メンタル死んだらこの曲を!

ここ数日暖かくてメンタルが安定したと思った矢先、寒さとバイト連勤が重なってどうかしてるくらい不安定になった。四月も近いのに雪が降るなんて…!

音楽を分析して聴く人間はだいたい情緒が不安定だと思うし、ましてわざわざ音楽をする人間は7割くらいメンヘラだと思っている(偏見)。プロアマは問わない。

ということで、今回は全力で病みの世界に落ちたり、ちょっとだけ回復しそうになったり、そんな感じの私のメンタリティ限界時のプレイリストでも作ってみようと思う。

椎名林檎『ギブス』

 明日のことは判らない                                       だから  ぎゅっとしていてね                               ぎゅっとしていてね ダーリン

椎名林檎は好きだからこそメンタルが終わったときはどれでも聴けるし、そもそもがネクラだから椎名林檎に落ちた説まであるのでどれも基本はおすすめなのだが、有名どころだと悲しいときに聴くのはギブス。

パッと見幸せっぽい歌詞なのに、すごく切ない。曲調も驚くほど切ない。ずっと入り続けるピアノの音が切なくて泣ける。

この曲、歌詞だけなら普通に幸せなことを歌ってると思うんだけど、実際のところどうなんだろう。過去のことなのかなという邪推。


フジファブリック『若者のすべて』

最後の花火に今年もなったな                            何年たっても思い出してしまうな 

フジファブリックは、まだ全然にわかなんだけど、『TEENAGER』をはじめとするアルバムや、サブスクのプレイリストで聴くと、なんだか少しだけ浄化される気がする。

トゲトゲした気分の心にしみる、どこか懐かしい曲がいっぱい。そのなかでもやはり若者のすべては特にしみる。この曲もキーボードがすごく好きだなぁ。何故だか切ないけど癒される?感じ。

志村さんの声も好き。


back number『助演女優症2』

 私のものにならないのに                                    どうしてまたお気に入りの服で                     あなたを出迎えているの?              

back numberは浮気や失恋の重すぎてどうかしてるくらいの曲に価値があると思っている。テレビで演奏されないような曲をもっとみんな聴こう。

この曲はAメロで裏拍でギターが入り続けて、それがとても良い。ざわざわする感じ。

不倫以外のときでも思いそうな表現が散りばめられている歌詞がおすすめ。まさにどろどろした女。男のひとが書いた歌詞とは思えないなぁ。


東京事変『入水願い』

大嫌いです  全部が厭です                                  賞讃したがっているあなたの嘘吐き 

最近『再生』した東京事変からは敢えて一期事変のこれをチョイス。入水とタイトルに入っている通り、心中の曲。本当に情緒不安定な女が話しているような歌詞が堪らない。

この曲はウォーキングベース風なんだけど、お洒落さよりむしろ激情を感じる。感情の昂りがそのまま表現されていると言うか。

そしてやっぱりキーボードも良い味を出している笑(どの曲でもそれを言ってしまうのでそろそろ控えたい)


ゴールデンボンバー『君といつまでも』

 いつまでも側で見ていたいから                         何処も行かないで 僕の知らない世界へ

ゴールデンボンバーからは爆売れする前のこの曲をチョイス。鬼龍院の歌詞は、売れる前の方が好きだったりする。

曲自体ももちろん好きだし、ギターの音色やコード進行もかなりタイプなんだけど、彼の曲の魅力はずば抜けて歌詞。

この曲、二番では平然と『いつまでも側にいられないなら 君を連れ去ってカギをかけて飼いたい』とか言い出すのでもはや感動する。鬼龍院は本物のメンヘラ。間違いない。


シド『妄想日記』

声も 身体も 指も 髪も 寝顔も 心さえも全部    一つ残らず愛しているの 私だけのものだわ

中学の時、この曲を聴いて衝撃を受けたのを今でも思い出す。ストレートに狂気を歌った曲だと思う。

ギターのサビのリフも好きだし、実は動きの多いベースラインも好き。

情緒不安定なときは人に対する愛着が極端になるから、この歌詞も分からなくもないなぁと思うときがある。シドはその辺が上手い。


スピッツ『ロビンソン』

誰も触れない 二人だけの国                                君の手を離さぬように

スピッツは感情をのせずに歌うよね。私はロビンソンは心中を歌っているという意見に全力で賛成。ただの幸せを歌っている曲だったら私はこんなにハマりません。

スピッツってノスタルジックなのににじみ出てくる異様性が確実にあると思ってる。死とセックスについてしか書かないって草野マサムネも言ってるし、そういうこと。


あいみょん『マトリョーシカ』

キラキラに光る何かを追いかけて                     私はそれでも愛されなくて

最初の頃よく言われていた、あいみょんの曲はメンヘラ、っていう意味がわからなかったのだが、この曲はメンヘラだと断言できる。好きになったら一直線なんだろうなと…。

アコギメインの曲でこんなにもメンタリティが不安定な曲はなにげ珍しい気がする。ギター一本でメンヘラに弾き語りしてほしい。


Janne Da Arc『dry?』

ここに来て気づいた、、私はただ                     失う怖さから逃げてただけ

Janne Da Arcは爽やかな曲調で遊ばれちゃう系女の子の歌を歌う、ザ・メンヘラソングが多い。Acid Black CherryはもっとV系らしさ前回の曲で歌詞は同じ感じだよね。

この曲はギターのリズムがかっこよくてよく聴く。歌詞も割と好きだけどあまりにストレートで触れにくいので割愛。yasuの声が生々しすぎないが故にさらっと聴いて、たまに大ダメージを負う。笑


Acid Black Cherry『CRISIS』 

お願い 涙 まだ流れないで                                  あなたがいなくなるまで

先述したAcid Black Cherry。Acid Black Cherryの曲はだいたいこんな感じで、女の子が男に遊ばれて悲しんでいる曲。

特にこの曲はロックで、ABC特有の歌詞の生々しさもあまりなくて聴きやすい。汎用性の高い病み曲とでも言えばいいかな。

ちなみにロックだけじゃなくてジャズ風の曲調を取り入れた曲もABCには多く存在する。その辺もかっこいいんだ…。


宇多田ヒカル『First Love』

最後のキスは タバコのflavorがした                  ニガくてせつない香り

15歳そこらでこんな歌詞を書ける人は他にはいないと思う。宇多田ヒカルのどの歌詞を見ても驚かされてしまう。正直有名な曲しか知らないけど。

大好き、って訳ではないがこの曲調といい歌声といい泣かせに来てるよなぁと。永遠の名曲。悲しいとき素直に泣けるね。


結論

これを書くために数時間費やしたのだが、メンタルが死んだときに聴く曲なんてまとめるものじゃないなぁと思った。

……すっっっごく疲れる!

ちなみに加藤ミリヤも阿部真央もコレサワもないのは、あまりにも直接的な病みを女性に歌われると生々しさでどうかなっちゃって聴けないから。リアルすぎる!

とりあえず、明日は暖かくなるといいな。

おしまい。

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