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マネーフォワード・データ&AI

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マネーフォワード所属データアナリスト・データサイエンティスト・データエンジニア・機械学習エンジニア・アナリティクスエンジニア・研究者の共同マガジンです。データ分析・活用事例やデー…
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#ChatGPT

マネーフォワードのデータ&AI組織の記事を紹介します!

マネーフォワード・データ&AI マガジンは、マネーフォワード所属データアナリスト・データサイエンティスト・データエンジニア・機械学習エンジニア・アナリティクスエンジニア・研究者の共同マガジンです。データ分析・活用事例やデータ組織の取り組みについて発信しています。 マネーフォワードには複数のデータ&AI組織があるため、組織ごとに分けてこれまで発信してきた記事をご紹介します! データ戦略室データ戦略部 データ戦略室分析推進部 データ戦略室データエンジニアリング部 CTO

【データ抽出業務ゼロへ】ChatGPTでクエリを自動生成させた話

こんにちは、マネーフォワードの金築です。 今回は、私が行ってきたChatGPTを利用して、データ抽出の問い合わせに応じて自動的にクエリを生成するようにした話をします。 自然言語でのデータ抽出が可能に今回行ったことは、チャット上で自然言語で問い合わせた内容に対して、クエリとそのクエリの実行結果を添付して返す機能を実装しました。 この結果、クエリの知識のない方もデータ抽出ができるようになり、全体としてもクエリを作成するコストが軽減しました。 例えば、チャット上で「証券口座を

続・ChatGPTの衝撃――絶望的に速い世界の中で、笑って前に進む戦略。

5カ月前に「ChatGPTの衝撃」というタイトルのnote記事を出しました。たくさんの方に読んでいただけたようでうれしいです。ありがとうございます。 当時は、ChatGPTが登場したばかりで、どんなものなのか、何ができて、何ができないのか、よくわからなくて、世の中がざわついていた頃。僕も興奮と焦燥が入り混じる感情の中で記事を書いたのを覚えています。 その後、さらに世界は凄まじいスピードで動き続けています。 Generative AI(生成AI)の覇権をとるためのLLM(

ChatGPTで実現するデータ分析の世界:バイバイSQL(LangChain SQL Database Agent)

データアナリストやデータマネジメントなどの職業が、ChatGPTをはじめとするLLMの出現によってなくなると言われています。私もデータに深くかかわる仕事をしているので、少し気になりますね。 自分のポジショントーク的にはいやいや~無理でしょて気持ちにはなるのですが、少し調べてみました。 今回は、ChatGPTを活用してテーブル作成やデータ抽出をやってみます。やってみたら、SQLがいらなくなる可能性がありえるかもと思いました。 LangChain SQL Database

MRKL(Multi-Round Knowledge Loop)システムの実現方法理解し、ChatGPTを自社のためにカスタマイズする方法とは(第一回:理論編)

驚きとともにLangChainのプロジェクトを見つけ、チュートリアルでコードを打ち込んでみて大変驚いたのがMRKL(Multi-Round Knowledge Loop)システムの仕組みでした。こんな問いにChatGPTが答えることができます。 現在の日本の首相の年齢から現在のフランスの首相の年齢を引いたらいくつですか? (答えは章末にあります) ChatGPTがビジネスで使いづらい点は、データが最新ではないところで、刻々と日々変化するデータには対応できないことでした

ChatGPTのfine-tuningをpythonでやってみた

はじめに今話題のchatGPTをビジネスで使用するために、何をするべきか考えています。その中で、ある程度答えが決まっている業務で使えそうなfine-tuningのやりかたとその効果について考察しました。 chatGPT pluginsがリリースされたことで、fine-tuning自体を選択肢とすべきかは検討したほうがいいと思います。 fine-tuning(ファインチューニング)とは、機械学習モデルを特定のタスクやデータセットに対してより適切に動作させるために、既存の学習済

ChatGPTの衝撃 ーー新しいテクノロジーがもたらすもの。

またすごいものが世の中に出てきました……。 「ChatGPT」、皆さんはもう試されたでしょうか? ChatGPTとは、サム・アルトマン、イーロン・マスクを中心とした投資家たちが設立した研究機関「OpenAI」が開発した対話型AIチャットボットです。テキストで質問を打ち込むだけで瞬時に、機械学習による非常に精度の高い回答が、しかも会話として違和感のないごく自然な言語で返ってくることで、IT業界を中心に話題になっています。 2023年1月23日マイクロソフトは今後数年かけて