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地域にあるのは「人」だけだ

POOLO LOCAL第一回が終わりました。

とにかくとっても楽しかったです。
自分の大好きな地域のために学びたい。自分の大好きな地域と生きる方法を模索したい。
そのために決して安いとは言えない二十万弱の費用を払って集まったこの仲間。
そして、それ以上の学びを提供してくれる講師の方々。

圧倒的におかしくて、最高の環境です。
あと6か月がますます楽しみになりました。


さて、今回の学んだことを3つピックアップしてみます。

①地域にいるのは「人」だけ

香川県の魅力はなんだろう。うどんや瀬戸内海の島々、ことでんやクラフトビール...
色々なものが浮かんできます。
ただ、そこに「香川県さん」はいないし、「うどんさん」も「ことでんさん」もいない。
あるのは、それに携わる人々のみである。。

目に見えやすい観光資源を軸にストーリーを作っていると、そこに携わっている人々を見逃すこととなります。
あくまでそこに暮らしている人を何よりも大切に。
すべて人が作っている。

とにかく泥臭く人と会うこと。これが何よりも大切です。

②地域に根ざす人こそ、「旅」を大切に。


私が今回一番面白いなぁと思ったのは、地域との生き方を創るこのコースの最初の講義が、「旅の変遷と現在地」についてのお話だったことです。

私はあまり旅をしたことがありません。何かイベントがあったり目的がないと、友達との観光でもない限り旅をすることはありません。だからこそ、旅の価値を再認識させてくれたこの講義はとても面白く感じました。

価値観や人生の多様化。旅のボーダレス化。欲求の高次元化。
これらの変化に沿って、旅に人が求めるものは大きく変わってきています。そして、行き先となる「地域」は、「あたらしい旅」への考え方に対応する必要がある。
さらに、そのために自分も「あたらしい旅」を実践することで、地域での活動に活かすことが求められる。
細かい内容は割愛しますが、私達は風土を共創する者として、「風の人=地域にやってくる人」と「土の人=地域に根差した人」を繋ぐキーマンになる必要があり、そのために両方実践する必要がある。

③「すれ違い」を解消するには「対話」すること

講師のしみなおさんに対する、金沢のちょりさんの質問が印象的だったので紹介させていただきます。

地域住民が考える地域復興と、私達若い世代の考える地域復興はすれ違いを起こしていないか?
例えば、昔からある古民家は「若者がこうやって助けてくれたら嬉しいのに」と考えている。一方で若者は若者だけでグループを作り、「DXで地域おこしだ!」等と、独自の方法で地域の力になろうとしている。
お互いがそれぞれの枠で頑張っていて、共創ができていないケースを多く見る中で、どうすれば両立できるのだろう。

その答えが「まず対話できる場所を創る」ことでした。

最初から「金沢のためにがんばろう」で両者の足並みを揃えるのはむずかしい。みんなそんな大目標より、楽しいことがしたい。
だからこそ対話が必要。飲み会がすごく大事。結局仲良くならないと先に進まないからこそ、その第一歩を作れる環境を大切にすること。



これらを踏まえて、感じたこと。

私はまだまだ地域の力になれる。

暮らしの保健室の考え方も、他の職種の方に伝えてみると「どうやってその発想に至ったの?」と驚かれました。
自分や同じ職種の中では当然の考え方も、違う職種の人にぶつけてみると、意外と価値があるんだなと感じました。
自分の持っているものを信じて、人と沢山触れてみようと自信を持ち帰った3時間なのでした。


泥臭く人と会う。人を「肌」で感じる。
そんな6ヶ月にしたいです。

#POOLO  #POOLOLOCAL

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