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明治安田生命J3リーグ第23節いわきFCvsAC長野パルセイロ 〜熱量×熱量=見てて面白い試合?

おはようございます。

こんにちは。

こんばんは。

今回は明治安田生命J3リーグ第23節いわきFCvsAC長野パルセイロ のマッチレビューをお届けいたします。

結論から先に言います。

今季No.1のゲームでした。

では筆者は何故そう思ったのか、
いわきFCとの対戦が2回目を迎え、どのチームも明確なゲームプランと対策を目にみえるような形で用意する様になった。

今節長野パルセイロが披露したサッカーは見ていて非常にインパクトに残りました。

対策をされるということはそれだけ注目を浴びる存在になったんだなと後半戦を戦う中で思う次第です。

いわきFCのマッチレビューには相応しくないかもしれませんが、長野パルセイロへのリスペクトを込めて多めに取り上げたいと思います。

① メンバーと構成


https://www.jleague.jp/sp/match/j3/2022/090318/live/ より引用

いわきFCはベンチメンバーも含めて固定が続く。

交代策も含めて筆者好みなのは江川選手が入り、嵯峨選手が一列前に出る形。
リードしている展開ではさらに効果的。
嵯峨選手の攻撃参加というゴールへ向かう部分の厚みは減るが、ロングスローや相手のパワープレー対策の面でプラスをもたらす。


②長野パルセイロの準備

前半10分までに2〜3の決定機を作られたことはいわきFCの脳裏に焼き付いているだろう。

今までもいわきFCに対応するためにボールを保持する形を貫き通したり、逆にいわきFCにボールを持たせて引き込むような展開もある中で長野はどのチームよりも

「異質」

であった。

ものすごく簡単に言うと、

ボールを保持しながらも、いわきFCにもボールを保持させる。

といえばいいのだろうか。

いわきFCに対する対策としてキーワードとなるのは

  1. ボールを保持して引き込む。

  2. いわきFCのプレスを誘う。

  3. 前線に速くボールを届けカウンターを打つ。

この3つだろう。

まずは1のボール保持の形から2番のいわきFCを引き込むまでを解説したい。

ディフェンスラインは4枚がペナルティーエリアの幅にとどまり、いわきFCのFW2枚とサイドハーフ2枚を引き込む。

長野のボランチ横のスペースはプレスの待避場所となる。

15番の宮坂選手はアンカーの形でいわきの2ボランチに捕まえさせない位置どりは絶妙だった。
中盤の7番水谷選手がサイドに流れてフリーでボールを受けるなど、プラス回避の策は準備万端といったところ。


そして仕上げは3番。
相手は明らかに自陣からのロングカウンターを狙っていた。
相手GKからのパントキックやビルドアップ組からのロングボールは左サイドに張り出した山本選手を起点にしたカウンターは決定機に結びついた。
前半5分のシーン(右サイドからのロングボール2本で決定機を作ったシーン)や、26分のシーンでのセーブはいわきFCの坂田選手を褒め称えたい。

今までのいわきFCであればビハインドの状態で折り返すことが多かっただけに、前半を失点0で抑えたことは好材料だった。前半は得点は動かなかったものの、完全に長野パルセイロのペースとリズムだったと言えるだろう。

https://youtu.be/BG0_15lIGe0

③押し込みたいいわきFC

いわきFCは後半スタートに鈴木選手に代わって山口選手を投入。
明確に押し込みにかかってきた。

62分の決定機はお決まりのパターン。
フットサルでのピボ当てからの落としシュートのような形は少ない人数で崩せるシンプルイズベストな形であると思う。

https://youtu.be/M9MFtDlVAew

有田選手は改めてフィジカルレベルの向上が見られる。大学時代にはあまり得意でなかったコンタクトプレーの幅が広がったことでいわきFCの崩しのバリエーションに繋がる。

後半は長野側に決定機を作らせずにウノゼロ勝利。

82分の谷村選手のゴールは素晴らしいものだったが、ルーレット後の長野の守備者を見ていると棒立ちになっている人も多かった。

自分達は体力を削られて消耗している中、90分変わらずに速いスピードでゴールは迫られては体感的にも速く感じると思う。ある種の錯覚ではないか。

いわきFCと対戦するチームはそう思っているのではないかと考える。


④最後に小言


例の件には正直触れようか迷いました。
事実として、いわきFCのホームゲームの審判団の質は決して高いとは言えないでしょう。
今節も判定に100%納得はできていません。

しかし、いくらピッチの中とはいえ、審判団が及ぼす影響はあくまで

外的要因

でしかありません。

レフェリングに全く不満を持たないなんてことはフットボールをしている人間からするとありえません。

だからこそ「矢印は常に自分に向ける」

なんとなく使いがちなフレーズではありますが、
本当の意味を今回味わった気がします。


もう終わったことはこれ以上蒸し返すことはやめましょう。選手、スタッフはもう次に向かっています。

謎にホームより勝率の高いアウェー2連戦。
鹿児島、松本山雅が勝ち点を落とすことはほぼないでしょう。

自分達から掴み取るフットボールを楽しみにしています。

今回のマッチレビューは以上になります。

最後までご覧いただきありがとうございました。



追伸

総理大臣杯では国士舘大が優勝を飾りました🏆
おめでとうございます🎉

飯田、飯島、大石、東條の4選手を引き抜いてください。スカウトの方よろしくお願いします笑


ではまた!

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