見出し画像

創業初期メンバーのエンジニアが、 「会社も仕事も凄く気に入っている」 と言うので、詳しく聞いてみた。

MF KESSAIの様々なメンバーにインタビューをするこの企画。今回は、MF KESSAI立ち上げ初期にジョインし、今もなお活躍しているエンジニアの大菅さんにお話を伺いました。

Profile
大菅駿哉 Shunya Osuga
経済学部出身の文系ながら、プログラムを書いて経済分析等をするうちにプログラミングにハマる。その結果、他の人より少し長めの大学生時代を送っていたが、いよいよ両親が本気で心配をし始めたタイミングで縁あってシステム開発の会社に就職。開発者として幅広く開発に従事する。
2017年7月、当時創業間もないMF KESSAI株式会社にジョインし、バックエンドの開発を中心に担当している。
動物好き。今はタスマニアデビルにハマっており、現在日本で唯一展示がされている多摩動物園に足を運んでいる。

自己紹介がてら、現在のお仕事について

― 先日、入社3年を迎えたということで。

大菅:そうなんですよ、実はね。

― 大菅さんは創業4か月目のジョインということで、今回は当社の創業の歴史とだいたいイコールなこの3年を振り返って頂いたりもしながら、色々お話を伺いたいなと思っております。

大菅:OKです。

― と言いつつも、まずは自己紹介がてら、担当業務について伺えますか?

大菅:はい。入社してからは主にバックエンド開発を担当しています。あとは採用担当として面接をしたり技術課題を作ったりもしていますね。

開発業務に関しては、直近までは、先日プレスリリースも出した三菱UFJファクター様向けのホワイトレーベル版開発をメインで担当していました。

またこの件も含めて、「今後MF KESSAIというサービスを幅広く提供していくためには、ベースのプロダクトをリニューアルしておきたいよね」という話もあったので、そちらのプロジェクトも並行して携わっていました。

― リニューアルというのは具体的にどんなものだったんですか?

バージョン1と呼んでいるものがリリースされたのが創業期の約3年前なので、その時に決めたアーキテクチャなんかは今では厳しい部分があったんですよね。今現在モダンと言われているような技術構成ではなかった。

そこで今回のリニューアルにあたっては、もっとリッチなUIを作るのに適したNuxt.jsのような技術も組み入れていったり、何でもフロントエンドでやるのではなくBFFを作ってユーザーに見せる部分の責務を担わせたり、そういった改善に取り組みました。

本当はここらへんの技術的な話は別途Tech Blogで書きたいと思っていて、そのまま月日が経っています。。

― ブログお待ちしてます!

※2020.9.1追記:書いてくれました!

社内の様々な職種を巻き込んで、多くの人が助かるサービスを作っていくのは、とてもチャレンジングでモチベーションになる

ー 大菅さんの役割としては一貫してバックエンドが中心とのことですが、この3年でご自身で変わったと感じる部分ってありますか?っていうか3年前の自分覚えてます?

大菅:全然覚えてない笑。でもだいぶ傲慢にはなったかなぁ、最初は謙虚でしたよ笑

ー なるほど笑。

大菅:あ、でも一番自分が変わったというか成長したと思うところは、エンジニア以外のメンバーを巻き込んで仕事をしていく経験をしてきたことかなぁ。

ー 詳しくお願いします!

大菅:具体的なプロジェクトを例に出すと、年末から年明けに開発していたもので「債権譲渡なしの請求業務代行」にも対応するための開発をしていくプロジェクトがあったんですよ。これが特に色々な立場のメンバーが絡むプロジェクトでした。

※債権譲渡なしの請求業務代行に関する詳細はこちら↓

当然、ユーザーのニーズを吸い上げをしてくれるセールスメンバーともコミュニケーションは取りますし、デザイナーやプロダクトオーナーとは同じモノづくりチームとして連携もしています。

ただ今回の開発は特に社内の運用プロセスにも大きな影響を与えるものだったので、開発段階から実際に利用顧客との窓口になるカスタマーサポートや経理のメンバーともコミュニケーションを頻繁に取っていきました。

自社サービスなので、リリースして終わりではなくてリリースしてからも運用に関わり続けますし、それがちゃんと回っていくということが大事です。でもこれって強く意識して開発をしないと平気で全然運用が回らないものが出来上がってしまうんですよね。

なので関係者としっかりコミュニケーションを取りながら、「これでやっていけそうか」みたいな話を都度しっかりして、自分自身が請求業務における月次のサイクルのイメージをちゃんと持った状態で開発を進めていったんです。

ー 当社のサービス開発は、一般的なwebサービスと比べても社内のステークホルダーが多いですよね、経理とか。

大菅:そうなんですよね。前職でもエンジニアとして働いていましたが、さすがに前職では得られなかった経験ですね。

お金の流れにこれだけ直接関わるサービスもなかなか無いですし、それ故にこれだけ広範囲のステークホルダーを巻き込んでサービスづくりをしていくことになります。

そしてステークホルダーからの意見をふまえて「じゃあどう作っていく?」って考えるのは、とてもチャレンジングですね。なかなかない、刺激的な環境です。

ー そこらへんが、大菅さんが今も当社で働いているポイントなんですかね?

大菅:たぶん、そうなんですかねぇ。

やりがい、みたいな話をすると、今話したような仕事の進め方もそうだし、あとはサービス自体も気に入っているかな。

僕たちは企業間取引、請求業務に対して課題解決をしていくサービスを提供しているわけなんですが、請求業務って業界、業種、会社によって千差万別なんですよね。

これだけ多様にそれぞれの業務サイクルが回っているものを、ただ1つのサービスで解決できるようにサービス設計していくことは、エンジニアとしてとてもチャレンジングに感じています。

さらに僕達のプロダクトは個別企業向けのカスタマイズをしているわけでもないので、汎用的な機能でかつ多くの人を助けることのできるサービスを創り上げていく、ということが僕の一番のモチベーションですね。

ここらへんは入社当時から変わっていないところかなと思います。

創業当時から変わらない「チームとしてのアウトプットにフォーカスする」文化は、会社の気に入っているところ

ー ここまでは大菅さんの業務観点でしたが、会社組織についても感じているところも伺いたいです。

大菅:創業期の小さな部屋の時期に入社したのですが、最初は男子校、部室みたいな感じで、僕はそういう雰囲気が好きでしたね。

歓迎会で会社でみんなでご飯食べたり、流れでゲームしたり。まぁそういうのは今も変わってないんですが。

ただ、今は性別や年齢、バックグラウンドなどメンバーの多様性も増しましたし、創業当時のハチャメチャな部分は改善されたかな。部屋の汚さとか笑。そういう意味で物理的な環境面は変わって(良くなって)きたとは思います。

メンバーが増えていくタイミングでは「さすがに綺麗にしないと」ってことでみんな頑張って部屋を片付けたりして、そうやって何だかんだんで「みんながちゃんとパフォーマンスを出せる環境を作っていかなきゃ」ってところは意識が強くて妥協もしないし、そういうところも好きですね。

ー みんな個性は凄く強いと思うのですが、我が強いわけではないんですよね。そういう環境面の部分もそうですけど、みんながみんなの方向を向いているというか、チームとしての成果、チームとしての生産性みたいなところを意識しているのは、当社の特徴かもしれませんね。

大菅:そうですね。少なくとも、自分の仕事だけを優先して何かを進めることはなくて、常に「チームとしてのアウトプットが上がるように」って考え方で、そのためにやり方を変えたり改善したりしていますね。そこらへんは良いところだと思ってます。

助け合って全体として誰かが止まらないような動きをしていくって考え方は、人数が少なかった創業当時の意識がそのまま根付いてますね。

採用の際も「チームのアウトプットにフォーカスしてくれる人」というところを求め続けているからこそ、今も保たれている思想なんだとは思います。

ー インタビューの前に話していた時も、当社の雰囲気が好きって話が出てきましたが、これまでの話以外にはどういうポイントがありますか?

大菅:人に聞かれた時も同じ感じで話すのですが、うちのメンバーって何か与えられたものをそのまましょうがなく利用するということは無くて、自分たちで自分たちのやり易いやり方を模索することが当たり前の文化になっているんですよね。そういう妥協しない部分はあるかなと思います。
元々小さい組織で何もないところからそうやってきたし、それが今に続いていますね。

また、各々が役割を線引きしすぎないで、みんなが広い視野で課題に当たるってスタンス、考え方はずっと大切にしていますよね。

ー こういう雰囲気というか文化というところは、やはり創業メンバーによるところが大きいですよね。

大菅:そうだと思います。

ー では最後に、その創業メンバーについても伺いたいです。冨山さんとか。

大菅:じゃあ冨山さんから。僕、冨山さんのあの人柄というかスタンスが好きなんですよね。良い意味で超情熱派ってタイプではない。冷静というか、超現実的なものの見方をするじゃないですか。そういう部分は、合理的な考え方や本質的なものを重視する当社の雰囲気にもつながっているなと。

あとは、普段から良く絡んでくれるし、エンジニアとは仕事で関わることが少ない分、急にゲーム誘ってきたりもするし、面白い人です。

あと、ちょっとひねくれている所もあって、自分もひねくれているので凄く親しみを持ってます。「こっちサイドの人間だな」と。

ー なるほど。あとは職種的にも関係性が近そうな、CTOの篠原さんはどうでしょう?

大菅:気が付いたらタメ口になってたくらい何故かすごく話しやすくて、仕事や技術の話を自然にできる雰囲気を持っているんですよね。お互い手に入れた技術とかの情報を共有し合っているし、そういうテックな部分で信頼し合っているのかもしれないですね。仲良くしてもらってます。

― 確かにタメ口ですね笑。

大菅:改めて言うんですが、この会社のことをすごく気に入っているんですけど、詰まるところこういう人の面なのかもしれないですね。

エンジニアで言えば、篠原さんに限らず、ずっと腕を磨き続けるスタンスだったり、チームの開発効率にフォーカスする価値観が根付いていますし、こういうところは他には無いとは言わないけど当社の個性として感じているところです。

そのためにペアプロやモブプロを試したり、スクラム開発の中でもやり方を常に変えてより良くしていくことをやり続けているし、妥協がない。そういうスタンスはこれからも保ち続けていきたいですね。

― ですね!それでは、本日はこれくらいにさせていただきます。ありがとうございました!

タスマニアデビルの保護について考えるgarsue

<絶滅危惧種、タスマニアデビルの保護について考える大菅さんの図>

---

【PR】大菅さんも出演している、MF KESSAIのエンジニアが技術的なテーマを中心に緩く雑談する『MF KESSAI tech_chat(テクチャ)』もよろしくお願いします!

インタビュー・執筆
井上 玲 Rei Inoue

MF KESSAI人事。「タスマニアデビルと言えばビーストウォーズIIだよなぁ」と思ってしまったアラサー世代。ちなみに多摩動物園の正面にある「京王レールランド」へは子どもを連れて行ったことがある。実物大の運転席で操作できたり、衣装を着て写真が取れたりと、電車好きのちびっこにはおススメスポットである。