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【自信でプレーはよみがえる】

パフォーマンス向上を考える上でのアプローチには、大きく2つあります。
 
①課題の改善
②長所を伸ばす
 
ある一定のレベル以上に到達した選手には、課題の改善で効果を発揮しますが、まだそこへも到達していない発展途上の子どもたちにおいて、課題がたくさんあって当然の子どもたちにおいて、課題の改善に偏りすぎる指導は、好きで始めたサッカーから遠ざけてしまう要因となってしまいます。
 
まだまだ経験年数も少ない子どもたち。
できないことが多くて当然です。
指導者が、指導者になる前に現役選手としてプレーしてきた年数とは比べものにならないくらい少ないサッカー経験年数の子どもたちを、自分と比較して見ていませんか?
大人と同じように求めていませんか?
 
10年かけて積み上げていくべきことを、2〜3年で一気に詰め込み式に積み上げ、その急激な盛り上がりが選手としてのピークを一気に早めてしまう。
また、子ども自身が臨んでいない熱量を必要以上に求めることによって、子ども自身が疲れてしまい、燃え尽きてしまい、サッカーから離れてしまう。
 
やるのは大人ではなく、子どもです。
子ども自身がやる気になっている時が、「今」。
ただし、その「今」に、どう向き合うかが重要だと考えます。
冒頭でも述べたように、課題の改善に取り組むのか、それとも、長所を伸ばすことに取り組むのか。
 
勝ちたい指導者は、課題の改善に目が行きがちで、子どもたちに無理を強います。
 
一方、まだまだ伸び代を残し、余白を持たせ、自ら伸びる力を育てようとする指導者は、課題の改善を見つつも、長所を伸ばすことを考えます。
 
なぜならそれが、できるを増やし、自信に繋がることを知っているからです。
自信がつけば、もっともっと伸びることを知っているからです。
落ち気味のパフォーマンスであったとしても、本来の姿によみがえらせることができることを知ってるからです。
 
楽しいが、もっと楽しく。
好きが、もっと好きへ。

アプローチ一つで、未来が変わります。




代表 森 一哉
 

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