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下書き供養「喝采(BL)」

本格的に書く気もないのに煮詰まってモウダメダーとなったので投稿の間埋めがてら供養。

シーン1  国営放送、バラエティ番組スタジオ。

主人公、男性シンガーソングライターの東上ルカがインタビューを受けている。
彼にはとても仲の良い”友人”がいたことを話す。今度コンサートに呼ぼうと考えていることを明かし、スタジオライブで〆。
その収録終了後、その友人”西方泰斗”の訃報が知らされる。

シーン2 列車内。回想。

半ば飛び出す形で上京した三年前以来の、里帰りの帰途。ルカは過去を振り返る。
彼らは同じ児童養護施設の出身で、同い年。泰斗はその運営を手伝っている。
ルカは思う。取り柄がないゆえに、外へ出た自分。優秀だったが、それ以上に優しい故に、地元に留まった泰斗。報われるべきは逆ではないのか。
死因は事故死だった。被害者も加害者も即死。居る場所が逆であれば、どんなに良かったか。

シーン3 教会の前にて。

児童養護施設の施設長、シスターと会う。
”大親友の”泰斗の葬式に来れてよかったと泣きながら彼女はこぼす。その彼女の非悪意の誤解。自分の感情がそれではなかったことに愕然とする。
蔦が絡まる白い壁の教会の前にて、入れず。近くにいた入所者に番組出演を理由に断り、逃げるようにその場を去る。

シーン4待合室

自分のうたがきこえる

シーン5ステージ

喝采

キーワード
・孤児
・都会に出るべきは
・ともだち
・善意の無理解

資料費(書籍購入、映像鑑賞、旅費)に使います。