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朝、そして夕、考えること
朝焼けを見て仕事が終わる。
今まで生きてきた世界とまったく違う。
同じなのは人間相手ということ。
自分の生き方に悔いることが無いと言ったら嘘になる。
しかし、今さら悔いて何になろう。
男は現実で生きなければならない。
それは男も女も関係ないかも知れない。
思い通りにならないのはもとより定められた道であり、試練なのかも知れない。
逃げずに少しの夢を棄てることなく最後まで前を向いて歩きたい。
この世に生を受けたからには死ぬまで前を向いて進まなければならない。
これも男も女も関係ない、子どもも大人も関係ない。
少しの嘘を自分につきつつ進まなければならない。
夕、稽古に向かう。
すべてに関係なく登った陽はまた沈む。
夕日を飲み込んだ通天閣は嘘もついでに飲み込んでくれたらいい、通天閣は泣いているのか笑っているのか、まだ私にその表情を見せることはない。
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