New Zealand Cycle Classic St.3
レース情報
1月13日(金) 第3ステージ
距離 155km 順位 63位 総合 54位
レースレポート
今日はクイーンステージ(最大の山場)、最後は10kmを登る山頂ゴールが設定されている。
さらに、途中2級山岳を3回通る、アップダウンが激しい大きい周回コースがあり、クイーンステージにふさわしい山岳コースだ。
実質、ほぼ総合が決まるコースで、キナンとしては、登りが強く好調のドリューの総合を目標に挑む。
作戦は少数(5人以下)の逃げを行かせ、リーダーチームのBlack Spokeに集団コントロールさせて消耗したところを攻撃するというもの。
攻撃ポイントは、ゴールの山岳前に設置されている、2級山岳の3回目でトマとドリュー以外のメンバーで攻撃を開始する。
今日は厳しい山岳コースのためかアタックが少なく、すぐに3名の逃げが決まり、リーダーチームの集団コントロールが開始される。
まずは、作戦の第一段階クリア。
ひとまず、元喜さんと二人ですぐにBlack spokeの後ろに位置取り開始。
そこからは昨日と同じくたんたんと距離をこなしていく、、、はずだった、、、
集団コントロールが開始され、後ろを陣取れ、1回目の2級山岳をクリアした後、中々他のメンバーが上がってこない、、、
トマとドリューは集団の中の楽なポジション(今日のようなコースでは集団の中の方が流れるので楽だった。)で休みたいのだろうと思って、元喜さんと僕は登りや危険ポイントの際、楽に二人が前に位置取れるよう、位置取りを継続していた。
2回目の2級山岳を越えた後、そろそろ攻撃タイミングの再確認やボトル、補食の補給をするために一度チームカーに行くことにした。
すると、トマとドリューは集団にいるが、雄大さんとライアンがいない、、、
トマたちに確認すると、昨日からのお腹の不調が悪化し、二人ともレースを離脱したらしい、、、
実は、僕、雄大さん、ライアンは昨日から何かの細菌にやられたのか、下痢気味でお腹の調子が良くなかった。
他のチームでも多数同じ症状の選手が出ており、初日の雨が原因だと思われる。
海外(特に牧草地)では放牧が多く、この地帯を雨の中走ると、土砂と水と一緒に道路に色んな菌が流れてくる。(放牧=その辺にふ○まみれ、察してください、、、笑)海外あるあるではあるが、まさかこのタイミングでチームから二人が削られることになるとは、、、
時を同じく、リーダーチームのBlack spokeからも二人同じ症状で集団牽引から離脱。
さらに、逃げている3人がめちゃくちゃ強く、中々タイム差が縮まっていなかったのだ。
突然訪れるピンチ、Black spokeも僕らに牽引の手伝いを頼みにくるが、4人になった僕らも中々動けない、、、
悪いがここは断る。
一旦、補給を済ませ、4人で集まり相談。
キナンとしては、今はまだ枚数を切ってまで動けないため、前方での位置取りを止め、集団に身を潜めることに。
リーダーチームの声かけに賛同した、チームが加わったことで、集団のペースが回復し、上がっていく。
じわじわと縮まり始めたため、ここは他チームに任せ、僕らは当初の予定通り、登りで僕、元喜さんが攻撃をしかけることに。
欲を言えば、リーダーチームのアシストを全滅させ、リーダーを丸裸にしたいところだ。
決戦の前に最後の補給タイミングで僕が下がる。
監督と作戦通り行くことなどを少し話し、皆から受け取った衣類を渡し、ボトルを受け取り運ぶ。
攻撃ポイントを少し前に逃げが捕まり、少しアタック合戦が始まる。
ここは、僕と元喜さんが対応していく。
正直、僕にとって逃げはメリットがないため、逃げに乗るというよりは集団と繋げるような動きをしていく。
集団のまま攻撃ポイントに入れそうなので、4人でまとまり始める。
同じく勝負どころの登りのため位置取りが少し激しくなったところで僕が少しはぐれてしまい、それに気づいた元喜さんがすぐに判断して、自らペースアップしていく。
ほんとは、ここで僕が使いきり、皆を最後の登りに発射したかったが、登りが苦手な僕はペースが上がった集団の前に上がって引けるほど、力は残っていなかった、、、
後は、僕ができることは、ドリューが勝ち総合リーダーになることを祈ると共に、明日からはリーダーチームの仕事があるため、回復に努めることだった。
色々なことを考えながらも(実は裏話がある。笑)たんたんと10kmを登り、ゴール。
結果はドリューが4位。トマさんが8位。
元喜さんが最後の登りまでめちゃくちゃ動いたらしい。
さすがだし、自分が不甲斐ない、、、
そして、ドリューも届かなかったが、しっかり登ってみせた。
明日からは総合順位のジャンプアップも狙っていくが、スプリントも考えられるステージ。
そこで結果を残し、チームに貢献していきたい。
明日も頑張ります💪