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歳をかさねる

私より少し若い知人が私の記事に目を通して「宮島さんの記事を読むとなぜかホッとします、私も年なんですかね?」と言ってきた。

『もちろん俺たちゃ歳だ!』と言ったあと、はたと気がつきました。

ああ、年齢を感じる歳になったんだと。

『そういう年齢になった』、という言い方をすることがあると思います。

当然子どもの頃には使わない言い回しですよね。

子どもの頃にはあまり自分の歳なんて意識してないと思います。

気がつけば還暦を過ぎて、まさか自分がこんな歳まで生きるなんて子どもの頃には思いもしませんでした。

何をしようとも何をしなくとも時間は誰にでも平等に過ぎていきます。

世に出た状態がたとえ不平等でも、時間は平等です。

この世に一たび生まれ出てきたからには死ぬまで生きなければなりません。

これには理由は無いと思います。

ならば出来る範囲で精一杯生きていきたいと私は思います。

兄は過去自分の不具を辛く感じて生きていた時期があったようです。

そして、ある日考えてもどうにもならない事だと言いました。

今生きているんだから生きる、とも。

私は兄や両親に教えられながらここまで生きて来ました。

若い頃には考えもしなかった事を考えるようになったり、あの頃たわいもない事で悩んでいた事を振り返れるようになったり、間違いなく私の中の何かは変わってきています。

自身を客観的に見れるようになってきたようです。

『年齢を感じる年齢』になるってのはこんなことなのだと思っています。

ただ単に年齢を重ねることとは違うように思います。

中身の詰まった『歳』を取ったような気がするようになりました。

でも、こんなことを感じることが本当に歳を取ったという事なのかも知れませんね。

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