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初めて採用面接担当者になるときに気を付けること

このnoteは、自部署に採用をかける際、初めて面接官にアサインされた方に向けて、心がけるとよい、と思われることを、とりまとめています。


わたしくは、社内IT部門で10年ほど働いており、今まで自部署の増員などによる採用で、30回ほど面接官を実施してまいりました。

自分が面接官を実施した際や、採用応募者としての立場で感じたこと、その他、本などから得た情報から、採用面接官として気を付けるべき項目を、記述させていただきます。

大切なマインド(2点)


謙虚な気持ち

面接官という圧倒的優位な立場であることに酔いしれて、「うちの会社入りたいんでしょうw面接してあげますねww」みたいな、気持ちよさ全開になってしまわないように、「数ある求人から、弊社の採用枠に応募していただきありがとうございます」という謙虚な気持ちで挑むことが一番大切です。

身だしなみ

自分の態度が、採用応募者にとって、そのまま会社の印象になります。サンダルではなく、ちゃんと靴を履いて会議室に向かいましょう。TシャツOKの会社であっても、オフィスカジュアルくらいの服装が望ましいと思います。



やってはいけないこと(2点)


面接の予定時間に遅れるのはNG。

採用面接の時間の10分くらい前になったら、誰かに問い合わせで捕まってしまわないように席を外しておきましょう。「この人に面接官依頼すると、いつもモタモタしているなー」っといった人もいると思うので、採用担当者の方も、ぜひ10分前くらいから、その人の予定を確保しておくとよいと思います。


採用応募者に、いきなり「ではさっそくですが自己紹介をお願いします。」と依頼するのはNG。

軽いアイスブレイクのあと、①面接官を担当する者の自己紹介と、一次面接であれば、②会社の主なサービス案内、今回の応募枠の部署の体制図、③任せたい仕事内容を説明しましょう。

会社の主なサービス案内の際は、非上場企業は赤字なのか黒字なのか、コーポレートサイトを見ても不透明な場合があるため、可能であれば記載すると応募者は安心かと思います。

以下、資料を用意する際の参考です。

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部署の詳細の体制図をお伝えする際に、面接官はどのポジションの者か、お伝えするとわかりやすいと思います。全体で何名体制なのかで、規模感を把握していただき、担当いただきたい業務もお伝えします。

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同じチームの人の性別や、雇用形態、直近の残業時間をお伝えできると、応募者も安心です。

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どんなツールを利用しているか、お伝えできると業務イメージがしやすくなると思います。

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一次面接では、上記までの流れは必須で行うと、応募者の質問の手間も省け、緊張もとけてくると思いますので、本音も聞きやすくなると思います。

あとは、スキルメインで聞きたければ、スキルの確認をして、人間性を確認したければ、センシティブなこと以外は質問して問題ないと思いますので、腹を割ってお話するのがよいかと思います。


実施できると尚よいこと


①スキルや人間性は、今回の募集枠に対して事足りていたのか?

不採用になる場合、何がダメだったのか、お伝えできないままだと、いくら良い対応をしても、正直なところ、応募者としてはネガティブな印象が残って、「この会社のサービスを使うのは、しばらくやめよう」という気持ちになると思います。わたくしもありますし、いま話題の「就活に挑む悟空」さんも、衰退を祈ってしまう、とおっしゃってました。


こうならないために、可能であれば、スキルはここは足りていて、ここがあると尚、個人的には嬉しかった、そのほか人間性は素晴らしかった、など、詳細お伝えした上で、

他にも今回のポジションに応募いただいている方が、何名かいらっしゃいますので、その方々と、○○様の中から、一番、私共が一緒に働きたいと思った方に、内定のご連絡をさせていただければと思います。(二次面接に進んでいただこうと思います。)内定となった際には、ぜひ、弊社を選んでいただけると光栄ですので、よろしくお願いします。最後に、何か聞き忘れてしまったことなどありますでしょうか。」

などのクロージングで、面接を終了できるとよいと思います。


②いつまでに合否の連絡をするのかお伝えする。

上記と同様ですが、案内までに時間がかかると、応募者はストレスになります。時間がかかる場合は、「○○な理由で時間がかかってしまい申し訳ございませんが、いついつまでにはご連絡いたします」とフォローがあるとよいと思います。


③書類選考の時点で聞きたいことはメールで確認する。

現在は、オンライン面接なども盛んかと思いますが、基本的に、書類選考を通過となった場合、応募者が在職中であれば、場合によっては有給などを取得していただき、交通費を払って、来社いただくことになります。時間もお金もかかります。

面接に起こしいただいて、「この質問をして、この答えが返ってくるのであれば、不採用にしよう」といったことがある場合、安易に書類選考を通さず、事前にメールで、ご本人なり、人材会社なりに、確認することが望ましいと思います。


まとめ

今回は、面接官が心がけたほうがよいと思うこと、を記載させていただきました。繰り返しになりますが、一番大切なことは、「面接官という圧倒的優位な立場で気持ちよくなってしまわずに、会社を代表して謙虚な気持ちで対応すること」だと思います。


ぜひ、内定を出した人に、「上長となる面接官の態度がよくなかったから、辞退しよう」と思われるようなことがないよう、素敵な採用活動を実施いただければと思います!

お読みいただき、ありがとうございました。

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