロ!ポロポロポロ!!!
そうだ、私は今とてつもなく大切な大仕事を毎日こなしているんだ!!!!

産休前の話(愚痴)

次女を妊娠し、産前休暇に入る直前。
後任の後輩がかなり頼りなく不安に思った上司(女性)から、
「産休って別に取らなくても法律違反じゃないらしいよ!!笑」と言ってきた。
続けて「こんな事言ったらパワハラって言われるね!!笑」

入社14年で身につけたスルースキルを発揮し、「いや、ほんとですよ、そんなん言われたら労基署行きますよ!!わはは!!!」と笑って返したものの、

分かってるなら言うな。本気で労基署いったろか。
と、心の中では真顔でツッコミ入れた。
そもそも産休は取得する義務があるのでは。。?権利。。??よーわからん。

職場は、子育て経験した女性が多い割に、子育て世代への理解が薄い。というか当たりがきつい。
多分、上司の子育て時代はもっと上司の理解がなくて、とても働きにくい世の中だったのだと思う。
それはこちらも理解できる。
自分の母くらいの世代は、多分ほとんどが結婚と同時に仕事を辞め、専業主婦になる人が多数だったはず。
そんな中、上司は仕事と子育ての両立をいち早く実行した人たち。
それは、めちゃくちゃすごい事だと思う。

だからって、今この令和の時代、多様性を求められる時代に、自分達の理不尽な経験を繰り返さないでほしい。

そんな中、産休育休を取る、ということに、なんだかよくわからない勝手悪さを感じつつ、休みに入る。

父親の育休が取りにくいなんて話もあるが、母親だって育休入るのに、色々あるのは現実。

1回目の育休の話

長女の育休中は、朝だろうが夜中だろうが起きて新生児のお世話をしなきゃいけなくて、睡眠不足がたたって、メンタル崩壊気味だった。
だけど、そんな自分を認めたくなくて、ダメな母親だと思われたくなくて、1ヶ月検診の問診では何も問題のないように答えた。

もちろん、体は問題ないのでサラッと検診終了。

なぜ、ちゃんと話さなかったのか、「ちゃんと助産師さんに相談しろアホ!!!」と今の自分なら一喝するでしょう。

里帰りしていたとはいえ、父母ともに働いているので、午後母がパートから戻るまではひとり。
掃除洗濯料理をしないでも何も言わない母には感謝しかないが、それでも赤ちゃんと2人きりの時間は怖くてたまらなかった。
いつ泣くのだろう、なんで泣いてるのか分かるかな…と分からないことがとにかく不安だった。

1ヶ月で自宅に帰る予定だったけど、赤ちゃんのお世話をしながら家事が出来るのか、怖くて不安で、もう1ヶ月実家にお世話になり、「仕事してるし実家に来てもらうなんて申し訳ない」と勝手に遠慮をしていた夫にもやっと泣き言を言えて、夫も実家に寝泊まりして夜中に一緒に対応してくれた。

そして自宅に戻り、夜間授乳やら赤ちゃん寝ない問題やらで睡眠時間をすり減らし、子どもが成長していけば離乳食やらなんやら新しいことをしないといけなくて、ほんとに分からないことばかりで、メンタルはゴリゴリすり減ってゆく。

昼寝しろって周りはいうけど、寝たいタイミングで好きなだけ寝られる訳じゃない。
子どものお昼寝と一緒に寝たくても、寝かしつけてさて自分も寝ようと思って、やっとうとうとしてきたタイミングで大体子どもが起きる。
昼寝の時間なんて確保できません!

そんでもって、1日中赤ちゃんと2人きりで、社会から遮断された気持ちになってゆく日々。

ある寒い寒い冬の日の夜、睡眠不足でフラフラになりながら洗濯物を干していた。(夜間部屋干し派)

夫は、毎日長女を寝かしつけしてくれていたのだが、そのまま寝落ちして朝まで寝てしまう。

こっちだって早く寝たいのに…でも今仕事してないしそんなこと言えないな…
と毎日我慢しながら洗濯物を干していた。

その後、何かプツンと自分の中の糸が切れてしまい、夜中23時、友人に連絡し車を飛ばして友人宅へ突撃訪問した。

大泣きしながら支離滅裂な話をして、そんな私の話をじっくり聞いてたくさん慰めてくれた友人には感謝しかない。
この話を思い出すと、いまだに涙が出てくる。
友人は、私が次女出産後には「溜め込まないように」と何度も言ってくれた。

仕事があれば、毎日、誰かのためになっている!とか、ありがとうと言われたりとか、社会の役に立っている気でいれたけど、
育休中は、そんなことはなく、自分の価値が見出せなかった。
仕事をしていない、という負い目があり、夫にも頼ることが出来ていなかった。

1回目の育休中に感じてたことと今思うこと

今振り返れば、そもそも赤ちゃんを守れるのは自分だし、それが1番の大仕事だって分かるのだけど、母親初心者は、どうしても社会人の感覚が抜けきれず、なんだか悲しい寂しいという気持ちの方が大きかった。

わざわざ仕事を休んで、子育てさせてもらっている、と感じていたのかもしれない。

そうじゃない。

世界一、いや宇宙一、いや銀河一大切な我が子のため、あーでもないこーでもないと日々奮闘して、時には涙をながしつつも大切に大切に育てていた。

これも大切な大切な、ほんとーーーうに大切な仕事!!!!

社会人なんていくらでも代わりはいるけど、育てる人はいくらでもなんていない!!!!

と、2人目の育業中の、すこしだけ赤ちゃんの子育てスキルが上がった私は、そう思うのです。
(3歳の長女については、まだまだ試行錯誤…)

読んでくれた方へ伝えたいこと

なんだか大変だった日々のことしか書いていませんが、「育業」を取ることで何が良いかと言うと、やはり子どもの成長を自分たちが1番に発見できること!
笑った!あーあー言い出した!手眺めてる!母の顔見て笑った!寝返りした!離乳食食べた!赤ちゃんせんべいめちゃ食べた!ズリバイした!座った!ハイハイした!つかみ立ちした!!などなど、たくさん発見がある。

保育園に預けると、成長の第一発見者は先生になる。
保育園3年目となる長女については、これが出来た、あれが出来た、と先生から聞くと、あざす!!先生あざます!!!となるけど、それは初めはとても寂しかった。

仕事を休むとなると、お給料のこととか不安になるかもしれない。
けど、子どもの成長を発見出来るということは、お金には換えられないことだと思う。

あとは、もし両親共に育業が取れると、睡眠問題も解決出来る気がするし、なにより孤独感や社会から遮断されてる感が半減しそう。
夜泣き大変だったねぇ〜やっと寝たねぇ〜ちょっとお茶でも飲んで我々も寝ようか。。なんて話せるだけでも気持ちが全然違う。

ちなみに私の夫は、取る気はない。
1週間とか育休取る意味あるんか?と思っているらしい。
私も1週間くらいしか取らないなら、取らないほうがマシ(好きな時に出かけられないし、ご飯作らなきゃだし、余計大変)と思っている。
というか、取るならがっつり数ヶ月とか1年とか取ってほしい。
そのほうがご飯のことも諦めつくし笑、あちこち出かけて思い出を作ったりできる気がする。

一応夫のために補足を。
夫は独身の頃は夜遅くまで職場にいたのに、いまじゃほぼ定時で上がって帰ってきて、夜ご飯を共に食べ、子どもたちをお風呂に入れて、夜寝る前の次女のミルクのお世話をして寝かしつけ、夜泣きすれば交互に対応している。

あとは、復帰後の仕事のこと。
長女の育休明け、その1年で後輩がメキメキ成長していて、あれ?多分休んでなければ私の立場そこだったはず…なんて思い、落ち込むとこがあった。
でも、仕事に家庭に子育てに時間に追われて、たらればで落ち込んでる暇はないし、もともと後輩は努力していたのだろうし当たり前の結果で、復帰してから自分なりに努力すれば、評価が落ちることはないと気付いた。

育業ももちろんだが、復帰後子どもの発熱等でお迎えに行く、仕事を休む、病院に連れて行く、というようなことも、男女関係なく行ける方がサクッと行けて、周りからもとやかく言われないような環境があるということも当たり前になってほしい。
(文句言う奴が迎え行って子の世話せい!!!)(心の声が漏れました)

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