みょーん

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わたしなりの視点で読んだ本のレビューなどにも挑戦したいです。アイドルにはまった。フォローお気軽に◎

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東アジアの偶像と”アイドル”文化

1章 ヒトガタの偶像崇拝 〈人柱、ムラ社会、イケニエ、少女・子供の放つ魔力、ケガレ信仰〉  これらは現代の日本社会で消滅したと言えるだろうか。身近な存在に、形を変えて今なお存在し続けているように思う。 そもそもグループ・集団とは、特定の共通項を持ち合わせたもの同士が、自発的ないし他力的に集められ、なんらかの活動を起こした結果定義されるはずだ。  例えば、小学校や中学校の義務教育システムないし、会社に所属することなどがそうだ。均一性が求められたり、敢えて何らかの力が加えられ

    • 秋の夜長に『長月邸』を捜しに。

      「トンネルの上の家なんて最高じゃない?」 ーーーーーー 夜11時過ぎ、三本木駅を降りると明らかに人気がなく、ぼんやりとした重い空気が漂う。 ネットサイトで物件探しをしている際に偶然見つけた、トンネルの真上の一軒家。わたしたちは「それ」を確かめに来たのだった。 Googleストリートビューでは見つけられず、やむなく、いや好奇心をおさえきれずに三本木駅にふたりは降り立った。 ーーーーーー 私たちのことだから、またしてもどちらも止められずに夜中、三本木駅に着いた。す

      • 親がつけた名前を変えるとき。

        いま改名申立書を作っていて、いままで25年間使っていた名前を変えるのだと思うと、新しい名前で生きられる自分にわくわくするのと同時に、母親がつけてくれた名前を本当に捨てるというこの気持ち、なんとも言い難いものがある。 改名手続きをする人たちは、本当にそれぞれの、いろんな事情・理由があると思う。わたしの場合も詳しいわけは書けないが、いまの心境を残しておきたいのでこの場を借りて記す。 「名前」のもつ忌々しさ。25年間使用して、ともに生きてきた私の「名前」。いま新しい名前に変わろ

        • 【レビュー】「芝園団地に住んでいます 住民の半分が外国人になったとき何が起きるか」を読んで。

          まずはじめにこのタイトルに惹かれたのは、わたしも台湾人と同棲していて、言ってみればうちも「住民の半分が外国人」だからだ。  実際に読んでみて、私自身も芝園団地にもともと住んでいた高齢者たち日本人と共通する意識があったな、と自省する部分もあった。 第1章から第4章までを読んで、ツイッターの140字のつぶやきにも書いた通り、古来からの日本人特有の考え方・習慣・意識、つまり「民俗としての日本人」像が浮かんできた。その「民俗」性が中国人たちを、本質的な明確な理由もなく排斥すること

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