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case3 エンタメ業界

matcher 3人目

レコード会社 宣伝部の方

都会と地方

お話してくださった方は、広島出身でずっと情報の格差を感じてきた経験から、よりよい情報・よりよい商品を広く届けたいという動機で宣伝のお仕事をされている。

大学受験で都心部に出損ねた者としては東京の暮らしというものがシンプルに気になって、序盤も序盤で寄り道質問。

地方の民としては感覚的によーくわかるけど、「あえて言語化するとしたら違いって何ですかね?」って聞いてみた。

「地方は情報が少ないから、良く言えば純粋で素直。都会は、ひとつの情報に左右されずに自分の価値観を持ってる人が多くて、ジャッジメントが早い。」

なるほど。スピード感?

ここ数か月の予期せぬ地元滞在で「あれ新潟も結構わるくないな」と思い始めた私。速いはexcitingだけど、ゆっくりはconfortableだよね。

どっちもいいよね。

面白い質問ですねと言われてちょっと嬉しかった。

音楽宣伝のパーソナリティ

広告業界は数字勝負で多忙で日々切り詰めているというイメージから、宣伝のお仕事もそんな感じですか?と聞いてみた。

答えはYESでありNO。

売り上げに対する責任があるから「結果主義」「ビジネスライク」な側面はあるけど、意外と皆さん「愛情深い」そう。

人・才能を売るという仕事だから、アーティストへの愛がなきゃそもそも成り立たない。だから結構人間くさい人多いよ~って。

な~~る~~ほ~~ど~~

だからこそ、初対面で嫌われないとか、お礼をちゃんとするとか、連絡は即レスとか、そういう人間性が必要だし持ち合わせてる人が多い。

な~~る~~ほ~~ど~~

音楽業界とアパレル業界の雰囲気

アパレル業界宣伝部:女性が多い、オシャレで感性が鋭い人が多い、いじわるおばちゃん編集長もいるしいじめてくる人もいる、そういう人とも一緒に仕事せないかんから男っぽい女が多い

映画「プラダを着た悪魔」の感じという例えめちゃめちゃわかりやすかった。One of my favorite movies. I love it♡

女子高もそんな世界なのかなと思った。

音楽業界宣伝部:男性が多い、夜中も連絡来る、緊急出動多い、芸能界に近い

土日はないし、夜中に電話は鳴るし、意外と体力勝負な世界らしい。

アパレルも音楽も共通して、「みんな仕事楽しー!!!!」な雰囲気らしい。キラキラしてて素敵。

「好きを仕事に」の是非

私の中の one very big huge question。好きを仕事にしていいのか。しようとしていいのか。そもそもそんなことできるのか。

音楽が好きで音楽を仕事にして、好きな音楽に対して「こうやって宣伝してるのか」「もっとこうやって売り出せばいいのに」とどうしても隅々まで分析してしまって音楽嫌いになりかけたものの、そこから救ってくれたのもまた音楽だった、らしい。小説みたいな素敵なストーリー。

やりたくないことはやりたくない。だからお給料が低くても寝る時間がなくてもやりたいことを貫く。コツコツとスキルを積み上げた先に、超絶狭き門である音楽業界のチャンスが舞い降りてきたらしい。

「好きを仕事に」は簡単じゃないからこそ「叶うまで粘る」はひとつの手、と教えてもらったことは大収穫だった。

噂に聞く通り、エンタメ業界は芸能人の子とかテレビ局の偉い人の子とかが骨のある人が多くて、正規ルートで参入するのは大変らしい。

BUT やり続けたら叶う。ドライでクールに見える方からそんな熱いメッセージを頂けたのは、心が震えた。

エンタメ業界 is

華やかで楽しい。毎日がお祭り。

その分、体力的にもメンタル的にも過酷。休日も深夜も動く。自分悪くないのに怒られたりもする。

だからこそ、やり抜くぞー!マインドを持つ人が多い。怒られたり忙しかったりしても重く沈むことのないポジティブな打たれ強さが必要。

類は友を呼ぶ

ワクワク・ポジティブな心でいると、仕事仲間も似た人が集まるらしい。

戦友が増えるような感覚で嬉しいらしい。

ネガティブかつ自分のネガティブはそれはそれでいいと認めているタイプの悲観主義人間ですが、珍しく「ポジティブっていいやん」と思った。

憶測は憶測でしかなかった

現在は激動の音楽業界で働かれていることもあり、スピード感のあるQ&Aを1時間させていただいた。

「沈黙にならないように質問しなきゃ」「面白い質問しなきゃ」もうエンジン全開でついていこうと必死に頭使った。

あの瞬間写真を撮ったら頭から湯気が出てたかもしれない。

ある程度働いた経験のある大人に仕事について聞くのは初めてに近くて、エンタメ業界について完全無知で初歩的なことしか聞けず、「つまんないって思われてそうだな」とまで感じたのに。

zoomでお別れした後にいただいたメッセージでは「質問キレキレでした」「賢さを感じました」1mmも予想してなかった反応をいただいた。

人は見かけによらないし、何なら話したとしてもまだ氷山の一角だし、相手にどう思われてるかなんて聞かない限りわかりっこないんだから気にしすぎる必要ないやって気づいた経験になった。


感想

全然知らないエンタメ業界の話聞けてsuper excitedした。疲れたけどすんごい楽しかった。頭使いすぎて溶けるかと思った。あとキラキラ働く大人はちゃんと、いる。


2020.08.07 みほりーぬ

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