見出し画像

「キノトリ学園」とは? 〜地域の学校 Vol.0

この記事では、私たちが作ろうとしている「キノトリ学園」という学校についてまとめています。

とはいえ学校は、現在も対話によって形作られている最中。こちらの記事は、まとまり次第随時更新です!

(2021.03.25.更新)

学校の構想について

学校作りは、発起人であるゆっこさんの疑問から始まりました。

オルタナティブスクールの運営や、学校支援コーディネーターとして公教育に関わった経験を持つゆっこさんは、いずれの学校でも「社会と学校が断絶している」印象を持ったといいます。

本来は、学校も小さな社会。社会とは矛盾せず一つにつながっているはずです。
一方で、理想を掲げた学校ほど、子どもを大人の雑音から守るために世間から隔離したり、大人が考える「子どもにとって良いもの」のみを与えたりする場合もあります。

キノトリでは、学ぶことを与えるというよりも、「自分がどうしたいか」から始めます。

自分の人生の選択を自分でし、人生で起こる良い事も悪い事も受け入れることが出来るようになるための場所。
そこでは、子どもだけでなく大人も学びます。求められるのは、学校に関わる全ての人が「己である」ということだけ。

作りたい学校は幼稚園と小学校、中学校ですが、同じ場所には図書館、美術館、多目的ホール、カフェなども併設したいという構想があります。
そこは学校でありながら、地域の人たちも自由に出入りできる、小さな社会です。

詳しく気になる方は、下記の記事をご覧ください。

「キノトリ」の由来

キノトリの名前は、中国の故事「木鶏」に由来しています。
詳しくは、こちらの記事をご覧ください。

キノトリ学園の特徴

およそ2年半にわたる対話で見えてきた特徴は、以下のようなイメージです。

自分であること
誰かに言われたからやるのではなく、自分のやりたいことをやること。
誰かのためよりも、自分がまずどうしたいかを考えること。
多様であること
一人ひとり違うことが大前提で、お互いの存在・価値観・意思決定を尊重すること。
中心がないこと
子どもだけが学ぶのではなく、大人もまた学ぶこと。誰もが先生になりうるし、誰でも生徒になりうる。
正解がないこと
用意された問題の正解を導き出すのではなく、自分で問いを立て、自分で答えを探すこと。
今ここを生きること
将来のための準備や備えよりも、今興味あることに集中すること。
見えない他人の目を気にするよりも、目の前にいる人との対話を大事にすること。
長野県であり、日本でありながら、世界であり、宇宙であること
生まれた環境、性別、貧富を超えて、どこにいてもどんなステージにあっても、人間として生きていける心を育むこと。

今後も表現が変化する可能性はありますが、大枠はこんな感じ。

こうした学校のイメージは、「ゆっこの部屋」という対話の場で毎月1回のペースで話し合っています。
実施レポートはこのマガジンで掲載していきますので、お楽しみに!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?