【お詫び】弊社社員が会議室を貸してくれとTweetしていた件につきまして

起こったこと

2018年11月8日 12:30頃に弊社社員がTwitterにて「Swiftもくもく会をやりたいので場所を貸してくれる方」を探す旨のTweetをしていたことが発覚しました。当日中に本人に連絡し現在はこのTweetは削除しています。
何が悪かったのかを明確にしてお詫びすると共に、なぜこのようなことに至ったのかを本人からヒアリングしたことを本記事に記述したいと思います。

行動の原因

本人にヒアリングをした結果は「会社とは別のプライベートのイベントとして考えていたので、会社のお金とか使ったらいけないと思った」とのことでした。

悪かった3つのポイント

1、所属している会社名が出ているアカウントで場所提供を呼びかけたこと
本件について会社からは当該社員に一切の指示をしておりません。
会社に関係なくプライベートのイベントとして自由にやりたいということであれば、会社関係ないアカウントでやるのが筋だということを説明しました。これについては当該社員本人も納得し、理解をしてくれました。

2、誰かのお金や時間を使っているという認識がないこと
弊社は勉強会やイベント等で場所をお借りする際には必ず対価をお支払いさせていただいております。
場所を提供してくれる方だってタダでその場所を保持しているわけではありません。管理をされている方の時間だって頂戴することになります。
プライベートでやるのであっても自分がお金と時間を出してやるのが筋ではないかということを説明しました。
自分が所属する会社が負担することを、なぜ他社や他人様が負担をしなければいけないのかという問いには「間違っていました」と素直に指摘を受け入れてくれました。

3、自分の信頼を失う行動を行おうとしていたこと
実はこのポイントは会社はあまり関係ありません。賛否両論あると思いますが、ここからは弊社の社員教育なので広い心で見守っていただけるとありがたいです。

当該社員はまだエンジニアとしてもビジネスマンとしても日が浅く、勉強会に顔を出せば先輩ばかりで、自分の技術や知識に自信が持てないという状態です。
会社関連の勉強会やイベントで話すことが間違っていたら指摘されるので、同レベルの人たちを集めて気を使わないで気楽に過ごせるプライベートな場所が欲しかったと動機を話してくれました。

プライベートで自分と同レベルか自分以下の人たちを「勉強会」という名目で集め、集めた当の本人は間違った情報を指摘・是正されることなく気楽に勉強したいというのは人を見下す行為であり、エンジニア・ビジネスマン以前に人間として礼に欠ける行為だと説明しました。

本人が抱えていた問題を解決するのに必要なことは自信を持つことです。
そして自信とは時間をかけて経験を増やすことで生まれます。
プログラミングやエンジニアリングの世界は広くて深いものです。
勉強すればするほど世界が広がり、故に焦ってしまう気持ちはわかります。
闇雲に勉強をするよりも、自分より上のレベルにいる人と共に勉強をして道を示してもらうことは有用なやり方の1つです。
勉強会の本来の目的は開催する自分も含めて、参加してくれる人の知識が増え、スキルがアップすることではないかと教えました。

自分の不満や不安のために他人を使うと信頼を失うことになるということを教育し、本人は納得して理解してくれました。

振り返りと対策

なぜプライベートで実施する必要があったのかという問いに対して、本人は素直に「自分の逃げ道が欲しいという考えはマイナスだと思うから会社に対して言えなかった」と話してくれました。
今後行動を変えて違う結果にするために私からは「月に1回ほどの頻度で会話する機会を作るので不安や不満があるなら言って欲しい」ということを伝えました。

お詫び

問題の発生と経緯、対策については上記の通りとなります。
本件について発生から報告までに日数が掛かったのは調査と会話に時間を要し、簡単な問題ではなかったことが要因です。

株式会社マンハッタンコードの代表取締役として、会社名を出しながらプライベートのイベントのために皆様に対して対価も用意せずに場所提供の呼びかけをしてしまったことを深くお詫び申し上げます。
誠に申し訳ありませんでした。

今後、このようなことがないように改めて社内教育を行うと共に、当該社員とはよく会話をして、弊社の提唱する価値のあるビジネスマン・強くてかっこいいエンジニアであれるように努力、尽力致します。
社員共々引き続きご指導ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?