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プロジェクト最終日が迫ったら。クラウドファンディングのカウントダウンのやり方

MOTION GALLERY ACTION

今回は質問の多い、クラウドファンディングの「カウントダウン」のやり方をご紹介。プロジェクト終盤の予定をあらかじめ立てておくことで、慌てずにクラウドファンディングに取り組むことができます。

カウントダウンとは？


クラウドファンディングは、募集期間の間に資金を募るため、その募集期間の最後は最後の追い込み時期になります。また、資金の集まり具合を見てみても、プロジェクト開始直後の1週間と、終了間際の1週間が最も集まりやすい傾向にあります。プロジェクトの終了間際に積極的なプロモーションを行うことで、集まる金額を効率的に高くすることができるのです。

具体的に何をやればいいか

カウントダウンと言っても、ただ「あと○日！」と呼びかけているだけではあまり資金は集まりません。カウントダウンの考え方は、「カウントダウンをする場所」と、「切り口」にわけることができます。

カウントダウンをする場所

場所には、SNSやメールなども含みます。カウントダウンをする場所は、オンライン、オフラインに偏らず、満遍なく行えるようにするといいでしょう。例えば、以下のような場所が考えられます。

・X（Twitter）やFacebook上でカウントダウン（あと○日！という投稿をする）
・MOTION GALLERY上のアップデートでカウントダウン（あと○日！というタイトルでアップデート記事を投稿する）
・リアルイベントでカウントダウン（最後の日や、終了間際の週末などにイベントを企画し、カウントダウンを行う）
・配信でカウントダウン（インスタライブやYoutTube配信などで終了間際の数日間や、終了時間を迎えるまでの数時間カウントダウンを行う）

プロジェクトの最終日を決めたら、その日や、終了間際の数日をあけておき、そこでイベントを企画したり、SNSやアップデートの投稿ができるようにしておきましょう。イベントや配信など、リアルタイム性のあるものはユーザーとの一体感が生まれやすく、再支援を誘うこともできます。

ここで、いくつか例を紹介しましょう。

「未来へつなごう！！多様な映画文化を育んできた全国のミニシアターをみんなで応援 ミニシアター・エイド（Mini-Theater AID）基金」プロジェクトの最終日前夜に5時間50分にわたって行われた配信ライブの様子はこのようなもの。詳しい様子はこちらのリンクからもご覧いただけます。

「180年前の美しいボケを現代に復刻:Petzval 80.5 mm f/1.9 MKII」プロジェクトでは、このように最終日が迫ってきてからはアップデートのタイトルに残り日数を入れてカウントダウンを行っています。

「20年代映画の幕開け！内山拓也監督最新作「佐々木、イン、マイマイン」製作応援プロジェクト」では、このようにX（旧Twitter）でカウントダウンのツイートをしています。

カウントダウンの切り口

カウントダウンのイメージがついてきたところで、それぞれの場所でどんなカウントダウンをすればいいのかを紹介してみましょう。やみくもに「あと○日！」とアナウンスするだけではなかなか共感は得られません。ここからは、それぞれの場所に合った切り口を紹介します。

・X（Twitter）やFacebook上でカウントダウン
SNS上でのカウントダウンでは、「あと○日（時間）」とお知らせするだけでなく、カウントダウン中のコンテンツを決めてみるとよいでしょう。制作の舞台裏や、アーティストの近影、手書きのメッセージなど特別感のある写真などを添えて投稿すると、カウントダウン中の特別感が高まります。投稿する時にはプロジェクトページのリンクを忘れずに添えましょう。

・MOTION GALLERY上のアップデートでカウントダウン
アップデートは、SNS投稿に比べ掲載できるコンテンツや文字数が多いため、日記的な心情を書き連ねたものも良いでしょう。タイトルには「あと○日！このプロジェクトをやってみて」など、内容がわかるものをつけ、素直な気持ちやお礼を伝えてみてください。これまで支援してくれた人の名前を書いて一言ずつお礼のコメントをするのも良いかもしれません。アップデートを投稿したら、 SNSでそれをシェアするのをお忘れなく。

・リアルイベントでカウントダウン
リアルイベントでは、カウントダウンをするだけでなく、リターンの品やプロジェクトの進捗具合の報告、ライヴやトークショーなど特別なコンテンツの披露を一緒に行うようにしましょう。イベント中に支援が入ったらその場で紹介して盛り上げたり、プロジェクターでプロジェクト画面を投影し、更新しながら金額が増えていく様子を伝えるのもよいでしょう。リアルイベントの様子を同時に配信したり、SNSで実況するのも一案です。

・配信でカウントダウン
配信でカウントダウンをするのは、リアルイベントよりも親密性が高い印象を与えます。配信しながら、これまで支援してくれた人の名前とコメントを読み上げてお礼を伝えたり、リアルタイムで支援してくれた人にお礼を伝えたりコミュニケーションをすることが大切です。リターンを紹介したり、対談形式にするのも手。ひとりよがりにならず、みている人とのインタラクションを意識するとカウントダウンが盛り上がります。

起案者がカウントダウンを楽しむのが大事

カウントダウンは、見ている人も一緒にクラウドファンディングの盛り上がりを感じることができるイベントです。「こんなに告知して大丈夫かな」と起案者が思っていると、それが伝わって下火に終わってしまうこともしばしば。せっかくカウントダウンを行うのであれば、まずは自身が楽しむことが大切。一度しかないプロジェクトの終わりぎわを、プロジェクトを振り返りながら、かけがえのない時間にすることを意識して、カウントダウンを楽しんでみてください。

MOTION GALLERYのスタッフは、カウントダウンのやり方をプロジェクトのケースごとに教えてくれます。プロジェクトを掲載してみたい方は、まずはMOTION GALLERYにアクセス。

（文：出川　光）

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