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生きるためにやって来た仕事のはなし

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なかなか理想を仕事とすることは難しいもの、食べるため、生きるためにしてきた私のサラリーマン人生です
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#大阪環状線

ほたるのはなし

季節外れのはなしで申し訳ない。 暑い暑い夏の夜に飛び交う『蛍』のはなしである。 note の『傘わっしょい』さんの短歌が好きで、毎晩一首づつ読ませてもらっている。 その中にある昨年末の短歌が私の記憶の引き出しに手を掛けた。 短歌 壁ホタル 人感センサーライト センサーの狂ひし蛍のやうにしてわれはありなむたれからもひとり の『狂ひし蛍のやうにして』とセンサーを蛍に比喩されているのだが、たった一度だけのこと、それも生まれて初めてたくさんのホタルの群れに包まれたことを思い出

JR西日本 大阪環状線大阪駅

今年、ここで大阪環状線各駅の思い出を綴って来た。エセ大阪人の私にとって明るく好みの大阪のイメージのある『天満駅』からスタートした。30年以上も関西で生活し、仕事も建設業の営業をしていれば関西のどの地域や大阪環状線のどの駅にも何らかの思い出があるのは不思議なことではない。ゼネコン時代は京橋に会社があり京橋が私の活動のベースとなっていた。途中、設計事務所に籍を移し梅田の会社に通い、大阪・福島あたりの得意先をうろうろすることが多かった。 最後の二駅である福島駅・大阪駅は一つにまとめ

JR西日本 大阪環状線森ノ宮駅

大阪城公園駅を南下し、右手に公園の緑を見ながら走るとすぐに到着するのが森ノ宮駅である。 大阪城公園のメインの入り口となる。信号を渡り公園の入り口からまっすぐ見ると噴水がありその対角方向に大阪城が見える。上手に設計してるなといつも思うのである。 さてこの森ノ宮、大阪城公園の対面(環状線の反対側)に大阪メトロ(旧大阪市営地下鉄)の車両検査場がある。11ヘクタール(11万㎡と置き換えてもピンと来ないですね)の広大な大阪市有地がある。 最近この用地の有効活用が具体的に決まり始動して

JR西日本 大阪環状線大阪城公園駅

大阪環状線に乗り京橋駅を出て南に向かうとすぐに右手、環状線の内側に少し時間の経ったビル群が見える。OBP、大阪ビジネスパークである。 私が大阪に赴任した40年近く前に出来上がった新街区である。 大阪城公園駅はその少し前、1983年(昭和58年)に開業した割と新しい駅である。大阪城築城400年祭り、大阪城博覧会開催に合わせての開業だったそうである。 OBP建設の本格着工にはなっていないが、出来上がればOBPへの第二の玄関口にもなる駅でその時点で決まっている施工業者や関係業者か

JR西日本 大阪環状線京橋駅

さて、何から話せばよいやら、私の営業マン人生のスタートはこの京橋であった。 京橋は立地が良い。公共交通機関の乗り換えの要地である。大阪府下での乗り換え人数ランキングで梅田・大阪駅が第一位、次が難波駅、その次の第三位が京橋である。 JR環状線の駅であり、京都南部に続くJR学研都市線と、あの大事故のあった尼崎に向かうJR東西線の起点でもある。 京阪線、地下鉄鶴見緑地線の駅でもある。 大阪駅、新大阪駅も遠くなく、京都へも京阪電車一本で行け、『モノづくりの街』東大阪も目と鼻の先であ

JR西日本 大阪環状線天満駅

大阪に流れ着いてもう35年にもなる。 ずっとやってきた営業という仕事柄、電車にはずいぶんお世話になった。 JR、私鉄、 地下鉄、関西一円で降りたことの無い駅は多分無い。 どの駅にも降りた。当然用があって降りたわけでその理由は仕事ばかりではなくプライベートもある。 いろんな思い出がある。 楽しかったこと、悲しかったこと、いろんな思い出がある。 そんな思い出をこれから時々、一駅ごとに綴っていこうと思う。 まずはJR大阪環状線、大阪駅の隣の『天満駅』、このJR天満でまず思い出す