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日記のような、びぼーろくのような(2023.2.1京都大原野、雪のなかで育つ夢)

一昨日、いつものように仕事を終えて阪急線の最寄り駅まで歩き洛西駅で下車する。阪急の子会社の運営するレンタサイクル屋で一日420円の電動アシスト付き自転車を借りる。
日陰にはまだ凍った雪が残る。やはり大阪市内とはだいぶ温度差があるようだ。その上に乗り上げぬように走り、途中の洛西ニュータウンを抜ける。耳が冷たい。息が白くなる。目が覚め、生きていることを感じる。

今日から京都市内の大学生4名がインターンシップでやって来ていた。座学から現地での伐採まで、一通りの竹の知識とボンヤリした環境と竹の関係を学んでもらう。このひと月で色々感じてもらい、放置竹林整備の意義を明確に頭に入れて帰って、この先羽ばたく社会の中で機会があればまわりに周知して生きて行ってもらいたい。

もともとこの法人名『京都発・竹・流域環境ネット』はずっとお手伝いいただいている京都府立大学農学部の学生たちが命名したものである。長ったらしいので『竹ネット』が通称になっている。十数年前に発足して以来ずっと若者たちが出入りしている。ここの主たるメンバーの平均年齢とならべるとお爺ちゃんと孫たちのような関係である。核家族化してしまった現在、なかなか接することの出来ない高齢者との付き合いもこの若者達には得るものがあればいいなと思っている。

先日、行われた日本経済新聞社とテレビ大阪による取材は1月30日の日経デジタルのタイムラインに流れ、テレビ大阪の夕方のニュースで紹介された。
お時間のある方はこの動画をご覧ください。



不特定多数の方々に放置竹林の実態とNPOの行っていることの意義を知らしめるためにいろんな事を行っている。
そのための一つが芸術家への竹材の提供である。理事長の懐の大きさで希望の竹材を無償で提供している。作品を世に出す際には放置竹林整備の事もPRしてもらう予定である。そのための文章作りを考えなければならない。
韓国のアーティストの希望で用意した竹材である。
出来る事は何でもやっていくつもりである。

ジッと見ていると目が回って来る。 グルグルグルグル
さて、どんな作品が出来上がるのであろう?
絶えず人が出入りし、相談事を置いていく。
地味な作業がいつも続く。

途中で傘寿を過ぎた大先輩から「今晩梅田、いつものところ」とショートメッセージがやって来た。
頼みたい事もあり、早く切り上げて一度自宅に帰った。
シャワーを浴びて1時間だけ寝て梅田に向かった。

ガラガラガラ~、、「こんばんは!」
ビールはサッポロ、今宵の酒は京都『玉乃光』と奈良の『春鹿』
「さあ、飲み過ぎないようにしましょう!」

いまだ関西の都市開発に関する裏情報に詳しい大先輩から新しい情報をいただき、お願い事を済ませてゆるゆるといつもの時間が過ぎた。途中現役もやって来てにぎやかに美味しい酒を頂いた。このタイミングのよい楽しい酒は同じ量飲んでも次の日に残らないのである。現役二人と私の三人は大先輩の一夜限りの扶養家族となってたらふく飲み食いして話をした。
帰りは大先輩と御堂筋線に乗り込み、途中までお送りした。
八尾から歩き帰る夜道は朝の京都大原野の空気と打って変わった立春間近を感じさせる冷たくない空気に満ちていた。

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