Biblia studere ⅩLⅤⅰⅰⅰ, Luc8:19-21、「外で会いたい」

iPad＋各種生成AIを用いて聖書研究に取り組んでいます。そのお裾分けを記事にしています。

今回は、イエスの母と兄弟たちにとのエピソードからのお裾分けです。お付き合い下さい。

近づくことができなかった

イエスの母と兄弟たちがイエスのところに来たときのことです。テキストをご紹介します。

さて、イエスのところに母と兄弟たちが来たが、群衆のために近づくことができなかった。 そこでイエスに、「母上と御兄弟たちが、お会いしたいと外に立っておられます」との知らせがあった。 するとイエスは、「わたしの母、わたしの兄弟とは、神の言葉を聞いて行う人たちのことである」とお答えになった。
‭‭                                ルカによる福音書‬ ‭8‬:‭19‬-‭21‬ 新共同訳

「母上と御兄弟たちが」とありますが、元の言葉は文字どおりには「あなたの母と あなたの兄弟たちが」です。

「お会いしたいと外に」とあるのは「彼らは外で、あなたに会いたがっている」と訳すこともできます。

それ以上に細部の説明はありません。

母や兄弟たちが「外に立っている」、そのことがイエスに伝えられました、

Notion AI のやさしいRetell

私のような年寄りには小さな子どもたちが分かるようにお話しするのは難しいですね。そんな時に、AIに助けてもらうのも一案です、

5歳の子どもにも分かるようretellしてもらいました。

ある日、イエスさまがたくさんの人たちに大事な話をしていたときのことだよ。そのとき、イエスさまのお母さんとお兄さんたちはイエスさまに会いにきたんだけど、人がたくさんいて近づけなかったんだよ。そこで、人たちはイエスさまに「お母さんとお兄さんたちがあなたに会いたいんですよ」と伝えたんだ。

でもね、イエスさまは「本当の家族っていうのは、神さまの言うことを聞いてそれを守る人たちなんだよ」と答えたんだ。これは、家族っていうのは、血のつながりだけじゃなく、大事なことを一緒に守る人たちのことを言っているんだよ。だから、良いことをする人みんなが、イエスさまにとって大切な家族なんだね。

どう思われますか？細部の解釈や説明を加えずに、テキストで語られている範囲でretellされています。そして、物語に含まれている教訓を建徳的に述べていますね。良いと思います。

イエスの父母や兄弟姉妹、親戚について

Claude3に尋ねました。回答をご紹介します。

新約聖書には、イエス・キリストの父母や兄弟姉妹、親戚についての直接的な記述はあまり多くありませんが、ここに記載されている情報を総合すると、以下のようなことが分かります。

母: マリア
父: ヨセフ(実父ではなく継父)
 - マタイによる福音書1章18節から25節によると、マリアはヨセフと正式な結婚関係になる前から、聖霊によって孕った。

兄弟:
 - マルコによる福音書6章3節には、「ヤコブ、ヨセ、ユダ、シモンといういくつかの名前が挙げられており、イエスに兄弟がいたことが示唆されている。
 - また、マタイ13:55にも「その兄弟たちはヤコブ、ヨセフ、シモン、ユダではないか」と記載がある。

姉妹:
 - 姉妹についての明確な記述はないが、上記の兄弟の存在から、姉妹もいた可能性が考えられる。

親戚:
 - ルカ1:36では、マリアの親戚エリサベトが言及されている。
 - ヨハネ19:25には、イエスの十字架の近くに母マリアと、その姉妹、およびクロパの妻マリアと、マグダラのマリアがいたと書かれている。

このように、イエスには実の兄弟がいたと考えられており、母親マリア以外にも親類縁者がいたことが窺えます。ただし、ユダヤ教の慣習では、いとこなども "兄弟" と呼ばれることがあったため、兄弟が実の兄弟なのかいとこなのかは定かではありません。聖書は家族関係について詳しく記していないため、これ以上の詳細は分かりません。

印象深い言葉「外に」

イエスは自分を愛し育んでくれた母や、一緒に育った兄弟たちを外に立たせたままです。冷たく無視しているように見えます。それで「外に」とい言葉が印象深いです。

この小さな語は、しかし、神の言葉(ロゴス)に接するに際して大切なことが示唆されているように思われます。

そのことはすでにルカ福音書で繰り返して取り上げられていました。前回の箇所で私は「他者性」という言葉で表現しました。

ロゴスはわたしたちの内に取り込まれてしまうことはないのだと思います。隠れており、秘められており、常に私たちの外からやってきます。

ここまでです。お付き合いくださり有難うございました。