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早朝におもう

夜が明け、また一週間が始まった。
久しぶりに飲み過ぎて頭が重い。
昨日の朝、いつものように仕事を終えて阿倍野での稽古に向かった。
そして、午後にも他所である稽古に向かった。
所属組織での定期の稽古会、毎回違う師範が指導する。
私の指導もあった。
そんなわけで付き合いもあるが、気になる先輩の指導を見たい好奇心もある。
有意義な二時間を過ごし、誘われるがままに心斎橋の飲み屋まで行く。
そこでは人の話を聞き、考え、楽しくは流れた。
そして、法隆寺に住む仲間とともに帰路についた。

長い一日だった。

時間は誰にでも平等である。
性別、年齢、生きている環境が違おうと誰にでも平等である。
そして、当たり前であるが時間は誰にでも平等で巻き戻すことは出来ない。
最近、あまり後悔ということをしなくなったのは長く生きて来たからであろうか。
済んでしまったことをくよくよ考えずに納得する。
長く生きてたくさんの失敗をして来た。
その経験値が今の失敗を減らしているということもあろう。
長く生きて来たことで失敗への感じ方が変わってきたこともあろう。
まあ、どちらにしても過ぎた時間を後悔せずに良かった、楽しかったと考えた方が得だと思えるようになったのかも知れない。

ある時に『一度きりの人生』ということに気が付きはすれども、往々にしてそんな時には思うに任せぬ時間を過ごすことが多いかも知れない。
でもそれが『一度きりの人生』なのかも知れない。
納得するかしないか、どうやって納得するか、だと思っている。

案外、そんな納得する力を得るために歳を重ねるのかも知れない。
その方がずっと楽しく楽に一度きりの人生を生きて行くことが出来るから。

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