一風堂のホットもやしソースを探してカルディに行った

今週のあのANN0に影響されて、もやしを食べたくなってきた。

それで思い出したんだけど、いつか家で一風堂のもやしをたくさん食べるのが夢だった。
一風堂のもやしはとても美味しく、何ならラーメン以上の印象すら残る代物だった。
ただ、アレは小さな壺に入っているから、たくさん食べたくても壺の容量という限界があって、子どもながらにとても悲しかった。
当時高校生だった私は「大人になったら自作していっぱい食べるんだ!」とか思って、目をキラキラさせていたものだ。
今考えると、勝手にもやしぐらい茹でろよとは思う。

それから年月が経ち、ホットもやしソースが発売されたのは知ってはいたが、いつしか夢を忘れてしまっていた。
あのちゃんのおかげで、夢を思い出した。
ありがとうあのちゃん。

それでホットもやしソースを買いに行くことにした。
自作のレシピがネットに出回っているのは知っているけど、やっぱりホットもやしソースを買って、あの一風堂のもやしを家で味わうというところに夢の成就がある。

近所のスーパーとドンキホーテは探したけど無かったから、カルディに行くことにした。
ところで、カルディなんですけど、皆様はカルディ行きますか?
私は全く行かないんです。怖いから。
これは自炊しないからとか、そういう話ではないと思う。

個人的に、カルディはヴィレッジヴァンガードに似ているように感じる。
店の雑多な感じとか、一般的には売られていないものが重点的に売られているところとか、本業が明確にあるところとか、うまく言語化できないけど、とにかく似てると思う。

ヴィレッジヴァンガードはサブカルっぽいものが並べてあって、客も店員もサブカルっぽいから、オタク気質な自分にとっては、怖い場所ではない。
場違いではあると思うし、ターゲットは10代20代だろうから、行かないけど。

それに対して、カルディは少し高い小洒落たものばかり並べている店だから、客はみんな余裕ありそうだし、店員も余裕そうだし。
月並みな言葉で言えば、リア充っぽい。
私はリア充とはかけ離れているから、恐怖を感じるのだった。

カルディなんて都内ならどこにでもあるから、そんなビビるなって話ではあるんだけど、それでも怖いものは怖い。
実際入る前から怖かったよ。
まず入口に立っている人がいるんだけど、その人の意味が分からない。
多分コーヒーを買えるんだと思う。
飲みながら買い物が出来るって話かと思われる。
そんなにくつろげないよ。
こっちはホットもやしソースを買いに来てるんだぞ。
いわば戦いだよ。

とりあえず、邪神ちゃんドロップキックで邪神ちゃんがお使いを頼まれたけどぽぽろんちゃんにダメにされたことであまりにも有名な杏仁豆腐をカゴに入れた。
これでまだ戦える。

それから店内を見てたら、世界一うまいビスケットと誰かが言ってたビスケットを見つけた。カゴに入れた。
過去が、この居心地の悪い空間にいる自分を守ってくれているような気がした。

それから結構探したけど、結局ホットもやしソースは無かった。
なので、カゴに入っているものとサバ缶を買って、店から出た。
カルディにビニール袋なんて無くて、紙袋が20円したんだけど、とてもおしゃれな紙袋だったので、嬉しかった。
帰り道で、自分もリア充になれたような気がした。

結局、ホットもやしソースは別のスーパーに行ったらあったので、今家にある。

けど、肝心のもやしを買わなかった。
夢が叶う瞬間が目の前に来ると、それはそれで躊躇してしまう。
すぐに叶えてしまうのも違うっていうか。我ながらめんどくさいな。
今度スーパー行って、もやし買ってきます。

ここで一曲。

kobo kanaeru - HELP!!


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