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机上論ではない。企業活動のリアルに触れる、異色でディープなインターン

MF KESSAIの様々なメンバーにインタビューをするこの企画。今回はインターン特集です!

当社にはインターンのメンバーも多数ジョインしており、みなさん責任と裁量をもって働いています。今回はインターンの竹内潤平さん(写真右)&棚村しほりさん(写真中央)、そして社員として彼らをリードする長谷川準也さん(写真左)に話を聞きました。

Profile
長谷川 準也 Junya Hasegawa
大阪経済大学 経営学部を卒業後、株式会社大塚商会を経て2016年2月に株式会社マネーフォワードへ入社。マネーフォワード クラウドシリーズのエバンジェリストとして普及活動に従事したのち、グループ会社として立ち上げ初期であったMF KESSAI株式会社へ2017年6月より転属。サービス運営及び組織づくりに幅広く関与しつつ、現在は主に与信管理と債権回収のフロー構築を担当している。今日のインタビューは見守り役中心。

棚村 しほり Shihori Tanamura
慶応義塾大学 経済学部 在籍。2019年11月よりインターンとして就業。大学1年生の時に公認会計士資格の取得を志し、予備校とのWスクール生活に。3年生夏に見事合格。
趣味・特技はピアノ。小さい頃に「譜読みがしやすい」ということをきっかけにバッハを良く弾くようになり、そのうち好きになった。

竹内 潤平 Junpei Takeuchi
中央大学 法学部 在籍。2019年6月よりインターンとして就業。
趣味はピアノや音楽鑑賞。特にクラシックが好きで、オーケストラを聴きに行くことがちょっとした自分へのご褒美。

それぞれの応募理由。見え始めたキャリア像にベストな環境を探していた。

― みなさん、本日はよろしくお願いいたします。ではまず、お二人がMF KESSAIのインターンに応募したきっかけを伺わせてください。では棚村さんからお願いします。

棚村しほり(以下、棚村):はい。私は公認会計士試験に合格したものの「まだ知っている事は机上論でしかない」という感覚がありました。

なぜなら試験では例題として作られた架空の取引や財務諸表しか扱わないので、実在する企業の諸表を読むことはありません。なので「学んだ知識が実際のビジネスにどう紐付いているのかを知らないとダメだな」と思っていたんです。

また試験合格をしてから大学を卒業して監査法人に就職するまでには1年半あるので、この期間をせっかくインプットした知識を使わないブランクにしたくないという気持ちもありました。

なので「実際のビジネスに携わって、勉強をした知識を使いながら就職までの期間を過ごしたいな」と思いインターン先を探していて、いくつか話を聞いた中でMF KESSAIが一番自分の理想的な会計知識の使い方が出来ると感じたので入社を決めました。

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― ありがとうございます。では次は竹内さん、お願いします。

竹内潤平(以下、竹内):私の場合、法学部を選んだことに特に強い理由は無かったので、1年生の時は「何やれば良いんだろう」って感じでしたね。棚村さんと違って遊んでいました笑。

とはいえ色々考えていて、2年生になる頃くらいには自分が学んでいる法律の知識とも絡むことも多い金融分野に対しての興味が強くなり、「将来はFintechに関わりたいな」と自分の気持ちが固まってきていました。

― へー、なぜ金融だったんでしょう?

竹内:実は遊びで仮想通貨にも手を出したりしていたのですが、それをきっかけにブロックチェーンを知って、それを理解していくうちに「あ、これ、金融が変わるな」って思ったんです。その流れで「Fintech」という領域も知り、強く惹かれるようになりました。

なので、Fintech企業に入って働きたいなと思いインターンを探していて、MF KESSAIを知って今に至るという感じです。

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― なるほど。とはいえFintech領域にいる企業は少なくはないと思いますが、その中でMF KESSAIを選んだ理由は何だったんでしょうか?

竹内:面接で長谷川さんから事業の説明を伺ったのですが、「BtoBの掛け売りをFintechサービスで代行していくんだよ」という説明を受けてピンと来たんです。「BtoB」と「売掛債権」というキーワードが特に。

― え!?なんで??

竹内:金融に興味を持ってから勉強をして簿記2級を取ってみたのですが、その内容の中で「企業の取引には掛け売りの習慣があって、そしてその管理業務が発生していて、かつ貸し倒れが一定程度発生する」ということを知りました。

このような企業間で実際に起こっているお金の動きについて意識したことはこれまで無かったのですが、「こういう具体的な企業活動の中にこそ、自身が惹かれているFintechサービスが価値提供できる可能性が広がっている」とその時に思ったんです。なので長谷川さんから話を聞いて「これだ。」と。

― なるほど。長谷川さんやりましたね!(笑)

長谷川準也(以下、長谷川):やりましたね(笑)。面接では、最初にやりたいことなどを聞いた後、途中からはホワイトボードに図を描いて説明することも多いんですよね。MF KESSAIの事業って口頭で説明するだけでは分かりづらいはずなので。

企業間取引における登場人物を記載して、その中でのMF KESSAIの立ち位置や提供価値も図示したりしながら説明しているんですが、そういう部分が伝わりやすかったのかなと思います。

棚村:勉強になりました(ペコリ)

一同:(笑)

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<普段書きながら説明している内容を後日再現してもらいました>

業務内容は、二人ともディープ。

― それでは次に、具体的なお仕事の内容について聞かせてください。お二人それぞれで異なる業務に携わっていらっしゃるようなので、まずは棚村さんからお願いします。

棚村:私は企業の分析・審査業務を担うチームで働いています。「どういう情報を見て、どういう基準をもっていれば、効率よく、かつ正確に企業評価できるか」ということを考えて業務にあたっているのですが、奥が深いです。

分析をしていても、社員の方から「ここってどうなってる?」と指摘していただいたところを見てみると、自分では気が付かなかったけど「確かに少し気になるな」という点がみつかることもあって「次回からはこういう点もしっかり見ていこう」と改善したりしています。

― なるほど、竹内さんはいかがでしょう。

竹内:私は未入金債権の回収に関わる企業調査業務に携わっています。

MF KESSAIが引き受けた債権のうち、どうしても一部は未入金が発生してしまいます。こういった未入金債権についてはカスタマーサポートチームから未入金のお知らせをして振り込んでもらえるケースもありますが、一方で何らかの理由で支払が困難だったり、そもそも債権を認知していないというような、事態が重いケースもあります。

私のいるチームはこのような状況にある企業についてインターネット上で情報収集するなどして、その会社の状況がどうなっているかを確認しています。

― 特にどういうところに面白さを感じますか?

竹内:これまで学問として法律の基礎知識を学んできましたが、弁護士の先生や債務者の方と実際に具体的なやりとりをする中で「自身が学んできた法律が実社会ではどのように解釈され、運用され、機能しているのか?」ということを知ることができるのは非常に面白いですね。例えば「実際のところ弁護士法ではここまでは許容されていて、これ以上はアウトなんだな」とか。

あとは業務に携わる中で、社会でお金がどういう風に回っていくのか?ということを肌で感じられるところも面白く感じています。

― 逆に大変なところはありますか?

竹内:手間のかかる定型業務も正直多いのでそれはちょっと辛いですが、むしろそこは積極的に効率化していきたいです。

情報のまとめ方や管理の仕方を工夫して体系的に管理していくスキルはだんだん身についてきたと思いますし、Googleスプレッドシートの関数やGoogle Apps Script(GAS)を使ってより効率的に管理をしていくことも最近取り組んでいます。

― GAS使ってるんですね!?凄い。学生でGAS使う人って中々いないですよね。

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<インターンメンバーが読んでいる本のコーナー。GASやPythonもあれば、財務分析、与信管理、債権回収といったトピックも。>

インターンからみたMF KESSAIという会社。事業やメンバーについて感じること。

― ここまではそれぞれの業務内容についてお話頂きました。実際に働いてみた経験をふまえて、今MF KESSAIについてどう感じているでしょうか?何でも自由にお答えいただければと。

棚村:社員のメンバーもインターンメンバーも、みんな面白い人が多いです。面白いというのはユーモア的な面白さもあるんですが、それだけではなくて。色々なバックグラウンドの人がいるので、話していても「そういう視点があったんだ」と、物事にも色々な見方があることを感じます。これまでは公認会計士の予備校の友達と話すことが多く、どうしても会計視点の話になっていたので新鮮でした。

例えばインターンの1人とランチに行った時に東芝の粉飾決算の話題になったのですが、私は会計観点で「粉飾決算したのね」ってくらいにしか捉えていなかったのが、法学部在籍の彼は「訴訟起こされて結構な賠償金を払わされましたよね」って法律観点で話していて「あ、視点が違うな」って面白いと感じました。

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<インターンメンバーでのランチの様子。ちなみに棚村さんの隣に座っているのが例の法律観点の持ち主>

竹内:私は事業の話ですが、これからの企業経営においてMF KESSAIは大きな存在になると思っています。

実際に仕事で顧客企業を見ていても、例えば新興のSaaSベンチャーが決済を丸ごとアウトソースすることによって売掛リスクを気にせず、請求書枚数の増加に応じた経理の人員確保に焦る必要もなく、のびのびと事業を進められています。

私自身も業務に携わる中でそういう成長企業を支えられている実感を持ちますし、これからの会社、成長企業にとってインフラになっていく会社だと強く思いますね。

あと私も人の面ではバックグラウンドの多様性を感じました。先日懇親会で色々な方とお話をさせてもらったのですが、色々な領域出身の方がいて、かつ1つ1つの話が深くて面白く、とても勉強になりました。

― なんという力強いコメント。満点回答なのでは...笑。

リーダーが考える、インターンへの期待値。

― では最後に、採用を含めチームをリードする立場の長谷川さんにも話を伺いたいです。

これまでの話を聞いていても、みなさん裁量をもって、かつやりがいを感じながら業務にあたっているように感じます。長谷川さんはどのようなスタンスでインターンメンバーと向き合っていらっしゃいますか?

長谷川:私は「雇用形態なんて関係なく、出来る能力のある人がやれば良い」と考えています。なので出来る能力のある人には相応の業務責任を持ってもらっていますし、その分の裁量も渡しているんです。

― 実際、インターンのみなさんと一緒に働いてみてどうですか?

長谷川:この一言で全てが語れると思うのですが「正直、私要らないんじゃないか」って思ってます(笑)。それくらい頼りになるメンバーです。

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― 頼もしいですね。そんな雰囲気は見ていても感じます。では最後に、これからインターン応募を検討してくれる方にメッセージをお願いします。

長谷川:急ですね、わかりました(笑)。繰り返しになりますが、私は雇用形態に関係なく任せられる人にはどんどん新しい業務を任せたいと思ってます。

なので「既存の業務を効率化するにはどうしたらよいか?」だったり「この業務はこうしたほうが良いんじゃないか?」というような意見を出したり実行しながら、ガンガンと新しいことに取り組んでいける人と働きたいと思っています。

卒業してインターンを退職するまでの間で「この業務は私がやりました!」と胸を張って言えるような実績を残してもらいたいですし、そういう機会を用意します。

もし金融に興味があり、上辺だけじゃなく事業にがっつりと関わりたいと思う方、非常に深い業務なので、是非一緒に!

― ありがとうございます。棚村さん、竹内さんもありがとうございました!

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インタビュー・執筆
井上 玲 Rei Inoue

MF KESSAI人事。昔、丸の内の会社でインターンをしていたことがある。その会社は、もう無い。