儀式的な世界

恐怖で支配するしかない教育を、訓育に変えるために学ぶ喜びを与える。漁られる感情がドラスティックに加工された自虐的な翅をもたげる少女たちが無重力状態になるのを傍観している先々で壊されてゆく彼らの早熟な宴、安易な感情を仮想し、通わす思いがすべてと繋がる。カラスが機能的な木々で歌う、泣きはらした目からこぼれる憂鬱な厭世観を加速させる機器たる君の仰々しい言葉が氾濫し、懶惰な私情からこぼれるニヒリズム、だんだんと迫る解放感に豊かさが枷になり、世界を狭めてゆくだけのアフォリズムに昇華してゆくほどに、行き先を間違えた、と暗澹とする君の思考を化石化し、独占欲にまみれた資本主義的なミミックとして、ミリタリズムに侵された毒虫として、憤怒する偶像崇拝を続けるいじらしい君の間で維持されるものや、そこかしこで遺棄されるものを片付けるためのカタストロフがロストしてゆく場面があつらえる信条の自由なんかに自由なんかはなく、ただ現れる今に難癖つけるために現れる論理がカタルシスを求めるが故にとめどなく現れる快癒により、勇躍し続ける私には圧力に反し、かかずらうだけに至るような季節に屈さず、私に従う私にすら反する。

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