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地域でクラウドファンディングを成功させる方法

これまでさまざまなクリエイターのクラウドファンディングを掲載してきたMOTION GALLERYがこの困難を乗り切るためのナレッジをシェアするマガジン、『MOTION GALLERY ACTION』。よりよいACTIONをサポートするために、MOTION GALLERYを運営する私たちのナレッジをシェアします。

今日は『地域でクラウドファンディングを成功させる方法』です。

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短期の活動と考えない

クラウドファンディングは、やる時はほとんど誰もが初心者です。プロジェクトのイメージを持つために、地域のクラウドファンディングをやる時には、まちで何かに挑戦するときを考えてみるとイメージがつきやすいかもしれません。

例えばイベントをするときや、新しいお店をつくるとき。まちの人に挨拶を丁寧にしたり、どんな人間がやっているのか、何をどうしてやるのかをきちんと知ってもらうことは大切。普段からゆるやかな接点をもつ。そうしてつくった関係があなたを助けてくれるはずです。(何かアクションを起こす前からそういった関係を築けている人はとても強いです)

同じ意味で、クラウドファンディング実施期間中から終わった後も、どのように支援者とコミュニケーションをとるかが鍵になります。きちんと自分の言葉でお礼を伝えること、結果を報告することが想像以上に大事です。

自分の活動にお金を出してまで応援してくれた人ということを忘れない。支援してくれた人とまち中で会ったときに、きちんとお礼を言ったり、顔見知りの人であればすぐにメッセージでお礼を伝える。クラウドファンディングでつくる関係性は、決して一時的なものではないということを覚えておく。これらが違和感なく、いつもできている人はクラウドファンディングに向いてると言えるでしょう。

自分のアクションにどんな意味があるのか、
広い視点をもってみる

第三者がお金を出して応援するのは、とてもハードルが高いこと。だからこそ、第三者が応援する意味があることかを自分でも考えてみる。まちの動きや課題を調べて、自分の活動と接点があるかを一度考えてみましょう。自分が起こそうとしているアクションを、どんな人が必要としてくれるか、どんな人に関心をもってもらえるかを想像して、プロジェクトを組んでいく。調べる中で出会った人と対話するのも良いでしょう。新たな視点が見つかったりすることや、応援者になってくれることにもつながります。

自分のことを知らない人がページを読んだときに「応援すれば、この人ならきっとプロジェクトを実現できる」と信頼してもらえるように、実際にどこまで準備しているかを説明することや、自分がなぜ挑戦するのかの理由づけをしていきます。例えば、過去にこういうことがあって、〜に関心をもち、〜といった活動を始めたなど、過去のエピソードからつながるとよりイメージしやすくなります。

短期的な挑戦ではなく未来にどんなビジョンをもっているのか(例えばお店をつくることでこんなことがまちに起こるといいなと考えている…とか、成功したら毎年イベントを続けていきたいと考えている…など)まで書けるとより良いでしょう。

信用できる人たちとチームを組む

最後に、クラウドファンディングをやる方自身についてのアドバイスです。ひとりでクラウドファンディングを実施するのは、実際結構しんどいもの。自分で「わたしのプロジェクトを応援してください!」と言い続けるのは、精神的にこたえることも少なくない。

事前にチームを組んでおけば、その負担をわけあえるでしょう。アップデートを持ち回りで更新したり、チラシを配って回ったり、自分では思いつかないPRのアイディアが出ることも。最終決定権は、責任をもって自分でもっていることが大事ですが、絶対に励まされます。ひとりで動くよりも、複数人で動いた方が、より多くの人と接点をもつことができ、つまりプロジェクトを広く知ってもらえます。

地域の灯を絶やさないために、クラウドファンディングはとても有効な手段です。この1年でその存在感はさらに増したのではないでしょうか。このナレッジを使って、ぜひ地域のクラウドファンディングに挑戦してみてください。MOTION GALLERYのスタッフも全力で応援します。

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MOTION GALLERYではローカルのプロジェクトをいつでもお待ちしています。クラウドファンディングに挑戦してみたい地域の活動を担うみなさま、ぜひご相談ください。

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